Mr.PROTOCOL

高円寺8/17にOPENのBar

休日の歌

2015-05-28 | 毎日ブログ
私は家で過ごす休みが大嫌いです。

この話はけっこうお客様に話している事なのでご存知の方も多いかと思いますが、大嫌いなのです。

週に休みが二日あれば一日はゆっくり家でゴロゴロと過ごすという選択肢も生まれるのかもしれませんが、休みが週に一日の私にはそんな余裕はありません。
ひたすら誰かと会う(飲む)予定を差し込んだりお客様と会う(飲む)予定を作ったりご無沙汰してしまっているお付き合いがあるお店に行く(飲む)ツアーを企てたり…

よくお客様に
「マスターの趣味はなんですか?」
と聞かれますが、きっと正解は「休日の暴飲暴食」だと思います。
休みの日にパンパンに遊ばないとあとの六日間頑張れないタイプなのです、私は。休み明けの月曜が調子悪いくらいが丁度いいのです。

なので休日の方が早起きだったりします。
例え予定がなかったとしても起きた時に「あ、あそこ行こう」と思った時に行ける時間に起きてたい。こうやって普通の方の生活から半分程ズレてる生活を送っている私は少し体に負担があろうとも一般的な人が生活している時間に無理矢理自分の時間を合わす事によって一般的な幸せを感じれるのです。

飲食業は尊い職業だと信じてるしもちろん誇りだってありますが、世間的な評価としてやはり価値が下に見られる事もあります。もちろんそれも存じてるしその理由だって納得いくものもあるのですが、きっとそういった見解を持っている方に対しての一種の反発心みたいなものも自分の中にあるんでしょうね。「我々だって普通の時間に普通の生活できるんだ」みたいな。

というわけで明日の休みはどこ行って何しようかなと考える楽しみが土曜はあるので個人的に好きな曜日です。休み前にそういう風に考えるのは皆様と同じなんですよ。

明日はどこに行って誰と会って何を考えようかな、店主でした。


Annivirsary

2015-05-26 | 毎日ブログ
昨日の営業中に店の電話が鳴りました。


「何度かお邪魔している者なんですけど友人の誕生日を祝いたくケーキを持ち込んでもいいですか?」


もちろん即答でOKを出してそのお二人はいらっしゃった。

私が結構大事にしている事に「誕生日」があります。

誕生日って本当におめでたい日なんです。
どうやったってその生誕記念者を全力で祝いたいのです。どうやったってその主賓を主役にしてあげたいのです。

此処Mr.PROTOCOLはそういった祝いの場に選んでもらう事が多いのです。

それは他のお客様がそういったアニバーサリーを迎えてる瞬間にたまたま居合わせて「この店だったらこういった感じで祝ってもらえるのか」とその感じを覚えて来てくれている事もあるし、そんなのは知らないけどそういった記念日にうちを選んでくれている事もあるし。


どちらにしてもしっかり嬉しいのです。


「この店だったらそういった大事なひとときを任せてもいいかな」
と思ってもらえてるのかなと勝手に思ってます。

加えて重ねて昨日はカップルのお客様の親族の方のご来店もありました。
これも結構多いのです。

それもやはり一定の安心感と満足感を見越してのご来店かと私は勝手に思ってます。

お客様の中での「大事なひととき」を迎え入れる私としてはしっかり緊張もしますが、それと同時に「快感」もあります。一種の期待感を持って来てくれた方をどうやってこれからもてなすか。どうやって感動させるか。
これが上手い事いくと非常に「快感」であります。

おもてなし、ホスピタリティーとはこういった酒場では求められるし求めてほしいものではありますが、やはりの「しっかりしとした満足感」てのは人の心を掴むものであると信じています。

飲食店が数多あるこの高円寺において特別な日をこの店で過ごす、過ごそうと考えてくれている皆様がいる事はその一回一回しっかり感謝もあるし「チャンス」とも考えています。

