風がヴギウギ

自由気ままな風の様に毎日を切り取っていく

親父の自作本・・・ 凧揚げ等・・・

2020年08月06日 | 自作本

雪の積もった時期に 凧揚げをしたかどうか思い出せないが

冬の初めか終わりか・・・とにかく寒い時期で会ったのは間違いない

田舎の事で遊びに使うものは 橇の用に大半手作りである

勿論町に行けば 凧は売っていただろうし

村にも凧を作って武者絵などを書いてくれるおじいさんもいたが

買った 凧をあげた記憶は無い

基本は教えて貰って後は全て手作りが当然で

その出来を競うのが遊びだった

材料は 竹ひごと障子紙 形は三種類で

大半は右の二つだったが 後には左の様な行灯型の凧も作った

奴凧は余り作った記憶が無い

絵を飼うのも大変だったので 殆ど「龍」の一文字を紙一杯に書いた

書いたと言っても きっと 父に書いてもらったと思う

難しいのは全面の糸道・糸の長さと向きの調整と

尾の長さ等のバランスで 子どもなりに大分苦労したものである

凧で一番大事なのは

風に対する凧の面の傾斜角度で それを尾の長さで補正するのであった

あげる場所は勿論 風当たりの良い田圃なのだが

寒いので 秋に取り入れの終わった藁束を積み重ねた

乳穂(にほ)の間で風を避けたり

藁に潜ったりして遊んだ   -続-

 

☆小さいころ 凧揚げをした記憶は無いし

勿論 作った記憶もない

最後に出てくる 藁束は記憶にある

どこかに出てくるかもしれないが

お米が出来た後 雀などを寄せ付けないように

田圃の中に 煙突の様な物をたて 一定時間が来ると 大きな音がした

名称は解らないが 音と同じ「ドッカン」と呼んでいた

小学校に行くとき あぜ道を通ったりしていたので

ドキドキした覚えがります

藁束はかくれんぼしたり 中に潜ったりと同じことをしていた

 


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