月の照る夜に

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「さよなら私」最終話 プチ

2014-12-10 13:08:37 | さよなら私

夕べ、ドラマが始まる直前にいろいろあって、ちゃんと見られなかったので、
今朝、気になることころだけ見直して、とりあえず感想を。
またちゃんと見直して、後で書くかもしれないけど・・。
順序だてて書けてないです(^^;)

「幸せな家族」

岡田さんらしい、ピリリとしたところもあるけれど、
あたたかい雰囲気で終わった最終回でした。
大人のファンタジー。
現実の妙なリアル感と、非現実的なファンタジー的なものが混在している、
不思議なドラマだったと思います。
よくできてる本だし、キャストもはまって、演技も確かだし、
映像は綺麗だし、いいドラマだったと思います。
が・・(笑)、好きかと言われれば・・・やっぱり共感しにくいところもあって、
岡田さんと心が通じ合えたかは?(笑)

友美は、健人の母に戻れて、お母さんとも心が解けて、
大好きな人たちに囲まれて、薫に健人を託して、旅立ったんですよね。
みんなの中に生き続けるんだろうし、薫の中には、確かに生きている。
健人を思う母の心は痛いほど伝わってきました。
友美が亡くなるのが運命だとしたら、
そのためには、入れ替わりが必要だったんでしょう。
洋介が薫と不倫したのも、必然だったとか?
岡田さん、男性だけど、女性は素晴らしくて、男はダメだという考えでしょうか?(笑)
洋介も光雄もね~ お子様はみんな男だけどね、子供のうちは天使なのか(笑)
でもね、直人と尾美さんをキャスティングしたのは、
単純に悪い男という、人間はそんなステレオタイプではなく、様々な面をもつ生き物だということなのかな~。

人はどう生きて、どう死んでいくのか・・という大きいテーマも見え隠れするような、
親の愛、男と女の愛、友だちの愛、愛と赦し・・・を描いているとは思うけど・・。
友美と薫のお互いを思う気持ちはわかったけれど、
洋介への気持ちは、あまりハッキリ描かれなかったような気がします。
薫はハッキリしてる(笑)
健人の母にはなるけど、洋介の奥さんにはならない、子供がいれば、男はいらないと(笑)
前に洋介が言っていたように、薫は洋介のことが好きだけど、自分のものにしたいということはなく、都合のよい相手だったんでしょうね。
(親友の夫とわかっても関係を続けていたわけだし・・)
友美は・・・健人のことしか言っていなかったけれど、洋介がどうでもいいということはないよね。
入れ替わっていた時は、洋介と暮らすことを選んだし・・・、最後は側にいてほしかったのよね。
愛していたと思うけれど、
結局友美は洋介に気持ちをぶつけないまま逝ってしまったのかな~
乳がんのことを話し、最低の夫と言った時は、薫の姿だったし、
転移した時、、どうしてほしいと洋介が話したのは、友美の姿の薫だったし、
なじっても何でもいいから、友美に戻ってから、ちゃんと向き合う場面を見せてほしかったのが、
ちょっともやもや。

見るからに痛い目にあった光雄に比べて(尾美さん、可哀想すぎる^^;)
洋介は何も罰を受けていないという感想をチラホラ見かけるけど、
洋介は友美を失ってしまったんだから・・・。彼にはそれが一番辛かったんだと思う。
悲しみにくれて泣き叫ぶ場面でもいれればわかりやすいけど、
私が一番印象に残っているのは、
友美が亡くなってから、洋介が結婚指輪をするところ。
それまで、指輪ははずしていたけれど、見つめながらはめていた。
友美の写真の前にも、指輪がある。
友美が亡くなったら、洋介も薫と結ばれるつもりはないんだな~と。
結婚することもなく、健人のパパと母であっても、男と女にはならないんでしょうね。

「寂しいんでしょ」って、春子みたいに、スパッと言ってくれる人がいて、よかったよね(笑)
光雄も一緒に暮らすのかな?
春子は、真正面から光雄と向き合っている。
自分たちを捨てていった、どうしようもない男と思っても、悪い人じゃないとわかってるから、
そういう人の心の弱さもわかって、赦して受けとめてくれる、春子は大きい人。
薫が泣いていた時も、何も言わずに抱きしめてあげたし・・。
春子は、おなかの子のためにも父親が必要・・とかいう考え方はなく、
やっぱり光雄が好きで、待っていたんじゃないのかな。

みんなで暮らすって、ほんとにファンタジーだけど、
家族の形なんて、様々だから、自分たちがよければいい。楽しそうだもの。
洋介がああいう人だから成り立つのかな、この共同生活は(笑)
友美を愛した人たちで暮らす。
星野家は、キレイとか、そういうのでなく、光にあふれている感じがする。
セットとは思えない、柔らかい、あたたかい光・・。

