更新が滞っていましたが、引き続きプラハネタです。
体調もまだ本調子ではありませんので、今日も病院に行きました。
早く、治したいです。
朝もやの中で…
ライプツィヒを出た所で、また眠りに就きました。列車が静かなのか、ぐっすり眠る事が出来ました。こんな体験、日本では出来ません。
チェコ共和国もシェンゲン協定に加盟したので、国境でのパスポートチェックもありませんでした。僕の場合、フランスで入国した事になっているのですから…
車掌さんが僕のコンパートメントの扉をノックする音がして、目が覚めたのは午前7時でした。車窓には朝もやのヴルダヴァ川(モルダウ)が…
思わず…
「おーーーーーー!これがモルダウーーーーーっ!」
感動的な朝を迎えました。
再び目が覚めると
朝もや~日の出を迎えるモルダウの様子を動画にしてみました。
一面、霜の降りた朝です。
初めて動画を編集してみました。4部構成です。
「朝食だよ」
と車掌さんは、「ランチボックス」ならぬ「ブレックファーストボックス」を僕にくれました。そして、
「Tea or coffee?」
と、暖かいコーヒーを頂きました。
CNLは、寝台料金の中に朝食代も含まれているのです。
CNLのブレックファーストボックス?
こういったサービス、嬉しいです。
日本では寝台列車の廃止が進んでいますが、残っている列車にもこんなサービスがあるといいですね。
北海道へ向かう寝台特急「カシオペア」・「北斗星」では、朝食は食堂車に行くスタイルですが…
箱の中身は、こんな感じ。
パン2つとチーズ、そして、ドイツらしくレバーブルスト(パンに塗って食べるソーセージ)。
バター、ジャム、オレンジジュース
これだけでも立派な朝食です。
コーヒーはいつもブラックで飲むので、砂糖とクリームは日本へのおみやげです。
レバーブルストは以前ドイツへ行った時、よく食べましたので、懐かしさを覚えました。
今でも時々、クラッカーなどにのせて、オードブルにします。
勿論、ワインも欠かせませんね!
チェコ、朝7時過ぎの模様
北海道より緯度が北になるので、日の出は遅いです。
ヨーロッパでも寝台列車の本数は少なくなっているものの、DB(ドイツ連邦鉄道)が中心となって「快適なサービスを提供する夜行列車」というコンセプトでCNLという列車が登場したのです。1等・2等寝台車は勿論、2等座席車を連結し、列車の中には食堂車(夜中も営業している列車がある)も連結されており、快適な旅が約束されております。列車の速度も、「快適な睡眠を妨げてはいけない」という事で、最高120㎞/hなのだそうです。
CNLの1等寝台車
側面は、チェコらしく、プラハ旧市街の建物が描かれております。
CNLはヨーロッパの方々にも結構人気があり、全ての列車は予約をしないと乗る事が出来ません。ユーレイルパス等の周遊券で利用される場合でも追加料金が必要となりますのでご注意を…
朝7時半過ぎ、
やっと日の出を拝む?事が出来ました。
車掌さんに今の気温を尋ねると
「-3℃」
日本の感覚でいうと、もう冬ですね。
10月の志賀高原や、この旅で訪れたフランクフルト以上のインパクトがありました。
ついに…
憧れの地、プラハへ到着です。
プラハ到着
プラハ市内に入った所から、ホレショヴィツェ駅に到着する模様です。
2部構成でUPしました。
でも、線路脇にある壁の落書きは、頂けませんね。
日本でもビルやお店のシャッターに落書きをする事件が報道されましたが、ここの落書き日本それ以上にひどいです。今回の僕みたく、列車でプラハに来た人はどう思うのだろう?
「黄金の都」のイメージが台無しですよね。
EUに加盟したとはいうものの、西欧に比べると経済は発展途上であり、今回の金融危機の影響もあってか、景気も良いとはいえない。そんなチェコの現実を垣間見た一時でした。
そう、鉄道の旅は、現実を見る旅でもあるのです。
プラハ・ホレショヴツェ(Praha-holešovice)駅
CNL「ORION号」の終点です。
本来ならば、プラハ本駅(Praha-hlavní nádraží)が終点の筈なのですが、
本駅は現在、大規模な改装工事を行っている関係で、列車の発着を制限しているそうです。
それにしても、プラハの玄関口としてはかなり寂れた印象です。
プラハからウィーンへ向かう時も、この駅でした。
この駅で、地下鉄に乗らないといけないので、20ユーロだけを両替しました。
レートは市中の銀行と比べ、明らかに悪いです。
「うーーーっ!何という寒さだ!」
駅に降りた時、思わず言ってしまいました。
この年の秋、僕は何回秋と冬を行ったり来たりしたのだろうか?
