桃華月憚の思い出。

CARNELIANさんの美しいイラストで描かれた「桃華月憚」は、ＰＣゲームからアニメ化して家庭用にも移植された人気のある作品ですね。


アニメの物語は、本来なら最終話に来る物語を第一話にして、一番最後の放送で最初の話を放映するという一風変わった放映形態を採用したみたいです。
他のアニメにはこういった形態のものはなかったのかな。
そういえば手塚治虫の「火の鳥」は、物語の最初（過去）と最後（未来）から書いて、最後に現代で終わる、と言う書き方に挑戦したそうです。でも火の鳥は完結してなかったかも・・・。


この逆再生システムがストーリーにどんな影響を与えたのかわからないですけれど、登場人物が多彩で設定が奥深いのがこの作品の一番の魅力かも知れませんね。


男なのに女性として扱われている桃香、とてもクールな感じの主人公です。ヒロインの桃花は食いしん坊で天然な感じのキャラだったでしょうか。
そして桃香を溺愛する母、由美子。由美子はその外見には似合わず、大人らしくない無邪気な性格で、その性格がゆえに桃香を困らせてしまったり。でも桃香も母の事を大切に思ってる。不思議な関係の素敵な親子でした。


僕がたくさん教えてもらった由美子が桃香を大切に思う心と、その思いの果てに暴走する心。物語にある謎はあまり僕は知る事はありませんでしたけど、それぞれのキャラクター達の絡み会う感情や、複雑な背景、不思議な設定などで彩られた物語は、多くのファンを生み出したんだろうなと思います。



「桃華月憚」と打ち込むとき「たん」の文字がなかなか出なくて困ったのが一番の思い出かも（笑
「憚る（はばかる）」って打って入れていました。これで合ってるかな？と心配しながらですけれど。
きっとこの作品のファンのＰＣは「とうかげったん」で一発変換してしまうんじゃないかな？試しに打ってみたらどうでしたか？僕は「投下月たん」でした＞＜


最初に教えてもらったのは、料理勝負をするお話でしたっけ。
ちょっとギャグっぽくて、楽しそうで、それと変わった三姉妹が出てきたのは印象に残っています。


不思議な設定、綺麗なタイトル、映像、音楽も和風でその世界観に深みを与えていました。とても記憶に残る作品の一つになりました。