ぴたテンもとうとう最後の第8巻になりました・・・。
勇気を出して湖太郎に告白した小星ちゃん。
だけど湖太郎の頭は美紗の事で一杯です、ちゃんとした答えは出せません。
美紗の頭の中も湖太郎の事で一杯です。湖太郎と小太郎は違う人なのにひどい事をしたと反省しています。
テンちゃんが小星ちゃんの事がずっと好きだったと言う事もわかりました、正直びっくりです。テンちゃんはずっと紫亜の事が好きだと思ってましたから。小星ちゃんが湖太郎の事を好きなのを知ってたから、身を引いて紫亜へ想いを寄せていただなんて・・・それが湖太郎とぶつかっちゃうんだから、上手く行かないものですね。
湖太郎は小星ちゃんの告白を一度は受けようとします。だけどテンちゃんのような覚悟を持ってなかった。そう、湖太郎はやっぱり美紗の事が大好きだったから。その気持ちに気付いたから。
そして美紗も気付きます。ずっと一緒にいた湖太郎は、コタロー君は、小太郎じゃなくて湖太郎だった事に。ぴたっとしていた湖太郎との思い出は、小太郎との思い出ではない、湖太郎との思い出だと言う事に!
そして湖太郎は美紗に想いを打ち明けます。
「好きだ!美紗さん」
美紗がその想いに応えます。
「湖太郎君!私もっス!」
初めて、美紗が湖太郎をコタロー君ではなく湖太郎君と呼びました!ぴたテンの物語の中で一番2人の心が近付いた瞬間だったと思います。
読んでいる僕も心が暖かくなりました。
そして明らかになる美紗の天使昇格試験の条件は、湖太郎を幸せにする事でした。そのためには天使の力を1回だけ使えるという条件つきで。
湖太郎は自分のことを幸せだと感じてます。口には出さないけど、それは美紗がいてくれるから感じられる幸せだろうと思います。
気持ちを確かめ合った二人は、天使の力を使わなくてもこれからたくさんの幸せを掴んで行ける。きっとそうだと思う・・・。でも、いつか見た「天使になったら消えてしまう」と言っていた言葉が不安を呼び起こします。美紗と一緒にいられる事が湖太郎にとっての幸せなのだとしたら・・・二人はいったいどうなってしまうのかな・・・。
美紗は湖太郎を今よりももっと幸せにしたいと頑張ります。湖太郎もそんな美紗を見て、幸せを実感しているみたいです。二人はとても優しい笑顔で微笑みあいます。
受験を目の前に控えた湖太郎の前から、ある日美紗がいなくなってしまいます。湖太郎は必死に美紗を探しました。自分が幸せだと感じてしまったから、美紗がいなくなってしまった・・・?そんな不安が湖太郎を襲います。
でも・・・美紗は湖太郎が幸せになるよう、雨の中神社で必死にお祈りをしていました・・・。この場面も感動です・・・。
美紗はいつもの軽いノリでしたけど、湖太郎は美紗を抱き締めて、美紗に思いを伝えます。
「美紗さんじゃなきゃ僕は幸せなんかじゃない」って。
雨の中、心と肌を合わせた二人・・・物語はクライマックスへ向かって行きます。
湖太郎は早紗に相談します。どうして自分は幸せなのに美紗が合格出来ないのかと・・・。
そこで衝撃的な話を聞いてしまいます。
昇格試験に落ちたら美紗は消えてしまう・・・。
昇格試験に合格したら、美紗は湖太郎の前からいなくなってしまう・・・。美紗がいる事が湖太郎の幸せなのに・・・。