季節感覚が狂いそうです。今(1月)の名古屋よりも、この時のプラハは寒かったのですから…
メトロに乗って…
ホレショヴィツェ駅はプラハ郊外の駅で、これといった見所もある訳でもないので、プラハ本駅まで地下鉄を利用しようと、「Dobré ràno(チェコ語で"おはよう"の意味)」と駅にいたジモッティーとおぼしき方に地下鉄の乗り場を教えて貰いました。地下鉄の切符売場へ行き、24時間券(地下鉄・バス・トラムが24時間乗り放題の切符)を買って、地下鉄に乗りました。
ホレショヴィツェ駅の地下鉄ホーム
使い回しです。
丁度朝のラッシュ時間帯だったので、結構混んでいました。
混んでいたといっても、東京ほどではありませんけどね…
プラハの地下鉄(その1)
ホレショヴィツェ駅の模様です。
地下鉄もかつてのニューヨークほどではありませんが、落書きが多いです。
車両も比較的新しく、日本の地下鉄とそんなに変りません。
ただ、扉は自分で開けないといけません。
ここで、ちょっと地下鉄&トラムの乗り方をご伝授しましょうか。
プラハの地下鉄の乗り方は、以下の手順です。
- 切符を買う
- 買った切符を自分で改札機(刻印機)に差し込み、日付と時刻を刻印する。
- 地下鉄に乗る
- 地下鉄を降りる
1の切符の購入は、ホレショヴィツェ駅や本駅などの利用客の多い駅では有人の切符売場があるので、そこで購入する方がいいです(売場のおばさん?も英語が通じた。他にもキオスクやインフォメーション、新聞屋さん、ホテルのフロントでも切符が買えます)。また、市内観光をするならば、24時間券や72時間券といった乗り放題の切符を買っておいた方がいいです。
2の改札ですが、プラハの地下鉄には日本のような「自動改札機」なるものがなく、自分で改札をするシステムとなっています。
「自分で改札?」というとピンと来ない方もいらっしゃるかも知れませんが、これが一番重要なポイントです。地下鉄の入口(トラムの場合は乗車口)には改札機(黄色い箱のようなもの)があり、その改札機に切符を差し込んで、利用開始の日付と時刻を刻印するのです。
もし、この刻印をせずに地下鉄に乗った場合、検札(検札官による切符の検査。地下鉄やトラムで頻繁にやっている)の際、無賃乗車とみなされ、罰金が徴収されます(実際、ムゼウム"Muzeum、国立博物館前"駅で目撃した)
24時間券や72時間券などの乗り放題の切符の場合は、最初に一度刻印をしておけば、切符の有効期限まで刻印をする必要はありません。
3についてですが、プラハの地下鉄は日本とは逆の右側通行です。島式ホーム(東京でいう大手町駅、名古屋では地下鉄桜通線のようなスタイル)では迷うことがありませんが、ホームが線路の外側にある場合、日本の感覚で乗り場に行くと逆方向に行ってしまいますのでご注意を。
また、扉も日本の地下鉄みたく自動で開きませんので、自分でボタンを押して開けます。
このボタンを押して扉を開ける方式、日本でも北国のローカル線でも採用されており、僕も4年前の冬、五能線の列車で体験済みです。
4で地下鉄を降りる時も、扉は自分で開けないといけません。地下鉄を降りたら、改札を通らなくても良いので、そのまま外に出られます。
以上です。
東芝のノートパソコンもチェコでも結構有名です。
17,990コルナ(以下"Kč"といいます)×4円80銭(この日のKčの換算相場)=86,352円
日本で買うより安いじゃん!
でも、この世界的なノートパソコンのブランドメーカーも、今年は赤字決算になるそうです。
いかに金融危機が凄いことになっているか、推して知るべしですね。
あの、トヨタ自動車も今年の決算は赤字になるのですから…
やっとの思いで…
プラハ本駅に着きました。
プラハ本駅(Praha-hlavní nádraží)にて、
プラハ新市街にあり、旧市街にも近く、利便性の高い駅なのですが、現在工事中(泣)
アールヌーヴォーの駅舎のカフェに行きたかったのですが、カフェも閉店(泣)
工事が終わったら、どんな駅になるのか楽しみです。
そうそう、日本でも、東京駅も工事中ですよね…
今回、僕がプラハで滞在する「ホテル・ヤスミン」がこの駅から歩いて5分の所にあり、本当ならば、CNLも本駅が終着駅で、この駅のカフェで「プラハに来たーっ!(古い 笑)」とまったりする予定でしたが、そそくさとホテルに向かいました。
プラハ新市街、Hotel Yasminの前にて、
今回、ホテルはインターネットで予約しました。
それも、出発1週間前…
初めて、クレジットカード番号をインターネットで入力してしまいました(怖)
2006年にオープンしたばかりの、デザインホテルといわれる新しいスタイルのホテルです。
等級でいうと5つ星に相当する、結構快適なホテルでしたよ。
スタッフの方も、皆さん英語が通じますし、サービスも満足行くものでした。
このホテルのレストランも結構良かったです。
世界の麺料理が楽しめるコーナーもありますので、パスタが好きな方にお勧めです。
まだ、朝の時間でしたが、ホテルもチェックイン可という事でしたので、早速チェックインをしました。
「Mr Manbou、パスポートを見せて下さい」
「はい」
「そしたら、このシートにサインして、カードの暗証番号をこの機械に打ち込んで下さい」
「はい」
チェックインを済ませると、イケメンなスタッフの方が僕の所に来て、
「お部屋までご案内させて頂きますので」
という事で、僕の荷物をカートに乗せて部屋まで案内をしてくれました。
このきめ細かなサービス、満足しましたので、チップをはずんだのは言うまでもありません。
列車が快適だったとはいえ、疲れがたまっていましたので、ホテルでしばらく休む事にしました。インターネットも使えますので、早速「旅するパソコン」を接続しました。
実は、昨年の11月19日の日記「Magical Mystery Tourへようこそ!」ですが、プラハのこのホテルでUPしたという訳です(現地時間では18日でした)
次回は新市街へ向かいます。
プラハ新市街にて、見るもの全てが被写体になります。
今回の旅、また写真の面白さにハマった旅となりました。