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ボカロ曲好きな声優!「成島 舞」のブログです!

「舟を編む」(映画)見ました!

2020-05-09 12:00:00 | 作品感想
こんにちわ!

作品レビューのお時間がやってまいりました!(笑)
今回は映画版の「舟を編む」を見てみました。

私自身邦画の方が元々好きで、そう言う意味合いでも肌に合うのかなあと思いつつ😁
酷評も結構あるみたいですが、人の好みや感性、見ている箇所によって伝わっているもの、伝わっていないものが出てきますからね。
感性が必要になる作品、想像力が必要になる作品は分かりやすい善悪ものよりはわかりづらい。

でも、意外とそう言う作品が好きな私はこういう作品は好きです😊

と言うわけで、あらすじから行ってみましょうー!

※多分にネタバレを含みます。
みたくない人はブラウザバック!!

じっくり楽しむ作品★★★★★

「舟を編む」(2013年)
主な出演
松田龍平
宮崎あおい
オダギリジョー
池脇千鶴
ほか

あらすじ
出版社「玄武書房」の辞書編集部では大渡海」という現代の新しい辞書の出版を企画している。
そこで働く荒木は定年間近で自分の後継者を探していた。
営業部にコミュニケーションの苦手なオタクっぽい馬締(まじめ)という男がいるという話を聞きつけ、辞書編集部にスカウトする。

最初は上手く馴染めない馬締だったが、周りの人たちの助けもあって辞書編集部に馴染んでいき、新しい辞書「大渡海」を発行するためさまざまな困難を乗り越えていく…


簡単に話すとこんな感じです。

ハリウッド映画みたいな大きな衝撃を与えるインパクトがあると言うよりは結構地味目の作品です。

が、そこに携わっている「人の思い」が見えるととても面白い作品です。

私自身、辞書ってこんなに作るの大変なんだ…と感銘を受けました。
想像してみてください。

6万個もの単語をどれを載せるのか他の辞書と見比べながら選定して、語釈を考えて。
新しい言葉も次々生まれてくるから色んなところに行って言葉を集めて。
間違いがあってはいけないから何度も何度も確認して。

10年以上もかかってあの「辞書」と言う分厚い本は作られているんです。

普通に生活しているだけでは中々手にする機会が少ないかも知れません。
私も「辞書最近みたのいつだろう?🤔」くらいの勢いです。

だけど、辞書ってこんなに奥深いんだって知ることが出来ました。
そう言う意味合いでこの作品はとても素敵な作品だと思います。
残っていってほしい作品です。

印象に残ったシーン①
「誰かとつながりたくて、広大な海を渡ろうとする人たちに捧げる辞書。それが大渡海です。」

監修担当の松本先生の言葉です。
誰でも生まれてから全ての言葉を知る人はいません。そして一度は学校などで辞書を手にする時ってあったのではないでしょうか?

言葉には色んな意味がありました。
同じ響きの言葉でも意味の違うもの、時と場合によって意味合いの変わるもの。

そう言った言葉を分かりやすくまとめたもの。それが辞書なんですよね。

言葉を使ってコミュニケーションをする上ですごく奥の深い言葉だと思いました。
この言葉は物語の中でも主人公に大きく影響を与える言葉です。


印象に残ったシーン②
上手くコミュニケーションを取れない馬締が、大家さんのタケと一緒にご飯を食べている時のシーンです。

馬締が人の気持ちがわからないと吐露するのに対して、「他人の気持ちがわからないなんて当たり前じゃないか。分からないからその人に興味を持つんだろ?話そうと思うんだろ?」と答えるこの言葉。

すごく当たり前なのかも知れない。
けど、私たちって普段分からないって思ったもの「まあいいや」って遠ざけて終わることも結構ありますよね。

思い込みや周りからの噂とかの固定観念でその人を見ているのかもしれない。
話してみないとその人の本質は分からないんだよねって改めて思いました。

話すってことの大事さも伝えてくれています。

印象に残ったシーン③
どこのシーンがって言うより、やっぱり自分がやりたい事を成し遂げようとすると「強い気持ち」が必要で、色んな人たちが馬締の強い思いに影響されて言葉の世界にのめり込んでいくと言う部分が心に響きました。

