短期決戦！

　貧血の改善・・・それは最重要課題　

毎日静注で鉄を補給し、次の診察日まで続けて、Hb 10.0 以上に改善できていたら予定どうりの日程で手術をするということになっている。

静注で鉄を増やすことで結果としてHb（ヘモグロビン）が増える。
理屈はわかるのだが、食べ物でも鉄を多く含む食品を選んでしまう。(^^;;
ドクターは、注射で鉄を入れるので特に食事内容には言及しなかったが、食品補助剤としてのタブレットを摂取してもいいかとたずねたら

注射しながら鉄剤飲むっていうのはあまり聞いたことがないですね。必要ないとは思いますが・・・

というのも、お腹の中での鉄の吸収というのは意外としづらいものなのだそうだ。
「１日の必要な鉄の何％が含まれています」みたいな表示はあくまでも表示だけで、全部が吸収されるわけではないので安心はできないとの事だった。
でも、摂らないらないよりは摂ったほうがいいはずと信じ、市販の鉄のタブレットも飲んでみる。

注射の方は毎日かかりつけまで通院するのは時間的に無理があるので勤務先の病院でやってもらうことにしたのだが・・・


ブルタールはおいてあるけど、基本的に使ってないからなぁ。
薬剤師に聞くと、何年か前に副作用のことで医師と患者のトラブルがあって、それ以来事実上使用してないとのこと。
とりあえず、在庫があるのは確認したので外来にカルテを作ってもらうことにした。

【ソリタT2　200　ml　＋　ブルタール　1　A】
院長指示でカルテにはそう書かれていた。
これは点滴用の薬品にブルタールを混ぜて使うという事だ。

「あれ？　静注でちゅぅ～と入れてくれないの？」
「うちはじかには入れないのよね。院長指示だし」

なんとなく納得がいかないのだが、勤務先の　”院長指示”というのはもう絶対服従の代名詞なのだ。私が抵抗しても無理なのは目に見えている。

仕方なしに、点滴で入れてもらう。



点滴をはじめて４日目に、恐れていた薬疹が再び！
薬疹の範囲は左フトモモと左足首のみ。
へんな出方だ。

しかもこの日、中間検査のつもりでHbを計ってみると8.4に下がっていた

あわてて通院先の婦人科に電話を入れ、薬疹とHbの件を伝えると受付のねーちゃんが
「受診してもらわないと困ります」
とほざくので、
「私は他の病院に勤めているので今すぐに受診しろと言われてもそちらへ行けません！　とにかく今何をすればいいのかしてはいけないのか、ドクターに聞いてください」

午後になってようやく返事が来た。

ブルタールは即効性のある薬ではないので、Hbはまだ上がってこないと思います。薬疹に関しては、あまりひどいようならそちらで診てもらってください。

静注は中止しなくていいのかと聞くと、続行してくれとのことだった。


気になって知り合いの看護師に聞いてみると、点滴と混ぜて入れるのは、副作用を軽減させるためだと思うと教えてもらった。
それまでは保険点数を上げるために　わざと余計な薬品を使っているのかと勘ぐっていたのだ。（あながち間違いではない気もする・・・そういう病院なのだ）

手術が予定どうりになるか、１週間延期か。
できれば早く切ってはやく回復したい。ジリジリ待つのもやだし。
全ては、私の造血機能にかかっているのだった。

・・・さらに続く・・・