続きである。
11月だと近くのスポーツ店にはスキーブーツは置いていないとわかったので、
遠くても置いてある店に行くしかない。
まずは、アルペンアウトドアーズへ。
ここは、品揃えも多く、見ているだけでもすぐに数時間経ってしまう。楽しい。
最初に手に(足に?)したのは、サロモン。
しかし、モデル違いで2足履いてみたのだが、どちらもくるぶしが当たって痛い。
これは自分の足に合わないメーカーなのだということにして、早々に却下。
次に履いてみたのは、アトミック。
特にどこが当たるということはないのだが、インナーが薄めなのか、
ブーツの硬い感触が直に足に伝わってくるような感じがする。
これが正解なのかもしれないが、55歳で急にハードなブーツにしていいものかと悩む。
その隣に置いてあったのが、ヘッド。
フレックス110、ラスト幅100というモデルだが、とにかく足入れがしにくい。
ところが履いてしまえば、緩いところも、きついところもなく、
足全体を包みこむような感じで、好印象だ。
ここで店員さん登場。いろいろと話を聞いてみたら、
「フレックスは、メーカーによってまちまちなので、参考程度にした方がいいですよ。」とか、
「新雪やツリーランには、柔らかめのブーツの方がいいですよ。」と教えてくれた。
また、
「今までウォークモード付のブーツで滑っていたのなら、これはどうですか。」
と出してくれたのが、テクニカ。
確かに足入れはし易い。履いた感じも、ヘッドのインナーの厚みが倍になったかと思うくらい、
足への当たりが優しい。フレックスはヘッドと同じ110だ。
ちなみに、今シーズンのモデルは全て5万円を超えており、中には10万円(!)以上のモデルもある。
予算の都合上、自分が今まで履いたのは旧モデルばかりであり、
当然ながら、店頭在庫の1足が売れてしまえばもう終わりである。
「テクニカ、4万円だけど、買っちゃうか!」
悪魔のささやきが聞こえる。今日は下見だけのつもりだったのに。
またしても、「どうする?GOする?」とCMのフレーズが頭の中で繰り返されるのだった。 → 続く。