人を巻き込むには強い気持ちと人に思いやりを持つこと。
これはとっても大事だけど中々難しいことです(笑)

印象に残ったシーン④
「大渡海」がめでたく出版できたけれど、監修担当の松本はもうこの世には存在しなかった。
辞書を作る15年…冒頭の方にも台詞で出てきますが、どれだけ日々頑張ってもこの長い長い期間生きていられるとは限らない。

松本が荒木にあてた手紙の中で「感謝という言葉以上の言葉がないか、あの世があるなら、向こうで用例採集するつもりです」という言葉。

とても大きな大きな感謝の気持ちが伝わりますね。
奥様がこっそりと「馬締さん、ありがとう」って言葉をかけるんですけど、その「ありがとう」は何に比べても変えがたいほどのものだと思います。

こういう仕事が出来るようになりたいですねえ😭😭


その他にも様々なシーンで笑顔になれたり、クスッと笑ってしまったりするシーンもあります。
馬締はちょっと変わった感性の人なので、不思議なやりとりもありますが(笑)
じっくり系が好きな方にはとてもおすすめの作品です!

よかったら見てみてください😊




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是非とも活用してくださると嬉しいです!✨

そして、良いなと思ったらSNSなどで広めてくださると嬉しいです!




「プラダを着た悪魔」見ました!

2020-04-30 12:00:00 | 作品感想
こんにちわ!

今回は作品レビューです🙇
この機会に有名な作品を結構見てるんですが、「プラダを着た悪魔」を見てみました。
実はあんまり洋画って見てなかったので、結構新鮮です😊

※ネタバレありなので、見たくない人はブラウザバック!!

おしゃれ度★★★★★

いや、着飾るものやメイクが違うと人って本当に変わりますね。
物語の初め、主人公のアンドレアは本当にカジュアルな服ばかりでしたが、途中からブランドものの服を着るようになってこんなに印象が変わるんだなってストレートに思いました。

あらすじとしては↓
ひょんなことからファッション雑誌「ランウェイ」の編集長「ミランダ」のアシスタントとして働くことになったアンドレアは、鬼のような編集長に振り回され、最初は愚痴をこぼしていた。
だが、あるきっかけを元に彼女は努力を重ねて優秀なアシスタントへと育っていく。
仕事が上手くいくにつれて今までの周りの友人や恋人たちとの価値観がずれていき…

と言ったところでしょうか🤔


印象に残ったところ①
ナイジェルに愚痴をこぼすがそれを一蹴されてアンドレアが前を向くシーン。

最初、ファッションに全く興味のないアンドレアは知る努力をしようとしませんでした。
上司のわがままに振り回され、嫌気が差して愚痴をこぼした時に、ずっと「ランウェイ」の創作に関わっているナイジェルから「君は努力していない。ただ愚痴を並べているだけだ」と言われるシーン。

この言葉にアンドレアは自分が関わっている仕事のことをもっと知ろうと努力を始めます。

アンドレアはまずは見た目を周りの価値観へ合わせました。そして、今までよりも一層仕事を頑張ったのです。
当然失敗することもありました。上司から難題を突きつけられて奔走することも。
しかし、次第にアンドレアはミランダに認められて行きます。


人って価値観の違うものを理解できなかったりするじゃないですか。でも知ってみて新しい発見があったり、理解できたりすることってありますよね。
分からないものを否定して遠ざける。愚痴を言うだけではなく、まずはその人の価値観を知ってみるって言うのはとても大事なことだなと思いました。
しかし、この上司は食らいつくのはめっちゃ大変だと思います(笑)

印象に残ったところ②
アシスタントになる前から付き合っていたネイトとのやりとり。

アンドレアが認められていくのと反比例するようにどんどんと二人の距離が離れていく。

価値観が違うとやはり上手くやっていくのは難しいですよね。ナイジェルが、昇進の時期はそういうもんだと言うような発言をしますが、「確かに…」と納得させられました。
誰が悪いってわけでもなくて、わかり合えないってなんだか寂しいですよね…😞

