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人間賛歌・もっちゃん4649

頭のネジが

昼寝を終えた頃、私の部屋に来て、「あら、皆はどこにいったの?」と聞きます。
そこから夜の10時過ぎまで奇妙な会話が続きました~

「誰も来てないわよ~」といっても
「どうしてね~!門司の妹や姪が来ていたじゃないの!」と怒りだすのです。
「誰も来てないし、お母さんと私の二人だけだよ~
夢を見たんじゃないの~?」

2,3日前から3人ほど門司の叔母夫婦と従姉妹が来ていたと言い張るのです。
昨日は姪が美容院にも行ったし~

「お正月とかお盆とかお休みの時でないと忙しいから来てくれないわよ~」
「田植えの手伝いに来てくれたんやで~苗があるかしら~」

百姓の経験のなかった母には田舎の手間返しなどで田植えの何日も続く重労働が魂の奥深くに大きな重荷として今もあるんだな~と感じました。

門司の妹夫婦と優しい姪っ子が手伝いに来てくれているから~と言い張るのです。
「ご飯を炊いておいてや~」とか、「帰ってくるのが遅いねえ~」とか、なおも続きます。

「門司のおばさんたちは近頃来てないよ~
お母さんが会いたいと思うから夢をみたのよ~」というと、
「不思議やねえ~!近頃あたまがおかしくなってきているのかなあ?」と、いう時もあります。
でも、また何分か経つと同じ繰り返しでした。

近頃機嫌がよくってうれしいなあと思っていたのに、頭のネジがおかしくなってしまったのかしら?と不安になってきました。

夜の9時くらいになっていたでしょうか。
「お母さん、今日はお疲れ様でしたねえ~」というと、
「いえいえ、あなたこそ気苦労で疲れたでしょう~
忘れ物などなく帰りましたか?」
「はいはい、大丈夫ですよ~
全部片付いたから、お母さんもゆっくりおやすみなさい~」と、穏やかに労いの言葉をかけてあげました。

夢を見たんだといくら言って聞かせても繰り返しですから、もうお帰りになったという形で話したらどうなるのかしら?

門司の叔母も叔父も5年以上前に故人になっています。
母の中では田植えの手伝いに来てくれるくらいに元気なんですよね~

でも、それからは落ち着いたみたいでトイレには何回も起きていましたが、私の部屋にはきませんでした。

今朝5時過ぎに母の様子を覗いてみると、ベッドの側のガラス窓を開けたままで寝ていました。
寒かったのか襟元にタオルを巻いて眠っています。
戸締りをした後に窓を触ることなど一度もなかったのに、やはり昨夜はなにかがおかしかったみたいです。

今は平常に戻り、デイサービスに行くつもりで朝食中です。

いよいよ少しずつ奇行が始まるのかもしれませんね~
本人も何か変だよ~とは告げていますからね・・・

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