大銀杏散りて山門あらはれる
「山門」を「全景」と最初詠みました。
大銀杏散りて全景あらはれる
こちらの方が本当は私らしい句。
しかし大げさすぎるように思うんです。
初心者ほど奇をてらった句を詠みたがるといいますが、
まさに私はそういう感じの句を詠んでいました。
その反省から、なるべく自然な句をと今は心がけています。
虚子が言った平々凡々であることって
私にはとても大切な事のように思えますから。
銀杏も散り切った観があります。冬本番ですね。
ヒートテックなど軽くて暖かなものが出回るようになって
12月はそれほど寒くないと感じる近年です。
