余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

関西フィルハーモニー管弦楽団 UMEDA 演奏会午後への前奏曲Vol.8

2010年10月04日 | 関西フィルハーモニー管弦楽団
10.10.4(月)13:30 梅田芸術劇場 メインホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 UMEDA 演奏会 Vol.8
指揮/藤岡幸夫(関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者)
カウンター・テノール/米良美一
司会/西濱秀樹(関西フィルハーモニー管弦楽団理事・事務局長)
曲目:
ロッシーニ/歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
ヘンデル/歌劇「リナルド」より“私を泣かせてください”
讃美歌/アメイジング・グレイス
久石 譲/映画「もののけ姫」より「もののけ姫」
喜納昌吉/花(すべての人の心に花を)
美輪明宏/ヨイトマケの唄
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調op.67「運命」
アイルランド民謡/ダニー・ボーイ(アンコール)

関フィルさん絶好調みたいな雰囲気を無理にでも作ってきた感があるこのブログですが、世間的にも関フィルさんは好調だというような認知をされてきてる。
一番気を張ってる定期やいずみ定期や東京公演では本当のところは分からないのではないか。たまにはルーチンな関フィルさんのお姿など拝見して気持ちを新たにしたい。と思って飛び込みで見てきた。当日券あったし職場も近いもので。

8割ぐらい入ってるのかな。うちのおじおばを潜り込ませている大フィルさんのマチネとは別世界の客入り。
企画力とトークだよ。ほんとに。

米良さんは身体の問題からなかなか苦労のある生きざまだった、という演歌的人生を近年告白されて講演活動等も盛ん。カウンターテノールとしてはピークも過ぎ去ってクラシカルな現場からは遠くなっている。
根が明るい方なのでトークも爆笑気味、衣装もド派手。もののけ姫はかなり声質も悪くなって悲しい。ヨイトマケの唄はご自身の人生と重ね合わせて絶唱。客席からすすり泣きが聞こえる。


ロッシーニはどうでもいい。
運命だ。すっかり忘れてた。言葉は悪いが不良指揮者と不平団員の不毛なせめぎ合い、これが10年変わらない部分でもあるわけ。10年もの間、たくさんの共演を重ね過ぎたが故に若干倦怠期の味わいも加わっちゃってね。
合奏力では在阪オケ最下位と言われて久しいわけですが、その地位を他には譲らない王者の風格。運命なんてよほどのことがない限り気合も入らんから擦れっ枯らしですよ。

でもお客さん喜んでたし、おぢさんも楽しんだ。2時間涼しく本も読めたし・・・。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。