月夜の記憶

・・・

地獄少女の思い出。

2011-02-23 | 
「いっぺん、死んでみる?」


地獄少女と言うタイトルだけでも恐怖感がありますけど、このセリフが主人公である閻魔あいの決めゼリフだと言われれば、その物語が普通ではない事がきっと誰にもわかる事でしょう。


地獄少女のアニメを初めて見た時、少し時代を感じさせる黒いセーラー服に身を包んだ、長い黒髪の少女の赤い瞳に魂を吸い込まれるような気持ちになったのを覚えています。
そして感情のこもらない、いや感情を押し殺したような・・・冷たく暗い声・・・。

上手く言葉に出来ないけど、その容姿が地獄少女の地獄少女らしさを表現しているような気がしました。昔から「学校の怪談、学校の七不思議」などと言われるように、古い校舎や夜の校舎には言い知れぬ恐怖が隠れているから、かな。
地獄通信は、インターネットを使った地獄少女と現世の通信手段、これは現代ならではの設定だったように思います。


僕が地獄少女を知ったのは、いつくらいになるのかな。ちょうど第一期と第二期の間くらいだったかな。

最初は、いわゆる「勧善懲悪」、良い事をした人が救われて、悪い人がひどい目に合う、そんな単純なストーリーなのかな・・・と思ったりもしました。
ですが、本当はそうではないんですね。人を呪わば穴二つと昔から言われるように、地獄少女に依頼をして恨みを晴らしてもらう人も救われるわけではない・・・。
依頼人は当然そのターゲットからひどい目に合わされています。そのターゲットを地獄に流す決断をする時、依頼人も命に匹敵するような代償を求められてしまうんです。


それは・・・辛い事があっても、苦しい事があっても・・・人を恨んではいけない。そして人に恨まれるような事をしてはいけない・・・、そんな思いもこの物語に込められていたかも知れません。
でも、物語の核心は、あいに依頼をする人々よりも、あいがなぜ地獄少女になってしまい、そしていつまでも地獄少女として恨みを請け負わなくてはならなくなったか・・・、そこに目を向けます。



描かれる仙太郎との思い出、忘れられないさくらうた。地獄少女あいの過去に起きた悲惨な物語・・・。実は僕は地獄少女全ての物語を見ていません。だから・・・地獄少女になったあいが、救われたのかどうか、知らないんです。
救われていたら良いなと願ってます。仙太郎の思い出を僕も少しだけ持っている気がするから。




コミック版の地獄少女も少し持っています。5巻くらいまでだったかな、セットで買いました。まだ少ししか読んでないですけれど・・・。
やっぱり悲しい物語が多いですしね。


コミック版も何種類か存在するみたいですね。
いつか全部読んでみたいですけれど、それよりアニメの結末を知りたいです。

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