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MBOを発表したAPAMANを市場で売り切った

 APAMANは恩株として1,000株保有していたが、729円でのMBOを発表したため、727~728円で市場で売り切った


APAMANへの投資状況

 APAMANに関しては以前、個別銘柄の記事を書いた。ワンルームマンション1室をAPAMAN系にサブリースしていることや、その際に上前を撥ねられているのでAPAMANの配当金で上前を撥ね返しているつもりだということを書いた。

 また、2014~2015年に1,500株を買っていたが、2015~2016年に民泊関連で大きく上げた際に一旦全部売り、元の株価水準に戻った2020年以降に買い戻しことも書いた。その記事の時点では800株の保有だったが、その後さらに200株買い増して平均取得価格466円で1,000株の保有となっていた。

 今回の売却まで含め、前回の記事に載せた月足チャートと売買履歴の図を更新した。



 2020年以降の買い戻しに要した資金は2015~2016年に得た税引後利益で賄えた計算になるので、1,000株すべて恩株だった。配当金はずっと20円/株だったので、税引前2万円の配当をずっともらい続けるつもりでいた。


APAMANのMBO

 8月2日の大引け後、MBOの発表があった。買付価格は729円で、成立後スクイーズアウトで上場廃止の予定だった。 詳細は以下にある。

2004年8月2日 MBOの実施及び応募の推奨並びに子会社における会社分割(吸収分割)及び子会社の異動を伴う株式譲渡 に関するお知らせ

 買付価格は過去の値動きからは高値圏とは言えないが、高い時は材料で買われていただけで、500円割れの定位置が実力相応だと思う。20円配で4%台の配当利回りだったが、配当性向は高く、利益余剰金はマイナス、有利子負債倍率も高く財務はよくない。上前を撥ね返すという目的がなければ積極的に買いたい銘柄ではなかった

 ただ、年に入ってティーケーピーが出資して14%保有の大株主となり、業務提携していたので少しは業績向上が期待できる感じではあった。今回のMBOに関しては、当然、事前に話をして了承を得ているだろう。

 その他に文句を言いそうな大株主はおらず、含み資産もある訳ではないので、買付価格が引き上げられる要素もなさそうだった。


市場での売却結果

 8月2日の終値は507円だったので、買付価格にサヤ寄せするには2日連続ストップ高が必要で、3営業日の8月7日から本格的に売買が成立し始めた。私は買付価格より1円安い728円で売注文を出して様子を見ていた

 株価はほぼ727円で推移し、まれに728円を付ける値動きだった。8月9日になって200株が内出来となったが、そのまま推移しそうだったので727円に指値を下げてもう200株売った。その後も728円の指値売注文は成立しなかったため、8月14日に727円で残る600株も売った。1円に拘る意味もないので資金化を優先した。

 1,000株合計での税引前利益は約26万円になった。恩株分の利益は大きくなかったが、恩株化前の利益を足して税引後で集計すると約114万円に達し、投資は無事に終了した。 


 なお、8月5日に日経平均は前週末比4,451円(12.4%)も下げた。下落幅は1987年10月20日の3,836円(米国株の急落のブラックマンデー翌日)を超えて過去最大だった。7月31日の日銀の利上げや、8月2日の米国雇用統計の悪化を受けて世界的に株式市場が下げていたのが加速した。8月6日には急反発したりしたが、余波は続いている。

 この時期に比較的高値で資金回収できたのは幸いだった。回収した資金は、幾つかの銘柄の購入資金に回すことができた。私はフルインベストメントが基本だ。暴落をまともに食らうが、急反発も享受できる。恩株が増えているので暴落時でも余裕綽々だ。そのようにして投資を続けている。

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