どうして大切な人と、好きな人と別れなくてはいけないのかな・・・。そんなの辛すぎます。どうにかして二人がずっと一緒にいる事は出来ないのかな。きっと読んでいるみんなそう思ったはずです・・・。
だけどそれは出来ない・・・本当に出来ないのかな・・・。
早紗の「アンタがやってるのはあの魔族の女と同じね」と言うセリフも考えさせられます。
小星ちゃんは6年間の想いをたった一度の失敗で壊してしまったと後悔します。でも自分の足で立ち上がりました。イメチェンをして湖太郎の前に明るく現れます。
テンちゃんも自分の足で歩き始めました。やりたかった事を見つけようとして。受験ではない新しいゴールを目指して。
美紗と離れる運命を知った湖太郎は悩みます。
美紗さんがいなくちゃ僕は「幸せ」じゃない・・・。
美紗は湖太郎を小太郎と重ねて心配します・・。
小太郎と同じ道を湖太郎に選んで欲しくない・・・。同じ事を繰り返しているんだろうか・・・。また天使の試験に落ちてしまう・・・。
第8巻の中心になるお話のサブタイトルは「幸せの見つけ方」です・・・。読んでいる僕も、なんとか二人が幸せになる方法はないかと必死に考えさせられます・・・。
受験が終わった湖太郎は決断の時を迫られます。
「僕は「幸せ」にならなきゃいけない・・・美紗さんのために・・・僕の・・・ために・・・」
心に浮かぶのは紫亜の事、早紗の言葉・・・。
必死に思いをめぐらせる湖太郎。そこにはたくさんの出会いと別れで成長した湖太郎の姿を見ることが出来る気がします。
「美紗さんが好きだ・・・一緒に居たい・・・。でも美紗さんは試験の結果に関わらず僕の前から居なくなる」
「僕のせいで美紗さんが消えるのは・・・絶対やだ・・!」
「美紗さんと会う前になんて戻りたくない・・・忘れたくない・・・方法はない・・・」
そして湖太郎が導き出した答え・・・それは思いもよらぬ物でした・・・。
合格発表の日、雪が降っていました。
ニャーちゃんが言いました。雪は全てを消してくれる。
紫亜は言いました。頑張った事は雪みたいに積もっていますよ。
この雪は、紫亜が降らせてくれた雪だったのかも知れません。
見事受験に合格した湖太郎は、美紗に・・・お願いをします。
「僕の身体を天使の姿が見えないようにして欲しい」
ここからの二人のやり取りは何度でも読みたくなりますね。
最後に湖太郎が口にする
「僕は幸せだよ」
その言葉を聞いて美紗は光に包まれます。美紗は天使になれたのです・・・。
美紗の願いが叶いました。美紗は湖太郎を幸せにする事が出来たんです。いや・・・二人で幸せになることが出来たんですね。
このラストシーンは涙無くしては読めないです・・・。
最後に湖太郎は、紫亜も美紗もお母さんみたいだったと・・・思います。
そして「もしかして・・・」と・・・。
これは僕の想像だけど・・・事故で亡くなったお母さんは美紗だったんじゃないかな・・・?
背中を押してくれる天使と、立ち止まった人を受け入れる悪魔・・・。早紗が言ってた「アンタのしている事」は、その思いが前に進む事を邪魔してしまっていると言う事だろうかな、望む望まないに関わらず・・・。
お母さんの思い出に湖太郎を立ち止まらせようとした悪魔が紫亜・・・?
