生徒さんが繰り返し弾いてる音を聴いて・・・
「なぜ・・そんなに速く弾く?」
「その曲、そんなに早くないよ」と。
一生懸命弾くこと、反復練習が「過熱」を招いてしまうのも原因のひとつ。
そのまま続けていれば、オーバーヒートして、疲れて、ぜんぜん弾けなくなったりして。
ちょっと休んで、再び弾きはじめてみれば、状態は元に戻っていることもしばしば。
ちょっと休んでクールダウンできたからなのでしょう。
そんなことに気づくことも大切です。
また、そこまで「熱中」できるのも素晴らしいことです。
ただ、今まさに、覚えようとしているときに
「速く弾こうとする」のは禁物。
生まれたばかり赤ちゃんを走らせようとしているのと同じ。
いくらなんでも殺生です。
しくみを理解し覚えるステップと繰り返してより潤滑に自分のものにしようとする
ステップではテンポは違うのが当然。
しくみを理解しひとつひとつ覚えていくには、ゆっくりとゆっくりと。
慌てずにひとつひとつ。面倒なのはわかってますが、へんな内容で覚えても
先が見えてます。まず行き止まりでしょう。
慎重に。粘り強くです。
速く弾くのは悪いことではないと思います。わかっているなら。
ただし、その曲はそんなに早くないけどね・・。
森
