余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

大阪センチュリー交響楽団 創立20周年記念 特別演奏会Ⅰ

2009年12月09日 | 大阪センチュリー交響楽団
09.12.9(水)19:00 ザ・シンフォニーホール
大阪センチュリー交響楽団 創立20周年記念 特別演奏会Ⅰ
指揮/小泉和裕
ソプラノ/飯田みち代
メゾソプラノ/林 美智子
テノール/望月哲也
バリトン/成田博之
合唱/大阪センチュリー合唱団
曲目:
ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調op.125「合唱付き」

ということでセンチュリーさんの創立20周年記念演奏会シリーズです。
せっかくの演奏会だが客入りは7割ほど。師走の平日水曜日に年末っぽく第9だとはいえ、20周年なんだからもう少し参集しても良いではないか。あれか、同じく創立20周年記念でやるジャンヌと日時入れ替えてやったほうがセンチュリーさんらしい気骨が出たかもってことか。
でもあれなのよ、全国プロオケの自主公演での第9ではこの公演が皮切りなのよ。
http://www.orchestra.or.jp/ohmyorchestra/73/73_1.html
ことしの《第九》は12月9日の大阪センチュリー交響楽団に始まり、 千秋楽は暮れも押しつまった29日に東京交響楽団と大阪フィルハーモニー交響楽団。

冒頭、小泉さんよりご挨拶。
12月9日、20年前のこの日、大阪センチュリー交響楽団は産声を上げました。20年前の今日12月9日に、最初の練習、最初の音が出たのであります。爾来、幾多の試練を乗り越えつつも、クラシック音楽を愛してくださる皆様に、センチュリーを愛してくださる皆様に、夢をお届けせんと頑張って参りました。補助金の減額で大変苦境に立っておりますし、先般ご承知の通り、事業仕分けで全国のオーケストラも苦しんでおります。本来でしたら、この時期、ヨーロッパへ演奏旅行をしまして、センチュリー響20年の成果を見せて、かの地で評価を得て参りたいと計画をしておりましたが断念を致しました。また、楽団の規模を拡大してさらにレパートリーを増やしまして、様々な音楽を皆様にご披露したいという希望も今は頓挫しております。しかし夢を諦めてはおりません。本日お聴き頂きますのはベートーヴェンの第9番の交響曲でありますが、このベートーヴェンほど様々な苦難を乗り越えた人物はいないのではないでしょうか。失恋、音楽家としては致命的な難聴、自殺を考えるほどの苦しみ・・・肉体的、精神的な苦難を越えて、素晴らしい音楽を残してくれています。苦難から希望へと向かう音楽であります。今宵は音楽を通じまして、センチュリー響を愛していただいている皆様と共に、未来へと向かいたいと思います。本日はご来場ありがとうございました。
みたいな感じだったと思う。後半うろ覚え。

コンミスは先日のセンチュリー定期ではソリストとして登場していた四方恭子さん。
合唱はザ・カレッジ・オペラハウス合唱団さんからの加勢あり。
イメージ的には茫洋とした開始に感じる冒頭、ここを鮮明に克明に打ち出してゆく。ともすれば汚くなりそうなこのやり方でも節度が保たれるのがセンチュリーさんの、ひいては日本のオーケストラの色ですわな。第1楽章後半辺りでオケも客席も纏まるというか落ち着きどころが見つかる。第2楽章。前景と後景がティンパニの一閃でたちまち入れ替わる。天才の書いた素晴らしい楽章。第3楽章、カラヤンに私淑する小泉さんですからレガートで歌いまくるかと思ってたんですが、意外に落ち着いて語るタイプなんですね。渋いね。二期会から迎えた4人、しっかり歌える合唱団を交えて火花散る終楽章。先のイタリアのハロルドにも似た白熱する終曲で、未来へと行進する楽団が目に浮かんだ。久々に第9で涙した。

光あれ。



帰宅したら机に真野恵里菜5thシングル『Love&Peace=パラダイス』発売記念イベント「マノソナタ~プレミアムライブ It's a クリスマスパラダイス!~」当選ハガキ来てた。
150名の2回回しだから、前回(イシハラホール200名1回)よりは増えたとはいえよく当たったな。
浮かれてはいかんが、前回のことを思い返して血圧が上がる。



そうだ、来年1月17日のセンチュリーさんの京都公演、ハロプロのシャッフルユニットコンサートと被った。センチュリーさんがおぢさん一人のために開演時間を1時間早めてくれるわけもなく(せめて30分早ければ大阪厚生年金とハシゴ出来るのだが)・・・。どうしたものか。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。