だけど、紫亜も湖太郎の幸せを一緒に作って行こうとしてくれましたよね。紫亜の想いも湖太郎を前に進めようとしてくれたと思います。紫亜の優しい心は偽りのない真心でした。
そしてお母さんが願っていた湖太郎の幸せを、誰よりも強く願ってくれた美紗。紫亜も美紗も、自分の想いで湖太郎を幸せにしたいと願っていた。その願いは天使も悪魔も同じだと僕は思います。
天使になった美紗はいつでも幸せの方向に湖太郎の背中を押してくれている。見えなくても、ぴたっとそばにいてくれる。
だから湖太郎は前へ歩いていける。美紗と一緒に・・・。
可愛い天使と少年の素敵な物語「ぴたテン」最終巻の感想でした。
勇気を出して湖太郎に告白した小星ちゃん。
だけど湖太郎の頭は美紗の事で一杯です、ちゃんとした答えは出せません。
美紗の頭の中も湖太郎の事で一杯です。湖太郎と小太郎は違う人なのにひどい事をしたと反省しています。
テンちゃんが小星ちゃんの事がずっと好きだったと言う事もわかりました、正直びっくりです。テンちゃんはずっと紫亜の事が好きだと思ってましたから。小星ちゃんが湖太郎の事を好きなのを知ってたから、身を引いて紫亜へ想いを寄せていただなんて・・・それが湖太郎とぶつかっちゃうんだから、上手く行かないものですね。
湖太郎は小星ちゃんの告白を一度は受けようとします。だけどテンちゃんのような覚悟を持ってなかった。そう、湖太郎はやっぱり美紗の事が大好きだったから。その気持ちに気付いたから。
そして美紗も気付きます。ずっと一緒にいた湖太郎は、コタロー君は、小太郎じゃなくて湖太郎だった事に。ぴたっとしていた湖太郎との思い出は、小太郎との思い出ではない、湖太郎との思い出だと言う事に!
そして湖太郎は美紗に想いを打ち明けます。
「好きだ!美紗さん」
美紗がその想いに応えます。
「湖太郎君!私もっス!」
初めて、美紗が湖太郎をコタロー君ではなく湖太郎君と呼びました!ぴたテンの物語の中で一番2人の心が近付いた瞬間だったと思います。
読んでいる僕も心が暖かくなりました。
そして明らかになる美紗の天使昇格試験の条件は、湖太郎を幸せにする事でした。そのためには天使の力を1回だけ使えるという条件つきで。
湖太郎は自分のことを幸せだと感じてます。口には出さないけど、それは美紗がいてくれるから感じられる幸せだろうと思います。
気持ちを確かめ合った二人は、天使の力を使わなくてもこれからたくさんの幸せを掴んで行ける。きっとそうだと思う・・・。でも、いつか見た「天使になったら消えてしまう」と言っていた言葉が不安を呼び起こします。美紗と一緒にいられる事が湖太郎にとっての幸せなのだとしたら・・・二人はいったいどうなってしまうのかな・・・。
美紗は湖太郎を今よりももっと幸せにしたいと頑張ります。湖太郎もそんな美紗を見て、幸せを実感しているみたいです。二人はとても優しい笑顔で微笑みあいます。
受験を目の前に控えた湖太郎の前から、ある日美紗がいなくなってしまいます。湖太郎は必死に美紗を探しました。自分が幸せだと感じてしまったから、美紗がいなくなってしまった・・・?そんな不安が湖太郎を襲います。
でも・・・美紗は湖太郎が幸せになるよう、雨の中神社で必死にお祈りをしていました・・・。この場面も感動です・・・。
美紗はいつもの軽いノリでしたけど、湖太郎は美紗を抱き締めて、美紗に思いを伝えます。
「美紗さんじゃなきゃ僕は幸せなんかじゃない」って。
雨の中、心と肌を合わせた二人・・・物語はクライマックスへ向かって行きます。
湖太郎は早紗に相談します。どうして自分は幸せなのに美紗が合格出来ないのかと・・・。
そこで衝撃的な話を聞いてしまいます。
昇格試験に落ちたら美紗は消えてしまう・・・。
昇格試験に合格したら、美紗は湖太郎の前からいなくなってしまう・・・。美紗がいる事が湖太郎の幸せなのに・・・。
