
心配していた母の記憶も正常に戻れています。
何でもお手伝いできる元気な体だと思い込んでいるから、カーテンを開けましょうとか、電気を消しましょうとかすぐに行動に移すのです。
途中で立ち往生してしまったり、ひどい時は転んでしまい、お手伝いどころではなくなります。

骨折するからご用心とお医者さんに注意されているけど、理解はできていませんからね~

昨日の午後、ケアマネさんがカレンダーを持って訪れました。
「あら、年末にいただいていますよ~♪」と言うと、
「4月が31日まで印刷されているので取り替えていただきたいのです~

母の様子も見ておきたいと言うので、部屋にお通ししたのです。
「お母さんの元気な顔を見たいから~と言ってきてくださったのよ~

「まあ、いらっしゃい!お蜜柑でもどうぞ~♪」と上手に勧めていました。
「カレンダーに間違いが見つかりましたから、取り替えてくださいね~」と同じ説明をなさっていたら、とっさの母の受け答えが素晴しかったのですよ~

「人のすることですものね~まちがいもありますよ

たくさんの利用者の家に廻るので、すぐにお帰りになったのですが、よく見ると3月が30日で終っていました。
5月以降は間違いはないのですが3月末から4月いっぱいが一日ずつずれていたのでした。
とっさの時の言葉が人を許せる寛大な言葉であったことを発見できてうれしくなり、頼もしく感じたのです

私も版画カレンダーを10年間ほど生産学習で百部ほど印刷していたことがあり、日付の点検は細心の注意が必要で基本中の基本でしたからね~

プロの印刷ではありえないこと!と心中であきれ返っていましたから、暢気に「人のすることですもの~」では許されないことだったのです。
母の穏やかな判断を聞き、心が和みました


なんでもこうやって許せたら、ますます平穏な日々になりますからね

穏やかな暖かい一日に今日もなりそうですよ~
病院に薬をもらいにいった帰りに買い物もたっぷりしてきました。
ゆっくりと母と冬篭りをしばらく楽しめそうです

では、また明日ね~♪
良い週末をおすごしくださいね
