人間賛歌・もっちゃん4649

自慢の息子が

Y君をJR駅に送ってきました。

彼を降ろしたあと辛くなるからすぐに発車をして橋を渡り、右折するのに信号待ちをしてバックミラーをふと見ると、彼はなおも同じところに佇み見えなくなるまで見送っているのが確認できました。

窓を開けて右手を振ると彼は手を振って応答してくれました。

その途端に別れの辛さが身に沁みて涙があふれてくるのを感じました。

別れを惜しむ淋しさは2年半前の南港埠頭のフェリー乗り場で「今度会うのはいつの日やら~?」と不確かな希望しか持てなかったときの連れ合いとの別れと同じでした。

何日一緒にいようがこれで満足という別れはありませんものね~

わずか一日足らずの滞在でしたが、20年の空白を埋めるためにずっと聞き役と話し役とを重ねあいました~

思い残すことはないほど思い出もたくさん作れましたし、再スタートを快く切ることが出来ました~

私の自慢の息子が確実に1人増えました~(@^^)/~~~と断言できる再会となったのです。

彼の旅立ちの直前に飲んだ緑茶の甘さが今も口中に渋く爽やかに残っています。
Y君も下り列車の中で窓の景色を確かめつつ、追憶の時間を過ごしていることでしょう~

母の幸せな笑顔を見て安心したというYの言葉でしたが、母の右手を両手で握り締め笑顔で挨拶をする彼の優しさあふれる横顔としぐさを私はきっと忘れないと思います。

2年半の介護中で声をかけてくださる来客はほとんどでしたが、こんなにちかしい表現法を見せてもらったのはY君が初めてでした~

素晴らしい人間性を垣間見た思いでした~

クウのお土産の配慮まで若い奥様がYに持たせて寄こして下さったのも大きな喜びでした~

優しい心遣いは何にもまして大きな喜びと感謝の念を呼び覚まし感性を強く揺さぶって下さったのです!

教え子というにはあまりにも立派すぎていて、人みなわが師~という強い感想をもちました。

ありがとうの表現は、ありがとうという言葉しかないのがもどかしい思いです。

遠いところをわざわざ親を訪ねて孝行をするためにきてくださったY君に大きな幸あれ~と願ってやみません。

ありがとう~
気をつけてお帰りくださいね~(@^^)/~~~

皆様によろしく~(*^_^*)

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