どうして大切な人と、好きな人と別れなくてはいけないのかな・・・。そんなの辛すぎます。どうにかして二人がずっと一緒にいる事は出来ないのかな。きっと読んでいるみんなそう思ったはずです・・・。
だけどそれは出来ない・・・本当に出来ないのかな・・・。
早紗の「アンタがやってるのはあの魔族の女と同じね」と言うセリフも考えさせられます。
小星ちゃんは6年間の想いをたった一度の失敗で壊してしまったと後悔します。でも自分の足で立ち上がりました。イメチェンをして湖太郎の前に明るく現れます。
テンちゃんも自分の足で歩き始めました。やりたかった事を見つけようとして。受験ではない新しいゴールを目指して。
美紗と離れる運命を知った湖太郎は悩みます。
美紗さんがいなくちゃ僕は「幸せ」じゃない・・・。
美紗は湖太郎を小太郎と重ねて心配します・・。
小太郎と同じ道を湖太郎に選んで欲しくない・・・。同じ事を繰り返しているんだろうか・・・。また天使の試験に落ちてしまう・・・。
第8巻の中心になるお話のサブタイトルは「幸せの見つけ方」です・・・。読んでいる僕も、なんとか二人が幸せになる方法はないかと必死に考えさせられます・・・。
受験が終わった湖太郎は決断の時を迫られます。
「僕は「幸せ」にならなきゃいけない・・・美紗さんのために・・・僕の・・・ために・・・」
心に浮かぶのは紫亜の事、早紗の言葉・・・。
必死に思いをめぐらせる湖太郎。そこにはたくさんの出会いと別れで成長した湖太郎の姿を見ることが出来る気がします。
「美紗さんが好きだ・・・一緒に居たい・・・。でも美紗さんは試験の結果に関わらず僕の前から居なくなる」
「僕のせいで美紗さんが消えるのは・・・絶対やだ・・!」
「美紗さんと会う前になんて戻りたくない・・・忘れたくない・・・方法はない・・・」
そして湖太郎が導き出した答え・・・それは思いもよらぬ物でした・・・。
合格発表の日、雪が降っていました。
ニャーちゃんが言いました。雪は全てを消してくれる。
紫亜は言いました。頑張った事は雪みたいに積もっていますよ。
この雪は、紫亜が降らせてくれた雪だったのかも知れません。
見事受験に合格した湖太郎は、美紗に・・・お願いをします。
「僕の身体を天使の姿が見えないようにして欲しい」
ここからの二人のやり取りは何度でも読みたくなりますね。
最後に湖太郎が口にする
「僕は幸せだよ」
その言葉を聞いて美紗は光に包まれます。美紗は天使になれたのです・・・。
美紗の願いが叶いました。美紗は湖太郎を幸せにする事が出来たんです。いや・・・二人で幸せになることが出来たんですね。
このラストシーンは涙無くしては読めないです・・・。
最後に湖太郎は、紫亜も美紗もお母さんみたいだったと・・・思います。
そして「もしかして・・・」と・・・。
これは僕の想像だけど・・・事故で亡くなったお母さんは美紗だったんじゃないかな・・・?
背中を押してくれる天使と、立ち止まった人を受け入れる悪魔・・・。早紗が言ってた「アンタのしている事」は、その思いが前に進む事を邪魔してしまっていると言う事だろうかな、望む望まないに関わらず・・・。
お母さんの思い出に湖太郎を立ち止まらせようとした悪魔が紫亜・・・?
だけど、紫亜も湖太郎の幸せを一緒に作って行こうとしてくれましたよね。紫亜の想いも湖太郎を前に進めようとしてくれたと思います。紫亜の優しい心は偽りのない真心でした。
そしてお母さんが願っていた湖太郎の幸せを、誰よりも強く願ってくれた美紗。紫亜も美紗も、自分の想いで湖太郎を幸せにしたいと願っていた。その願いは天使も悪魔も同じだと僕は思います。
天使になった美紗はいつでも幸せの方向に湖太郎の背中を押してくれている。見えなくても、ぴたっとそばにいてくれる。
だから湖太郎は前へ歩いていける。美紗と一緒に・・・。
可愛い天使と少年の素敵な物語「ぴたテン」最終巻の感想でした。
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