人間賛歌・もっちゃん4649

思わずガッツポーズを!

(2011年7月13日の自分史)

ノハナショウブ




ヒメユリ




ハナシノブ




ギボウシ




20年前に父が亡くなったときは、近所に住む従兄弟が母の代理人として登記申請書を提出してくださいました。

父は6人兄弟でしたし、82歳で亡くなった時は末の妹が一人生存していただけでした。

司法書士事務所に頼んで、遺産分割協議書を作成するために多額の費用請求を受けたのを覚えていましたので、今回は私が無職で時間はたっぷりあるし、挑戦してみようと思い立ちました。

どんな書類を用意したら良いのか、法務局に出かけて、様式などのコピーをいただきました。

市役所に母の生誕地の戸籍謄本や婚姻に因る戸籍謄本などを請求したり、私の戸籍謄本も奈良から取り寄せたり準備を始めました。

満中陰の法要時には関係者全員が集まるし、実印と印鑑証明書・住民票を持参してもらえば、6月10日には必要書類を揃えて提出できると安心していたのでした。

順調に書類もできたので、チェックを前もって受けようと法務局に行くと、
「次男さん本人が提出ならばこれでいいのですが、代理人が提出の時は委任状を添付しないといけません!」
と教えて下さいました。

がっくり!

委任状には私の割印もいるし、不動産の表示一覧には次男の割印もいると分かりました。

法要時に実印を押してもらったけれど、不動産の一覧表にも全員の実印で裏に割印を押すように・・・と。

妹たちは千葉や神奈川や大阪・奈良と遠く離れているし、もう一度作り直すのと同じような手間がかかります。

提出用の書類を次々に廻さないといけないし、紛失しないように妹宛の速達用の封筒も入れて用意万端整え、次男の家から順に次女・三女へと申し訳ない気持ちいっぱいで依頼したのでした。

こんなことなら、10万円で済ませたほうが良かったなあ~って、チラッと思っていました。

10日もすれば手元にきれいに仕上がった書類が届いたし、後は7月11日の提出日を待つのみ!

妹たちにもお世話をかけたわねってお礼のメールを出しました。

待ちに待った朝は試験会場に行くような久しぶりの緊張感を覚えました。

毎日が日曜日で園芸を楽しみ、雨天はレース編みを心ゆくまで没頭できている日々ですから、緊張感なんて全く縁遠いお話ですものね♪

「書類審査の途中で訂正箇所があったり、書類受け取りの連絡などは、どこに連絡すればいいのですか?」
と聞かれて、
「母の住所です。」
と答えたのですが、
「来年の4月末まではここにいるつもりですが、その後は奈良に帰ります!」と付け加えました。

「はい、結構ですよ!」という返事でした。

わりと早く完了するのだなと、その時感じました。

翌日の朝、法務局から電話がかかりました。

なにか、ミスがあるのかも・・・?

嫌な予感がしました!

「登記の所有権移転の書類ができあがりましたので、実印と免許証を持って受け取りにお越しください。」
という連絡でした。

「えっ!こんなに早くできたのですか(*^^)v
ありがとうございます!」

思わず大きなガッツポーズをしてしまいました♪

先祖さんを守る人がきっちりと受け継ぎ、次は次男にバトンが廻ってきました。

10年前から人工透析を隔日に受ける身体に突然になってしまい、九州の別荘に来ることもままならない次男ですが、連れ合いの会社の手伝いをオークションで在宅営業をしています。

一人娘は大学生に今年からなり、仲良く奈良の実家の近くで平穏に暮らしています。

山林や田・畑・宅地と田舎ですから課税価格も安いし、私が元気な間は面倒をみようと決めています。

限りある地球ですものね!
不動産を維持できているということが先祖さんと繋がっているという大きな絆だと私は思います。

うまくバトンタッチを完了できて、ホッとしている昨今です(*^_^*)

先祖に繋がる人々が楽しく集える故郷であってほしいと願っています!

夏の花が次々と咲き、来年の春を夢見ながら剪定の鋏を入れて元気に毎日を過ごせていますから、ご安心くださいね♪

あなたもお元気でね!

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