箱館楼でつかまえて

北海道日本ハムファイターズ、土方歳三と旧幕府軍、時には80年代の洋楽など…あれこれ気ままに書き綴ります。

『プロ野球のお仕事』を読んで雑感

2010-12-11 13:46:32 | プロ野球全般
先日、函館から東京へ向かう機内で読みました。
読み応えのある本でした。
野球と野球に関わる人たちすべてが愛しくなります。
ファイターズファンはもちろん、ファイターズファンでないプロ野球ファンにも読んで欲しいと思いました。

涙ボロボロになる場面が3箇所。

東京で30年間、愛されてきたチームが古巣である東京ドームを離れるときがきた。スタンドで応援団同士が「北海道に行っても頑張って」、「ありがとう」というエール交換が自然発生。対戦した千葉ロッテとの試合はもうとっくに終わっていたが、スタンドの熱気はそのままだった。涙が溢れ、放送ブースから万感の思いで見つめた鈴木さん。みずからの判断でマイクのスイッチを入れ、「マリーンズファンの皆様、ありがとうございます。ファイターズは北海道に移っても頑張ります」とアナウンスした。
書き写しながら、また涙が出てきてしまいます。

「いまでも春になると思い出すのが、森本君が入団してきたとき、たぶん一番最初の練習のときだったと思うんですが、当時は背番号が53番で、まだ高校生の雰囲気が漂っていた森本君はグラウンドにいの一番で現れて、キラキラとした目で球場全体を見ているんです。そして気持ちのこもった表情で飛び出していきました」と永田さん。
この永田さんは、鎌ヶ谷でグラウンドキーパーをされているかたです。
これを読んで、「ひちょり、ファイターズに残って!」とあらためて思ったのですが・・・
今日、ひちょりの入団会見(ラーメンマン!)の様子をネットで見て、
彼がベイスターズを変えることを祈るばかりです。

「僕には年老いてからの楽しみがあるんだよ。自宅でのんびりとコーヒーでもすすりながらパソコンを開き、日本のメジャーリーグのサイトを毎朝確認するんだ。そこにはいつもチャンピオンチームとしてファイターズが映し出されている。そして、『おれがこのチームの監督だったんだ』って、胸を張って孫たちに話したいんだよ。」
ヒルマン前監督のこの言葉を読んで、大泣き。
飛行機が着陸する頃には、マスカラは流れ(ウォータープルーフなのに)、
化粧は剥げ、両目は腫れ、酷い顔で羽田に降り立ちました・・・。

そのヒルマン前監督が、来週日本にやって来ます。
一ヵ月前の『週刊マック』でマックが語っていたヒルマン氏との絆に感銘を受けた私は、
とても楽しみです。

プロ野球のお仕事
平澤 芳明
北海道新聞社
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2 コメント

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泣ける本 (一人虫)
2010-12-12 20:34:38
まきこさん、こんばんは~。

・・・うっ、ダメだ。
ヒルマン監督の言葉に、また泣けてきました。
ひちょりも・・・

Fsがらみって、どうしてこう感動的なんだあっ!
返信する
一人虫さん (まきこ)
2010-12-13 22:47:21
おばんです~。

この本、予想以上に読み応えがありました!
事前に一人虫さんがおっしゃっていたヒルマン監督の言葉はもちろんなんですが、
他にも感動エピソードがたくさんあって・・・
泣いて泣いて、気持ちが浄化されましたね。
返信する

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