印象に残ったところ③
終盤、ずっと付き従ってきたミランダとの決別のシーン。

パリのファッションショーの前辺りからアンドレアは価値観と言うものを考え始めるようになってきます。
自分の上司が上司の座を引きずり下ろされそうになったとき、知らせようと走りますが、華麗にそのリスクを回避するミランダの根回しは見事でしたね(笑)

「もし私がこの世界を望んでいなかったら?あなたの生き方が嫌だったら?」
「バカ言わないで。誰もが私たちに憧れているのよ」

この言葉の後、車から降りたミランダは建物の中へ、そして…


アンドレアは逆方向へ歩きだし、今まではすぐに出ていたミランダからの電話も噴水に投げ捨ててしまいます。

ここまでのアンドレアはミランダの言うことに従うのは「仕事だから仕方がない」を言い訳にしていました。
ですが、ここで初めて自分自身のために決断をします。


悲しい孤独な仕事人間になる道は選ばなかったんですねえ…


でも、正直一概にどちらが幸せだとは言い切れないと思うので、どちらを選んでもそれはその人にとって正解の道なんだろうなとは思います。


印象に残ったところ④
再就職のために面接を受けにいったアンドレア。
ランウェイで働いていた時のことをミランダに聞こうと連絡をとったところ返信のファックスが。

「あの子を雇わなかったら、大バカ者よ」

このシーンを見たときに、どんなに好きじゃない仕事でも一生懸命やって能力を身につけて、認められることはとても大事なことなんだなって思いました。

アンドレアも最初はジャーナリスト志望だったのでファッション誌のことを知ろうともしなかった。
けれど、こうやって認められるくらいに仕事をすれば力になってその後の自分に役立つんだってことを改めて思いました。


今、こんな状態でやりたいことをやれない人って多いと思うけど、でも今出来ることの中からしっかりやることやってったらそれは自由に動ける時期になったら自分の力として発揮出来るんじゃないでしょうか。


因みに…


コメディって書いてあったけど、コメディ…?
ギャハハ系ではなかったです(笑)


ミランダ役のメリル・ストリープさんの演技がカッコいいですので、良ければ見てみてくださいね!✨




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「シザーハンズ」みました!

2020-04-27 12:00:00 | 作品感想
こんにちわ!

今回はですね、ティムバートン監督の「シザーハンズ」のレビューです。

※ネタバレしますので、読みたくない人はブラウザバック!!

世界観★★★★★

この作品はもうとにかく、「世界観」が素晴らしいです。
現代のおとぎ話と言うだけあって、ロボットやら歯車やらお城やら、後ろの背景とか描写されるもの(植木とかも)がとにかく日常とはかけ離れてる感じ。
特に日本人にとっては尚更✋

ディズニーとはまた雰囲気違うんですけど、設定も手がハサミの青年と言うぶっ飛んだ設定ですしね😁

簡単なあらすじとしては…
とある大きな屋敷に住む発明家が人造人間を作っていた。
だがしかし、完成間近で亡くなってしまい、手がハサミの状態で取り残されてしまった青年エドワード。

化粧品の販売員をしているペグはある時屋敷を訪れ、エドワードと出会う。
エドワードを不憫に思ったペグは彼を自分の家に迎え入れる。
最初は周囲から驚かれたものの、次第に受け入れられるようになるが…。


と言う感じです。

主演はジョニーデップさんなんですが、実は私、「パイレーツオブカリビアンで人気の人」って言う認識しかなくて、パイレーツオブカリビアンも見たこと無いので全然知らなかったのですが、シザーハンズの主人公「エドワード」はとても魅力的なキャラクターでした!

