つれづれ日記

気まぐれなひとりごとを書いていこうかな

卒業の季節です…

2005-03-01 21:54:32 | Weblog
今日は卒業式でした

福島県の県立高校では毎年3月1日が卒業式と決まっています。今日がその日。異動して新しい学校で初めての卒業式でした。私が卒業クラスの担任として卒業生の子達を見送ったのは、ちょうど一年前。時が経つのは早いなーと実感していました。

今日の卒業式は淡々と進み、いよいよ卒業生退場。担任がそれぞれのクラスの生徒の前に立ち、先導して行こうとした時、「せーの」のかけ声とともに「○○先生、ありがとうございましたっ!!」という声が会場に響きました。すべてのクラスで担任への感謝を伝えるひと言がありました。こうして文字にするとちょっとくさいなぁと思うかもしれないけれど、その場で聞いていると感動的で良いものでした。言われた先生達はきっとうれしかっただろうな。

前の職場で「担任やってると大変だけど、卒業式の日にはそんなこともみんな許せるし、忘れられる」という趣旨の事を言っていた先生がいたけれど、そんなもんかなーって思ってました。でも私も去年の今日、その先生が言ったことがわかった気がしました。卒業式の日の生徒の表情って、本当にいい顔なんだよ。いろいろやんちゃをしたような子でも、その日ばかりは明るい顔つきをしていて、見ていてとても清々しい。毎年、あぁ卒業っていいなって思う。とりあえず一区切り、本当はそこから先の方が大変なんだけど、そこまで辿り着いたっていう達成感と、未来への希望みたいなものが、ああいう表情を作るんだろうね。私ももう一度卒業したい!今後また大学などに通わない限り、『卒業する』という経験はもうできないんだよなーって思うと、うらやましくなります。

卒業生を持っていた教師にとっても、卒業式は一つのゴールです。卒業式まであと何日…なんて生徒が1年生の頃から数えていたりも、実はします。それだけにその日は格別です。そりゃビールも美味いってもんでしょう。今日は県内のあちらこちらで花束を抱えた酔っぱらいの人々をみかけるはず。そんな時は「あー、ごくろうさん」って心の中でねぎらってやって下さいね。

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3 コメント

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そうかぁ~ (あや)
2005-03-02 06:51:40
卒業式、早いんだね。

そうだよね、ひとつの区切りであり、達成であり、

生徒たちの成長を見てきた先生にとっては、生徒たちとはまた別の感動があるんだろうな~

自分が生徒だったときは先生の感動なんて考えてもいなかったけどね

おとなになったなあ
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卒業する (ゆりこ)
2005-03-07 01:37:37
なんだか感慨深いねぇ。そういう経験ができる場に居ることが素晴らしいなと思う。



「卒業」はきっと今でもできるわよ?

みゆきが今の学校から異動するときかもしれないし、卒業生を送り出す時かもしれないし....



私は今の会社を卒業しようと思っております...なんか、ホント、卒業ということばがふさわしいのかもしれない。

1人で悶々と進める作業ではあるんだけれども、最終的には「卒業式」がやってくるんだろうなぁと思って、なんか読んでて切なくなりました
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もうすぐ卒業かぁ (みゆき)
2005-03-07 23:47:00
ゆりこももうすぐ卒業するのね。そういう節目って必要だよね。そういう時にリセットできるから。私の仕事は転職しなくても、異動があるからその時がリセットの時だな。新しい職場に入ることはエネルギーはいることだけど、そのおかげで新鮮な気持ちを保てるのかもしれないね。私もそのように思うことにします。雪も新鮮な驚きってことで。ね?
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