<望郷> 3
5
その夢も 破れ果てぬ
その声も 消え果てぬ
とりもどす よすがもなし
甲斐なしや
この 想
いまひとたび
見よや このまなこ
あたたかき 家の灯
開けや このみみ
きよらけき せせらぎの音
甲斐なし=どうにもならない・ききめがない・むだである
6
まこと ふるさとは いかがなりしや
問ふよしもなし
ふるさとは 遠ければ
思ひやる
よすがもなし
あはれ 国危なくして 何のふるさと
あはれ 国勝たずして 何のふるさと
昭和20年8月13日
国・・・日本の勝ち負けが
思い願う ふるさとの存在価値さえ変えてしまう
日々のすさんだ心も
故郷を思うことで癒されるものの
その 故郷のために受け入れていた時代もある
語れない思い出もある
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