またまた懐中時計でございます。
黒鉄(ガンメタ)ケースのクォーターリピーターです。
銘は知らない。ほぼ無銘です。
ガンメタリピーターって、金無垢から換えたケースの場合も多いんですけど
これは最初からガンメタのようです。
ガンメタということ骨董屋さんでは評価が高い、しかしながら古時計マニア的には
あまり良い機械が入っていないというイメージが先行しがちです。
で開けてみました。
スリーフィンガーブリッジに巻き上げヒゲ切りテンプでそんなに悪くない。
文字盤にはイギリスマンチェスターのメーカー表記になっていますが
機械には小さく「スイス」と打刻されています。
過渡期といいますか「安く作る」、日本のメーカーがフィリピンや香港で時計を
組み立てていたのと同じイメージです。
イギリス本土に対してスイスで圧倒的に安く大量生産された時期があります。
人件費の違いが大きかったと思われます。
これは調子も良く個体的には「アタリ」だったのかも。
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