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人間賛歌・もっちゃん4649

故郷はいつまでも

午後から雨も上がり、散歩コースを変えてみて隣の八幡様の方に歩いていってみました。

どこのお家もそうだが、ラッパスイセンやムスカリなどの花盛りで庭木の手入れも行き届いているし、ゆっくりと楽しませてもらえました。

同級生のタケちゃんの家の前に来ると、家人が庭に出ておられたのです。
私と同年齢くらいの女性なので、兄嫁に違いありません。

「お天気になってよかったですねえ~♪」と声をかけました。
にっこりと微笑んで会釈を返してくれました。

「お花がきれいに咲いていて、良い季節となりましたねえ~
桜の花が雨の日は気になりますものねえ~」と言うと、

「やっと天気になっち、よかったなあ~
岡城の花も満開じゃろうき~なあ」と打ち解けた言葉が返ってきました。

「私は隣の○○といってタケちゃんと同級だったのですが、タケちゃんは今どうしています?」と気になっていたので聞いてみました。

「還暦の同窓会に2年前に帰ってきたけんど、今は広島に家を建てち、夫婦二人暮しをしちょるんよ~
定年退職したけんど、同じところじ働いちょるらしい~」と教えてもらえました。

「ほんと、65歳くらいまではまだまだ元気に働けますものねえ~
私も介護問題がなかったら、奈良での仕事の続きができたんだけど~」というと、

「学校に勤めておられたんじゃろう?
隣の△△さんが感心じゃ~ち、いつも話しちくるるき~、あんたの家の事はよう知っちょるんよ~
お母さんは幸せじゃあねえ~」と初対面だと思っていたのに、床暖房の部屋のことまでご存知でした。

田舎は変化が少ないので噂話はあっという間に広がってしまうのです。

おお~、くわばらくわばら~

子どもの人数や孫の話にまで及びエンドレス状態になりそうだったので、クウが嫌がり始めたのを機においとました。

ほとんどの家が老夫婦のみで、片方が亡くなり一人になると子どものところに連れて行かれるから、「このも空き家が多いんよ~」と言う話でした。

豊かな暮らしの家揃いだと言う印象を子どもの頃から持っていたので、大きな構えのがっちりした家が今もたくさん見えます。
どこが空き家になっているのかわからないくらいしっかりした家並みなのです。

春が巡り庭にはスイセンやムスカリの花が球根なので咲くが、唯一草取りの手入れが出来ていないのが空き家の印だと感じました。

子どもたちが定年を過ぎたらまた故郷に帰ってくるのでしょう。
帰れる故郷があるということが大きな支えになって、各地でがんばっているのだ~と思いました。

私のようなUターンの境遇のものがますます増えるのでしょうねえ。
生まれ育った懐かしい故郷はいつまでも静かに待っていてくれます~

「安心してがんばって、ゆっくりと帰っておいで~」と心の中でひとり静かにエールを送りながら散歩を続けました

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