なんだか動きとかやっぱり普通と違うし、エドワードって台詞数にしたら多分少ないんです。
でも少ない言葉の中でちゃんとエドワードの気持ちがしっかり伝わる演技を届けてくれてます。

後、時間の経過の描写の仕方とか独特だし、エドワードがハサミを使ってる時とかどうやって撮影してたのかなーと思いました。1990年の作品だけど、結構CG入ってるのかな🤔

お話の内容としては、個人的な感想ですがちょっと中途半端な部分があるかも…。
と言うのも、おばあちゃんの語る昔話的な感じでスタートするので、微妙な下ネタが…😅
大人向けなのか、子供むけなのか。
どっちかに振って欲しかったなあ感はちょっと残りました(笑)

印象に残ったシーン①
ペグの娘キムの写真をエドワードが初めて見た時の表情。
これは、「あ、惚れたな」ってのがわかるのが素敵ですね。
表情だけでそれを視聴者に分かるように表現出来るのが素晴らしいです!

印象に残ったシーン②
エドワードの手が完成して、やっと人間として完成すると言うときに博士は病で倒れて亡くなってしまいます。
その自分のものになるはずだった手を博士が倒れたはずみで切り刻んでしまった。
そして、博士を心配して抱き起こしたいのに触れられないことへの悲しみ。
このシーンはとても悲しい気持ちになりましたね…😭

印象に残ったシーン③
エドワードの気持ちとキムの気持ちがやっと繋がって、キムが「抱き締めて」と言った時に試みようとするけど、悲しそうに「…出来ない」と言うエドワードの短い台詞。
これもシザーハンズの苦悩ですね。
どんなに辛いことだろうと想像すると泣けてきます😭

印象に残ったシーン④
最後のキムとエドワードの「愛してる」と「さよなら」。
とても短い言葉に想いが詰まっています。
その後の二人のそれぞれの様子でどれだけ強い気持ちで結ばれているのかがよくわかると思います。


ティムバートン監督によるとジョニーデップはこの頃はまだ箸にも棒にも引っ掛からない役者だったと話されているようですが、成長する意欲は大いにあったそうです。

今じゃ大スターですしね(笑)
現在のジョニーデップさんの写真見たらエドワードと違いすぎてびっくりしましたけど🤣

もっと詳しい豆知識はこちらをどうぞ⬇️


興味が沸いたら見てみてくださいね!
それでは、stayhome!😺

SHINING見ました!

2020-04-18 12:00:00 | 作品感想
こんにちわ!

今回は、ホラーの金字塔。
「SHINING」を見てみました!

あんまり普段ホラー映画を見ないので、ドキドキしながらNetflixで視聴(笑)

実は幽霊系は「着信アリ」とか「リング」とか見たことはあるんですけど、「13日の金曜日」とか「チャイルドプレイ」とかああいうスプラッターなやつが苦手で😥
痛い😖💥ってなってしまうんですよ。

THE共感能力。

しかし、あんまり見たことないものも挑戦していこう!ってことで、見てみました。

ホラー度★★☆☆☆

ってとこでしょうか。

個人的に世に出回ってるヤバいやつよりそんなに怖くはなかったです。

※ネタバレすると思われるので知りたくない人はブラウザバック!!

あらすじとしては、
とあるホテル。
そこに管理人として雇われた一家が、冬の間誰も居なくなり、閉ざされてしまうホテルを暖めると言う仕事を受け、やってきます。
主人公のジャックは小説家志望。
この機会は小説にうちこむ絶好のチャンス。
家族を連れてホテルにやってきます。

息子のダニーは実は超能力の持ち主で、ホテルの至るところで亡霊が見せる様々な幻覚を見てしまいます。

1か月後、小説を書いていたジャックは様々なプレッシャー、そしてホテルに住む亡霊にそそのかされ、だんだんと気が狂って行き…。


と言うお話です。
ホラーなので、いたってシンプルな流れですね。
思ったよりスプラッターな箇所はありませんでした。
なので、そっち系の怖さと言うよりかは、迫り来る怖さってとこでしょうか。
ホラー苦手な方でもまだ見れる方の作品だと思います。