食べログやなんやらの数字や星をアテにしてまだ知らぬお店に対して求めすぎて返ってこない可能性をも考えながら予約するよか、わかりやすい知っている人がやっているこういったああいう店とかでそういったアニバーサリーを迎えてみようかという感じになっているお客様はやはりとても愛おしい。バンバン受けます。

というわけで皆様の大事な「記念日」に関してはできるだけすり寄っていきたいと思っています、店主でした。

すべりだい

2015-05-21 | 毎日ブログ
酒場には出逢いと別れは付きものであります。

「只の刹那」なひとときの積み重ねでありましてその数が多い方がよりそういった出逢いと別れの回数が必然と増えるものです。

最近しばらく顔を見てなかったお客様の久々の来店が続きました。こういった事に対して原因理由を探るのはとても難しく、「たまたま」という結果でもあるのでしょうが何かもっと深い意味がそこにはあるように思えます。とにかく私は嬉しかった。

接客業をしている私がこういった事を発するのは本当に失礼だしそのお客様のおかげで私は生活できているのですが、誤解を招く事を承知してあえて言わせてもらえればお客様は「勝手」です。というか「勝手」になるのは当然だしそこに理解もあります。
お店に行かなきゃいけないなんて理由は一つもないのです。だから好きな時に行けばいいし行きたくなくなったら行かなければいい。そこには義理も必要性も基本的には存在しないからです。

「最近来れてなくてすいません」
久々のお客様からはよくこんな言葉をいただきます。
ただ、別にいいのです。私ははっきり言ってしばらくぶりである事に対しては何も思わないしもちろんその方へ「もっと来てよ」という感情もありません。あるのはまた来てくれたという事実に対しての「感謝」のみです。
何かうちのお店に行きたい、行かなきゃいけないという必要性のない「意義」がその方に発生したという事実が嬉しいのです。

逆ももちろんあります。
週に2,3回は来ていただいていた方が急に顔を見なくなる事もあります。
その理由がわかる場合はまだいいのですが思い当たる節がない場合はいったん考えます。そういう状況を招いてしまったのは自分なのか、とか何かその方の都合なのかと。
ただそれもその方の「勝手」ではありますのでしっかり考えた後にそれからはあまり考えないようにします。もちろんその方を恨むことなんてありません。


「酒場なんてまた逢える人ともう逢えない人との繰り返し」

昔偶然見ていたテレビでとある飲み屋のマスターが言っていた言葉です。
非常にシンプルですが、とても意味のある深い言葉だと思います。私はこの言葉を聞いてから少し考え方が変わりました。

やっぱり「出逢い」は嬉しいものですが「別れ」にはしっかり痛みを感じます。私は只の人間なので。
ただそのとある飲み屋のマスターの言葉を思い出すと楽になれるのです、只の人間だから。

私は「人」が大好きです。だからこういったたくさんの「人」と出逢える仕事をしているんだと思います。
ただその分別れもたくさん経験していますが、そこに対しては数が多いから麻痺や慣れなんてものはなく一回一回しっかり考えるし痛みを伴います。
ただそれをならしてくれるのは必要性はないのに逢いにきてくださる皆様なのです。

高円寺の南の端っこにあるとあるBARの少し重たいドアを開けてくれた人全員を愛します。
こんな気持ちで今日もお店に立ちたいと思います、店主でした。

Show Me Love (Not A Dream)

2015-05-18 | 毎日ブログ
毎週土曜の午後に実は公園でボクシングをしています。

メンバーは高円寺で飲食店を営んでいる方やそのお店のお客様で構成されていて、発足当初は3人だった部員もボチボチ増えて今では10人近く集まる事も。

部員の中には経験者もいますがほとんどの方は初心者。
ただ練習メニューは以外としっかりしていて

・準備体操
・スクワット
・腹筋
・ミット打ち
・サンドバッグ打ち(なぜか物があります)
・腹パン(その辺にいる女性に声掛けてお腹を殴ってもらう)
・整理体操

…とこんな感じ。
素人だからと侮るなかれ、しっかり汗かくしゼェハァいいます。
もはやなんでこの活動を始めたのかその辺のきっかけは忘れましたが現状とても楽しく適度にゆるく活動できているのでいい感じ。
週に一回の運動なのでそれで何か体質的の変化はさほど見込めませんが運動効果よりも「何かを週に一回決まった時間、場所でやる」という事で海軍のカレーじゃないですが曜日感覚や生活リズムの張りや目安ができて、その部分で効果があります私的に。

