もりんの日々是迷い人

もりん。50代主婦。
×あり。子あり。
良い職場と幸せを探し求める日々。

子供のためならえんやこら!な時代だった。

2021-08-23 18:15:00 | 日記
息子が中学生の時。
やっぱり『いじめ』にあいました。

知的障害があると
どうしても健常者には
格好の的にされてしまうようです。


息子が小学生に上がる時。
『知的障害クラスに入る』という
選択肢もありました。

見学にも行きましたが
私には何か違う感じがして。


幼稚園に入った頃は
ひとりで勝手に動き回っていた
息子でしたが
年長になる頃には
みんなと同じことが
出来るようになってはいました。

みんなと一緒楽しい?と、聞くと
『うん!』と嬉しそうに返事を
していました。

障害者のクラスがどうと言うより
私は息子を
多くの子供たちの中に
入れたかったのです。

これはこれで教育委員会と
一悶着起こしましたけどね(笑)

で。小学生になった時。
確かにいじめる子もいたけれど
助けてくれる子もいて。

何かあればまた考えよう。と
普通の小学校へ入れて
めでたく中学も
普通の公立へ入れました。
 
普通の中学?

これは今思えば息子の
超ファインプレー!
だったと私は思います。

息子が中学になる時初めて
選択制度が出来て。
それまで同じ学区内の中学にしか
行けなかったのが
選べる様になったのでした。

すると息子、学区とは違う
〇〇中に行きたい!
と言い出して。
抽選だったものも見事当選♪

なぜその中学に行きたかったのかは
教えてもらえませんでしたが
同時学区内だった中学校は
かなり進んでいてまともに『学校』
とは呼べないものだったけれど

息子の選んだ中学校は
部活が盛んな分
あまり悪い噂はなかった。

まぁそれでも
『いじめ』はあったんですけどね。


ある日。
息子の制服のシャツに
アイロンをかけていると……

何で書かれたか(洗濯で薄くなった?)はわからないけれど
薄く『バカ』『シネ』と
書かれていました。

この時の私が
どれだけショックだったかは
私じゃなきゃわかりませんよね。

息子がいじめにあってる?
恐怖と怒りが沸きました。

でも。
中学生は小学生みたいに幼くないから
前みたいな作戦は効かないし。
下手に担任に相談したら
かえっていじめが酷くならない?
 
どうしよう………

考えましたね。色々(´_`。)゙


とりあえず担任に相談はしたけれど
特に解決策もなく…で

考えて…考えて……

匿名で手紙を書きました。

私はある生徒の母親で
制服にこういうことを書かれて
悲しんでいます。
みたいな事と
制服は親が懸命に働いて買った物です
あの制服はもう使えません
弁償しろとは言わないけれど
親の気持ちも理解して下さい。
という様な内容で。

で。それを
全校集会の時に
先生に読んでもらいました。


息子自身は背中の落書きには
気付いていなかったようで
その制服は私が見つけて以降
隠しました。

本人も気付いていない
背中の落書きと言うことは
体育の授業の時など
着替えて置いてあった制服に
書かれたのかもしれません。

だとしたら、かなり悪質てすよね!
そう言って
担任には有無を言わせず
手紙を読んでもらったわけです。
圧はかけないと(笑)


手紙がちゃんと読まれたことは
息子から確認したけれど
当人は自分のことだと
わかってなかったみたいです。

そんな酷いことをしたのが
わかるのは加害者だけ。

担任の先生に聞いたら
犯人は名乗り出なかったけれど
手紙を聞いた生徒の中には
『バカなことする奴いるよね』って
いじめを非難する生徒たちも
いたそうです。


少しは成果があった?
かはわかりませんが
その後制服に落書きされることは
ありませんでした。


中学も無事卒業。
息子が自分で選んだ中学校は
理解ある生徒が多かったのかも
しれません。


ちゃんと受験もして
高校生にもなれた息子です。

今は立派に社会人もしてます。


子供の可能性って
本当に計り知れないものです。






















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