最初の方は結構穏やかな家族だったんですけど、途中から段々と家族の中での不仲と言うか(まあ主人公がキレだすだけなんだけど)そう言うものが見えてきます。

正直、私は映画を見ただけだと主人公の「アルコール依存症」って部分はパッと理解できなくて、wikiを見て「そうだったのか…」と思ってました…
細かい描写が見れてない😭😭ダメなやつ

だから、スゴく唐突に主人公がキレ出してエキセントリックな旦那だなと思ってしまいました(笑)

なるほど、アル中と暴力とホテルの呪い。
これが結構キーワードですね。

中盤からジャックの精神が壊れていき、後半はホラーの定番だと思いますが、迫り来る恐怖から逃げていくターンですね。

印象に残ったシーン①
冒頭にハロランというコック長で、「SHINING」(超能力)を使える黒人の方が出てくるのですが、「怪しい人だ!!」と思ってたら意外と味方でした(笑)

中盤から後半にかけてダニーの異変に気づき、ホテルへ向かうのは良かったんですが、救出劇に活躍するのかと思いきや、ジャックにあっさりやられたのには衝撃でした🙀🙀

油断しすぎ…!!

でも、リアルだったらこうなのかな…そんなこと起こってると思わないもんね。

印象に残ったシーン②
終盤、妻のウェンディをしつけるためにジャックが斧を持って追いかけて来ます。
扉を斧で叩き割り、覗く瞬間!
これが、映画のジャケットの写真と同じ感じで、「あ!!ここだ!!」ってなりました。
なんでもwikiによると、ここをとるために2週間かかっているんだそうです。
190以上のテイクを費やして、ジャックの狂気の表情を撮影したそう。

190回もやったらもう何が正解か分からなくなって来ますよね。
役者的な目線でホントにそう思う。

是非ともこのシーンは見てほしいシーンです。

印象に残ったシーン③
一番最後の最後です。
ホテルに飾ってある昔の写真にジャックとそっくりの男が写っているのが徐々に引きの映像からよっていってわかるのですが、深く説明はありません。

うおー、こいつは一体誰だ!!🙀🙀
輪廻転生なのか…!?
それともコレクションされちゃったのか!?
とか思いましたが、解釈はそれぞれ色んなものがあるという余白を持たせた終わり方となっております。

一応、wikiを見てみたら原作とはちょっと描き方が違っているようで、原作者さんから非難ゴーゴーだったようです。

原作が小説って言うのでありがちだけど、尺を納めるためにぎゅっと圧縮するみたいなね。
あるよね(笑)

しかし、この作品で言うと原作は家庭内暴力とアルコール依存症、そしてホテルの亡霊との戦いやそれに向かっていくための超能力って書き方をしているみたいで、ジャックのパーソナリティーも全然違うようです。

逆に小説読んでみたくなりました(笑)

お取り寄せしようかな😁
作中に出てくる「トニー」も映画は「誰だそれ!」で終わっちゃうんですけど、原作ではその謎もはっきりしそう。

実は、この映画最後に脱出したウェンディとダニーの病院でのシーンがあるみたいなんですが、監督の以降で削除されているそうです。

色々裏には複雑な事情があるもんですね…。

ドラマ版もあるようですが、そちらの方は原作のエッセンスをより取り入れた形になっているようです。

興味のある方は見てみてね!
それでは本日もstayhomeでよろしくお願いいたします😸
お仕事いかなきゃな皆さんは、からだに気をつけて頑張って下さいね😣


「いま、会いにゆきます」見ました。

2020-04-08 18:14:00 | 作品感想
今のうちに色んな作品を見ようと思って、邦画の「いま、会いにゆきます」を見てみました。

洋画と邦画ってなんかテイストが違うんですよね。
洋画の方がバーンと明確に分かりやすくテーマが見えるような感じがします。
洋画はテーマを極限まで表現するように作られてて、邦画はストーリー重視なイメージ。
合ってるのか分からないけど、ここ最近で見てるものだとそんな感じがしてます。

日本と海外での表現の仕方の違いなのかな🤔

「いま、会いにゆきます」は2004年の邦画。
主演は中村獅童さんと竹内結子さんです。

※例によってネタバレするので、見たくない人はブラウザバック!!

