風がヴギウギ

自由気ままな風の様に毎日を切り取っていく

親父の自作本・・・ 稲虫祭・・・2

2020年07月16日 | 森田屋

稲虫祭りの大旗には 和紙を何枚も貼り

その枚数で 20枚貼り 30枚貼りとか言った

旗には 炭んで「稲虫祭」とか「虫祭」とか大きく書き

「長沢少年団」等と所属をやや小さく書いて

霧吹き等を使って色を様々に散らし吹き付けた

それぞれの旗の制作はひみつで

当日が発表競演会となるので 相当熱心に作った

一番旗を担ぐのは名誉なことであるのは勿論だが体力が必要だし

太鼓や鐘の役も皆なりたかった

上級生になると 小旗を束ねて腰に挿して

見物の女の子や小さい子に配ってやるのが 凄く格好良い役に思われた

この役は 当時の親分によって平等に決められた

当日は 早朝真っ暗いなうちにおこされ 隊伍を整えて

粛々と集合場所の河原崎の鳥居の辺に集まる

ここで初めて お互いの旗が披露される

色の組み合わせや吹き付け方法によって随分と変化があり

子ども心に 凄いなと思うのもあった

順序が決まると 各町内の先頭から一人ずつ一列に並んで

西の宮之脇の田圃から行進が始まる  ・・・続く・・・

*そういえば旗には文字だけでした

其れよりも 霧吹きや筆でつけたいろんな色が綺麗でした

僕は 幼稚園くらいだったんで

下っ端の下っ端

でも 子どもとして責任を持った 伝統行事として結束も出来たのでしょう


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