余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

大阪シンフォニカー交響楽団 第138回定期演奏会「大英帝国の香り」

2009年09月16日 | 大阪シンフォニカー交響楽団
09.9.16(水)19:00 ザ・シンフォニーホール
大阪シンフォニカー交響楽団 第138回定期演奏会「大英帝国の香り」
指揮/大友直人
フルート/新村理々愛
曲目:
ヴォーン=ウィリアムズ/タリスの主題による幻想曲
モーツァルト/フルート協奏曲第2番ニ長調 K.314 (285d)
エルガー/交響曲第2番変ホ長調op.63

16.September.2009 7:00p.m.The Symphony Hall
The Orchestra Osaka Symphoniker 138th SubscriptionConcert
Conductor/Naoto OTOMO
Flute/Riria NIIMURA
Concertmaster/Koji MorishitaPrincipal solo Concertmaster of The Orchestra Osaka Symphoniker
Program:
R.Vaughan-Williams/Fantasia on a Theme by Thomas Tallis
W.A.Mozart/Concerto for Flute and Orchestra No.2 in D major, K.314 (285d)
E.Elgar/Symphony No2 in E flat major, Op.63

9月はハロ系のコンサートだのゲキハロだのがあって月の半分が何がしか現場にいるんだよなー。シンフォニカーどうするかなー。行ったら3日連続になるからしんどいな。せっかくのエルガーだけど回避するか。

・・・新村理々愛さんは1994年生まれで現在中学3年生。
中学3年生。
中学3年生。
中学・・・。

というわけで行ってきた。おぢさんを召喚する必殺キーワード「中学生」が使われたのではどうしようもない。チケット引換所で「1階上手、出来るだけソリスト前にしてくれ」と言わなかったのがせめてものプライドだ。成長したなオレも。
客入りはそこそこだと思う。7割強。客を呼べる曲が全く入っていないことを思えば御の字だ。

タリス。
そろそろ忘れかけていたが、児玉さんの意向で弦楽のみの作品がかならず一曲はプログラムに組まれるんだったね。関フィルと同じく、通常の弦楽オケの後方、普段管楽器が居る場所に第2弦楽を一列に並べて配置。祈りというよりも祈っている人々を写した絵画を見せられているようなもどかしさと距離感が直人らしい。美しいが切実さが全く感じられない。聴きやすい演奏なので初めてタリスを聴く、という方々向け。

モーツァルト。
コンクールとか獲りまくるはずだわ。ここで色々フルートを聴いたが弱音に気を遣うあまり音が痩せたりする人が多い中、大変芯のある音でホールのすみずみまでしっかりと届いていた。
実のところは凝視するのに全精力を傾けたので音楽は二の次だった。梨沙子愛理、千聖と同い年だと思うと大興奮ですよ。別に拭かなくていいからおぢさんにそのフルートを渡しなさい、と。誰もいない教室に忍び込む中学男子のような行為を働く寸前であった。

休憩挟んでエルガー。直人の路線はいつぞやの京響と同じ。あれに比べると金管が美感を欠くぶん、迫力があった。終楽章はオケの焦りに合わせて直人の手綱が緩められてほんのわずかながら直人らしからぬ驀進傾向の音響になったのが面白い。しかしこの曲はオケにも受けてないのは手に取るように分かるね。ブラームスをしこたまやるよりはマシじゃと思うんですが。
来年の大フィル定期が楽しみです。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。