多治見市場で仕入れた角金軍団の最後の1本。
ここまで持ってたのは、ケースは綺麗なのに文字盤がダメでリダンする
チャンスを伺っていて、たまたま機会があったから時間がかかったのです。
角金と呼ばれるジャンルの時計で、アメリカンウォッチでは金張り技術の
向上と共に100ミクロンとか80ミクロンとか、剥げない金無垢並みの
耐久性を持って世界中で流行った年代があった訳です。
純なるアメリカンウォッチでは他にウォルサム、エルジン、イリノイ等があります。
スイスで作ってアメリカで売ったスイスアメリカンと言われる角ではベンラスや
グリュエン(カーベックス等)、ロンジンウィットナー他、竹の子状態で無数にあります。
そんな中、やっぱアメリカンのハミルトンはモノが違います。
しかも金無垢ですからお金かけてもリダンしないと勿体無いじゃん。
昨日も書きましたが、好きなトノームーブメントでハミルトンだと名機Cal.982、
文字盤より機械の方が大きいデザインで、これはロンジンやロードエルジンでも
見られますバネ棒付ける部分で大きさを誤魔化す洒落たデザインです。
特に今回の機械はムーブメントの仕上げの素晴らしさと、更に上級仕上げのみに
付けられるゴールドシールが特徴的。
専門ショップだと恐ろしい値段になりそうですね(笑)