私がやるの？

夕飯の時間は18時半です。
浴衣と丹前を着て
食事スペースへ移動～。

先に 一組のご夫婦が
もう着席していて
ホテルの奥様が挨拶をしてました。

部屋は静かで暖かい雰囲気。
チロチロ燃えてます。


テーブルに お品書きがあり
なんだか緊張しちゃうですます（笑）


別のご夫婦は奥様とワインの話をしてる。
料理に合うワインがどうのこうの・・・
でたぁ～～　
大将が　ココへ来る前に言ってたんだよね～
ぜって～、ワインを勧められるぞってね。

俺、ビールでいいわ
大将はそう言ったけど　やっぱり雰囲気もあるし
頼んだよ、ワイン。。

他のご夫婦に奥様が
「テイスティングはどちらがなされますか？」と・・

え～～、ワインのテイスティング　
私らもやらなきゃいけないのでせうか　

ねぇねぇ　テイスティングだってよ、
そんなの分からないよ、私・・
明らかに私たちのキャラじゃない、この雰囲気～。
大将とヒソヒソ言ってたら　奥様がワインを持って
にこやかにやって来た　

テイスティングは　どちらがなさいますか？

いや～～、やっぱり～～。
私は　チラッと大将を見た。
（当然、大将だよね。うまいコメント言ってやって！）
そしたら大将が
あ、こちらで・・
ってニヤニヤしながら私を指名　

あ、こちらで・・っていうセリフが
エコーがかかって何度も聞こえてくるくらい
衝撃な一言だったわ　

え～～っ　
養命酒でも効いちゃうくらい
呑めない私にっ
味なんか分かるわけがないよ。

「いかがですか？」奥様は聞くけど
　お、おおお美味しいです・・
と答えるのが精一杯。

「空気を含ませて飲んで欲しいんですよね・・
美味しくなりますから ^^」
って奥様に言われたので
ワインをグラスの中で回してみた。

石原裕次郎か
って　奥様がテーブルから離れた時に
そう言って笑ってる、大将
なんて奴だ　
ブラインド越しに　外の景色を
一晩中覗いてろってんだ～～
コノヤロ～～。

そんな感じで食事がスタート