昼下がりの枋寮站、普快355次(普通列車、列車番号355)はゆっくりと発車しました。
今回の鉄道旅のハイライト、南廻線(なんがいせん)の旅の始まりです。
向かいの列車は高雄から来た區間車で、JRでいう快速列車?にあたり、日本と同様、電車の區間車が主流となっています。
僕の乗った普快355次列車は、旧型客車で冷房なし、何と窓が開くのです。こんな列車、日本では見かけなくなりましたね。
南廻線は1992年開業した、新しい路線。
南廻線の開通により、台湾を鉄道で1周出来るようになったという訳です。
新しい路線ではありますが、こんなのんびりとした旅が出来る列車が走っているのは、正直、驚きですね。
高雄へ向かう自強號の待ち合わせで、列車はここでも小休止です。
この日の普快355次列車、たった3両の客車をディーゼル機関車が重連で牽引していたんですね。回送なのでしょうか?
枋寮から98㎞、約2時間ののんびりとした旅でしたが、日本の鉄道では体験出来ない事を経験しました。
「鉄道の旅は癒される!」
まさに、そんな旅でした。