友美と薫が元に戻った朝、
「おはよう!」と言った洋介の笑顔が爽やかすぎる(笑)
「おはよう」と笑顔で答える友美、普通の朝の光景が、どれだけ幸せなことか。
健人を抱きしめながら泣く友美を、洋介に抱きしめさせてあげたかった・・。

お母さんに会って、誉めてもらえた友美。
お湯をわかしながら涙がこみあげる母の姿にはグッときました。

転移が見つかって、クリスマスの頃には車椅子になって、
桜が咲くころに友美は旅立ったのかな。
風景と健人の画で見せていく時間の経過。
あえて、苦悩は見せずに、駆け足にも思える早さで過ぎていった穏やかな日々。
春子の子供は、夏に生まれる?(笑)
ひとつの命が消えて、ひとつの命が生まれる。
みんなに愛され、可愛がられるよね~
あ、冬子は・・・。
光雄さんを階段から突き落としでもしたのでしょうか?
光雄さんに別れを告げ、病院から歩く姿は、前へと進んで飛び立っていくようで(音楽も)
やっぱり女は強くしたたかである(笑)

スカーフを縫い合わせて、またひとつになったという象徴ですよね。
そして、高校時代の夢の話。
友美と薫は、前世は1人だったというくらい、女の友情というにはあまりにも結びつきが強すぎて、
そこが私には、いまひとつ共感しにくかったところでもあるんですが・・。
春子の友情は素直にステキだと思える(^^;)
ラストの薫と健人の姿。穏やかな親子の姿に見えるけれど、
そこは「ママ」と呼ばせないほうが、余韻があったように思える・・。
柔らかな顔になって、友美のような白を着る薫の姿を見せるだけでいいかと。
薫の中にいてもいなくても、友美はそこにいて、健人を見守っている、
私はそう考えたほうがスッキリするから。

昨日から、ずっと「Love is・・」が頭の中で繰り返し流れてます。
いい歌ですよね~。愛の歌です。

キャスト、スタッフの皆様、お疲れ様でした。
3か月、楽しませていただきました。
あ、ステーキ屋と牛丼屋はカットかな?
このドラマ、カット場面はどれくらいあるんだろう?
ディレクターズカット版で出ないかな、DVD。

そうそう、最終話の監督は黒崎D。最終話の映像は、とくに綺麗だと思いました。

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2 コメント

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何回もリピ (なっちゃん)
2014-12-12 13:33:45
shinさん、こんにちは。
ラジオ、無事聴くことができました。
すごくクリアな音声でした~。わくわくしながら待っていた分あっと言う間の1時間でしたが(笑)。
PCなので、shinサンのレポと照らしわせながら~で、さらに分かりやすかったです。ありがとyございました!
さよなら私、ついに終了しましたね。久しぶりに「終わっちゃったんだ…」と思うドラマでした。
最終回は録画のリピも4回ほど観ています。なぜか観たくなってしまって…。友美の病状の進行やお母さんがひっそりと涙するシーンは、父親を癌で亡くしているので、その当時の事が思い出されてきて、ちょっぴり辛かったですが、元気な子ども達や春子の大きな優しさに救われて、
朝食のシーンは、一切の状況を頭から追いやって、素直に幸せ感を満喫しました。
最終回は、今までに比べると明るい日差しがたくさんで、友美と薫のファッションも明るい感じ。
私も頭のなかでずうっと♪Love is…♪が流れています。
光雄と洋介のシーンは思っていたよりも少なかったような…。牛丼屋のシーン、確かになかったですよね。
ちょっぴり残念です。それと、友美と洋介が向き合うシーンが無かった事も残念です。それと(しつこいですが)春子の赤ちゃん、友美が生きている間に生まれてきてほしかったです。人生をバトンタッチするように…皆で新しい命を囲んでいる所を見て見たかったです。
…長々と、大変失礼しました!
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なっちゃんさん (shin)
2014-12-15 08:39:06
無事に聴けて、よかったですね。

終わってしまいましたね。
最後は駆け足的にも感じましたが、
もともと脚本は全部できていたので、他のドラマのように、最後に詰め込んだというのではなく、
もともとああいう風に描くつもりだったんでしょうね。
悲しいけれど、明るさも感じる最後でした。

大勢で賑やかに食べる朝ごはん、
幸せな風景ですよね。

撮ったけれど、カットされてしまった場面は、結構あったのでは? ちょっと見たいです(笑)
どんな形でも、友美と洋介が向きあう場面はほしかったです。それは、本当にモヤモヤです。
2人ともお互いを愛しているというのは、感じられるけれど、ある程度ハッキリ見せてほしかったです。
それがないと、友美が損をして薫ばかりが得をするという感想にも繋がるような・・。
そう、バトンタッチの場面も見たかったですよね。
絶対女の子だと思うし。
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