そして毎回運動した後にするのが公園のゴミ拾い。

普段意識して公共の場のゴミを拾うなんて事はほとんどの人はないと思いますが、いまやこの行為はごくごく自然と行われなんだかいい気分になったりもするのです。そしてわかりやすく公園内のゴミが減ってきてたりするとけっこう嬉しかったりするもんで。やらない善よりする偽善は時にはこんなささやかな幸せをももたらすのですね。

我々の目標はいつか近隣に住んでいるとされる世界チャンピオンに練習を見てもらうというなんとも壮大な、でももしかしたら現実化するかもしれないものですが、私の個人的な目標としては「いつも頑張ってますね これもし良かったらどうぞ」的な差し入れを近隣の方からいただく、です。初めてアピールしたのでもしかしたら…ありますね。

というわけでみんなで楽しくやってますのでご興味がある方はぜひお声掛けください。中年のオッサン共が公園でけっこう一生懸命運動している異色な絵は見ているだけでもきっと面白いですよ…

それでは。店主でした。

夜明けのBEAT

2015-05-12 | 毎日ブログ
「どうやったらモテますか?」


お客様からわりと聞かれる質問です。
心の中では「そんなのこっちが聞きたいわ!映画のモテキでも観てなさい!」と思うのですが、どうやらこういう仕事をしているとそんな風に見られがちなんです。

ただわかる気もします。
自分がキャバクラやガールズバーに行ったらカウンターの向こうにいる女性に瞬間的に恋をしてこの後どうにかなったらいいなと可能性をゼロにしない事を心掛けてその時間を過ごすし、カウンターの向こうにいる女性のいい所を無意識のうちに無理矢理探してポイントアップさせて無理矢理自分をその女性に"惚れさせる"。きっと世の男性はそんな経験を多くしているはず。
結果そのカウンターの向こうにいる女性は輝いて見え、余りある男性経験を持ち引く手数多な人間なんだろうと思ってしまうのです。
女性と男性の違いはもちろんありますが、逆でもそういう錯覚ってあるんでしょう。
もちろんこういう仕事をしている方で本当にモテてしょうがない人もいるでしょうが実際の多くはそんな事ありません(…と信じたい)。
でもこういう仕事をしている以上、異性に問わず人に「モテる」という事はとても大事な事だと思うので意識はします。
もっと言えば、きっと私の行動原理の中には突き詰めていくと全て「モテたい」というものが根っこにある気がします。
何をするにしても「こうやったらもっとモテるかな」とかそんな感じです。

例えば女性とのデートで支払をスマートに済ますとか、道を歩く時には端よりも真ん中歩いた方が堂々と見えるから真ん中を歩くとか、タバコを吸う時はなるべくスマートに吸おうとか、時には性欲強そうなキャラを演じてみるとかそんな些細な事ですが。
ただこういう仕事をしている以上、人に「見られる」事が多いので「魅せる」という部分においての意識は常に持とうとはしています。

前に近所にあるお付き合いがあるBARのマスターと話した時に
「長くやってればお客様が一人もいない時間なんて当然あるけどその時に僕は"俺って今モテてないな"と思うようにするんです そうすればしっかりヘコむしもっと"モテたい"と思う事が集客につながる」
と話していました。全く同感であります。

というわけでプライベートはともかく(涙)、営業中はこの人モテそうだなと思わせたいものです、せめて。。
と強く念じながら血眼になって本日もお待ちしております、店主でした。