コロナ自然感染による「抗体」保有率 東京では5%超 “オミクロン前”の倍以上に
4/13(水) 22:20
【新型コロナに感染したことによってできる「抗体」を持つ人の割合が東京では5パーセント余りに上り、昨年末と比べて倍以上に増えたことが厚生労働省の調査で分かりました。
厚労省は今年2月から3月にかけて東京など5つの都府県の8000人を対象に、新型コロナへの抗体を持っているかどうかを調査しました。
その結果、ワクチンによってできるものとは違い、コロナに感染したことでできる抗体を持っていた人の割合は、東京では5.65パーセント、大阪では5.32パーセント、宮城では1.49パーセントだったということです。
特に、東京ではオミクロン株が流行する前の昨年末に行われた調査では、2.8パーセントだったため、抗体を持つ人の割合が倍以上に増えたかたちです】
オミクロンによって新型コロナに感染したことによってできる「抗体」、すなわち自然感染で獲得したとみられる抗N抗体の保有率がだいぶ増えてきたことがわかります。
ワクチン接種歴と感染歴がある場合は抗S抗体と抗N抗体の両方が陽性になりますが、抗N抗体のみが陽性の場合は新型コロナに自然感染で獲得したとみられる場合になります。
自然感染の場合は、抗体価は高くならないことが多いですが、粘膜免疫を賦活でき、体がウイルス全体を認識する分、交差性はワクチンより良いでしょう。実際、ワクチン接種による免疫保有を含む抗S抗体の保有率は、東京都96.9%、大阪府94.6%、宮城県97.2%、愛知県95.8%、福岡県96.9%といずれも100%に近かったが新規感染者数は減ってきません。武漢ウイルスのスパイクタンパク用の抗体つまり抗S抗体が増えてもオミクロンには効かないことが良くわかります。やはり抗体価は少なくてもヌクレオカプシド(N)というタンパク質に対する抗体がある方が優れているのではないだろうか。
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