この作品は最初「へ?」ってところから始まります。

あらすじとしては、主人公の秋穂巧(あいおたくみ)という男性。一年前に奥さんの澪が雨の季節に戻ってくるという言葉を残してなくなってしまいます。

そして雨の季節、奇跡的に再会を果たした二人。
しかし、記憶をなくしており、よくわからないながらも巧と澪の息子、ゆうじと一緒に暮らすことになる。
時間を経て、今までの二人のことや子供のことを知っていく。
そして、夫と息子をまた愛するようになっていくのですが、雨の季節が終わったら彼女は消えてしまう。

そんな中での交錯する気持ちや絆を描いた作品ですが… 

この作品で印象的なのは、前半は巧目線で話が進んで行くのですが、澪が消えた後、ここから澪目線で話が語られます。
このツーセットでやっとすべての謎が明かされるお話です。

澪が消えるまでは、なぜ澪が戻ってきたのか、記憶がないのかと言うことは全くわからないまま進みます。

ここから伏線回収がホントにスゴい。
ああ、そう言うことなのか…!と。

澪が巧とゆうじの前から消えた後、次に目を覚ましたら種明かしが語られるのですが、澪が雨の季節に戻ってくるという言葉を何故残して死んでいったのかと言うと、実は20歳の澪が交通事故にあって、未来へタイムスリップしてしまっていたのです。

自分が死んだ1年後の世界に9年前からタイムスリップしたところからストーリーが始まっていたのです。

だから記憶が無かったんです。

沢山すれ違いばかりを繰り返して、上手くわかり合えずに思いをずっと抱えてた二人を先に進ませたのはこのタイムスリップでした。
澪は若くして亡くなってしまうと分かっていても、それでもずっと好きだった巧の元へ行く決心をしたのです。
愛する人との愛する子供をこの世に残したいと願って。

そんな風に人を愛せるって素晴らしいことですよね。
リアルでも人には一人一人ドラマがあると思います。
だけどここまで壮大なのは中々ないですよね。

タイトルの「いま、会いにゆきます」はタイムスリップ後の澪が現代に戻ってきて、どうするのか悩み、そして初めて巧に会いに行く時に日記に書いた言葉です。
伏線回収が効いてる…!😳

印象的だったシーン
この作品はホントに澪サイドからの視点になったときに初めて「ああ、だからあんなこと言ってたのか!」って言うのが沢山あります。

まず、ゆうじと埋めたタイムカプセルを開けて日記を読んだとき、1人縁側で涙を流すシーン。
これはこの時点で全くなんのことかわからないので、すごく印象に残ります。
音楽もなんだか穏やかでない感じの曲なので、一瞬まさかホラーじゃないよなと思ってしまったくらい(笑)
最後までみてなるほどとなります😁


それと、巧とゆうじのことを同僚の女性にお願いしに行くシーン。
自分が消えてしまうことを分かっていて後のことをお願いしたいと言うのですが、でも「巧さんが他の人を愛するのはやっぱり嫌だな…」って涙するシーンもグッと来ましたね。


後は、巧、ゆうじと澪の別れのシーン。
王道のシーンですが、ここはやられますね。
獅童さんも竹内さんもいいお芝居される😭
「私はずっとあなたの側にいられて幸せだったよ」って言葉。
ほんと死ぬとき誰かに言いたい言葉だし、言ってもらいたい言葉ですよね。
中々難しいんだけど😅

ゆうじが18歳になるまでのバースデーケーキの予約も素敵だなって思いました。
…ヴァイオレットエヴァーガーデンで似たようなのあったな(笑)
こう言う母の愛はズルい✨

ミステリー要素も少し入ったハートフルなお話です。

気になった方は是非とも見てみて下さい😺

では、皆大変だろうけど、ふんばりましょうね💪💪💪