よしGの百歳イブまで

喜びの「 よ 」良かったの「 よ 」よろしくの「 よ 」で、今世を生き抜こう。

お調子モンの中学時代、私は汽車を止めた経験があります。

2016年01月31日 | 日記

なんと私は汽車を止めた経験があります。

直接原因はどいつかわかりませんが、説明します。

旧広島市内の西はずれに鈴峯短大前という郊外電車の駅があります。そこは国鉄と並走している区間で無理して踏切を渡り再三悲惨な事故があるところです。

 

帰りの電車待ちで、A君とテレビで見たスーパーマンの話になりました。(かっこよかったです)

B君やC君が加わって話が盛り上がり、列車を止めたかっこいい姿を再現する話になりました。

線路に出て、またぐようにしてあのポーズです。腰に手をそえたあのポーズとか!片手をあげて空を飛ぶイメージとか!

またある奴は、線路に耳をあて、列車の音を聞ききながら、列車はまだだぞーと言っています。

よっしゃ!代わり代わりにスーパーマンポージング。みんな得意満面です。

「どうだ・これ!」

「おー、かっこええ~」

カーブから列車が見えてきました。

みんな線路脇に下がり、通過を見守るはずでした。

シュッポ、シュッポ、ギギー、シュシュ、ギギー、ギー。

列車が止まったのです。

 

えー!

 

機関車の窓から、運転手さんが

「おまいら、なにしょんや、お前、名前は。お前名前は!」

指さしが私のところへ来ました。

 

A君、B君と私の都合三人が指さしの対象です。

覚悟決めて、「・・です」と言ってしましました。

 

かなり運転手さんは怒っていました。

ひとしきり窓越しに説教のあと、列車は再スタート。

客車の人々が怪訝な顔でジロジロ見ます。

 

ポーと汽笛が一回鳴り

シュシュ、ポッポ、シューポッポ、ガタン、ガタン、ポーーーーと

悲しい音をさせながら去っていきました。

 

翌朝、校庭である全体朝礼の校長先生の話をA君、B君と私が校長室で寂しく窓越しに聞いていました。

朝礼も終わり、

ガラガラガラっ。

K校長先生と担任のS先生が校長室へ!

ゆっくり腰を下ろしながら。優しい顔で経過を話してみなさい。

すべてのおちゃらけを

三人とも神妙な姿でK校長先生に話しました。

意外なことに「馬鹿なことをしたな~。今度からはすなよ!」

これだけ!

むっちゃ怒られると覚悟していた私は思ったものです。

 

当時の1分止めると賠償金がいくらとかのうわさ話はあったのですが、学校からも、親への請求もなかったように思います。

馬鹿なことをやった、中学時代の話でした。

 

今は亡きK校長先生、ありがとうございましたご迷惑をおかけしました。担任のS先生ありがとうございましたご迷惑をおかけしました。

 

66歳に近くなると、懐かしく思い出されます。


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