ブログというより日記

のんびり思ったままに

「永遠市」を歩いて

2023-12-12 01:02:48 | 日記
#amazarashi Live Tour 2023「#永遠市」が完成した。
つまり、終わってしまったのだ。
終わりの始まり、という言葉はあるけど、ちょっとさみしい。
ツアーについて、あくまで個人的な受け取り方を書いていきたいと思う。日記みたいなものなので、文章力はないです。



①俯きヶ丘
今回は、導入がなく暗転からいきなり始まった。今ツアーは、今までもあったけれど、「強めの自分語りと決意」がテーマであった気がして、その上で自分の過去を掘り起こすポエトリー曲として、しっかり届いた。

②インヒューマンエンパシー
強めの紗幕映像。でも、それゆえに、心に突き刺さる。「この世の余所者として」、それでも「自分の生き方を選びたい」。この叫びは、私も思う。回を重ねるごとに芯に入ってきてしまって(今仕事とかで追い詰められているのもあるだろうが)、どんどん好きになった。ちなみに最後のたくさんの手は、みんなの手、かなぁって妄想。

③下を向いて歩こう
これも自分起こしの曲。自分の選択は「自分で始めた」、それを照らしてくれるものはどこかにあるんだろうな。人それぞれ。太陽で照らせない、ステージで照らせるもの、それを照明が間奏で魅せてくれてるのが良いですね。私はライブハウスとかも好きだから、そうもとれる。福岡の日は、だいぶメンタルやられてたので、背中を押してくれたと勝手に思うことにします。
そして、ここから、「生活」がテーマになっていくのかな〜、と。

④ディザスター
ゲームとamazarashiのどちらでも当てはまる曲。ゲームも人生と一緒で良いことばっかではない。そんなのはほぼありえない。amazarashiとしては、福岡で言ってた「後悔しない選択」。これが全てな気がする。「没後評価されて喜ぶ擦過なんているもんか」、「人が押し付ける褒章は心底くそくらえ」、このあたりは超新星にもつながると思っていて、今回かっこいいと思えた瞬間だった。ラスサビの紗幕、マシンガンも個人的に好きな演出。

⑤14歳
はぁ、、、ここからですよ。真先生(レッスン受けてるので)のドラムからだ!って思ってたら、豊川さんのキーボード入ってきて、「え、この感じまさか…」って観じで曲突入。大阪で聴いた時は、頭バグって曲名出てこなかったのに、すぐ涙腺決壊。聞きたかったんです。この曲だけは、全公演涙腺を止められません。無理です。レッスンの課題曲にしたくらいです。真先生のドラム観察しようと思うけど、ライブ中は私の精神に余裕がないのが残念(笑)
ひろむさんには、好きな歌を歌っていてほしい、それが望みです。

⑥無題
紗幕の映像初めて観た。素敵な1番、つらい2番、そして本質のラスト。これもまた生活、ですね。この曲も「自分のやりたいこと」と「求められること」の対比なんだろうなって。それが一致することって難しい。でも、信じてきたことが正しい、と思いたい。そうあってほしい。

⑦つじつま合わせに生まれた僕等
この曲は、豊川さんのきれいなキーボードから始まる。ちなみに、紗幕のうしろには赤線で表示される曲があるんだって知りました。
紗幕と歌詞が考えさせられます。「頭を吹き飛ばされた少女」、「大義名分が出来た他人がやましさも無く断罪する」、広い世の中のこともあれば、「匿名を決め込む」自分もいるわけで。人間が考える善悪を見せつけられた気がします。でも、大事なことでもあるので、この曲が入っていて良かった。
実は、今まであまりしっくり来てなかったけれど、今回やけに入ってきました。救いがあるかどうかわからないけど、ナイフを持っていた少年が赤く染めたのではなく、夕焼けがただ赤く染めた。こっちが良くて、あとは幸せになってほしい。無責任かもしれないけど、そんなこと思った。

⑧スワイプ
なぜか、大阪から、次これだろ、ってわかった曲。社会風刺曲。
紗幕が秀逸で、この世の理不尽が込められている。個人的には、「出番を待っている死神」がそのとおりだと思う。Cメロの「いつかの罪悪で血まみれ」というところに自分のだめなところも垣間見えて、スワイプされる側もする側もどちらにもなりえると考えさせられる曲。
最後のまこっちゃんのギターで切り裂くのが、この曲のすべて。

⑨君はまだ夏を知らない
この曲については、とにかく「優しい」でいいですね。もうそれだけでいいかな。
ちなみに紗幕の映像、2番の文字って札幌から変わった気がするのは気のせいかなぁ。文字が大きくなった気がする。日記帳みたいな演出があった気がするんだよな。気のせいなんだろうな。

⑩月曜日
ここまでが生活の曲って勝手に思ってる。変わってしまうもの、変わらないもの。大切なものは変わってほしくないってよく思うから、大人になっても認め合える何かがあってほしいですよね。
札幌とファイナル東京が月曜日なのは、偶然なのかな(笑)この曲の中にも永遠って言葉も出てきますし。

⑪海洋生命
ガラッと流れが変わる曲。
これめちゃくちゃかっこよかった。特にまこっちゃんの歪ギター。ちなみに、タイトルを無視して、私は「人間」を表した曲だな~って感じてる。

⑫超新星
この曲の「覚悟」と「決意」がMCに出ていた全てだと思う。終わるその時まで、見届けたい。「行けるところまで」突き進んでください!生身で。手放せない歌があるというのは、聴手としても嬉しいですね。

⑬自由に向かって逃げろ
アップテンポの曲でこういう曲をたくさん歌いたいのかな、って勝手に妄想してた(笑)
この曲の紗幕も変化が素晴らしかった。個人的には化物の演出が◯。あとはサビの「自由」の文字ですね。超新星が自分を鼓舞する歌なら、こちらは応援曲だなって思いましたね。

⑭空に歌えば
これはステージのみんなノッて弾き叩き歌う。そして、虚実を切り裂いてくれる。Cメロからの流れは、代わりに困難にぶつかってくれる感じで、力をもらいます。音源より生の方が力強い!ラストのひろむさんのカッティングが好きです。

⑮美しき思い出
これは、過去のジャケットがポスターになっている話を聞いてから、より心に刺さる曲。あと、「忘れたいこと」の部屋のものがだんだん消えていくのに、ポスターは消えない。この演出がすごいと思った。ちなみに、今回までは美しき思い出も普通だったけど、今回で身近に感じるようになった。最後のタメからの力強い歌唱と演奏は、気持ちが入っていて痛いほど伝わりました。(昔のことを知らないけれど想像はできる)タケさんと目があって、感極まった名古屋も納得です。

⑯ごめんねオデッセイ
ファイナルまで木漏れ日の意味を探していて、今日ようやく自分なりの答えを出しました。「次に進むための休憩場所」かな、と。どこまでいっても表現者は走るから。無理はしないように進んでほしい、amazarashiの歌にも詩にも血が混ざっているから。

⑰アンチノミー
始まる前にあんなMCずるいですよ。騒々しい無人のときも似たことを言ってくれたけど、優しすぎます。
「感情・知性を持たないで」そんなアンチノミー、二律背反。人間である以上悩むしか無いから、やっぱり必要。それを持って私も進もうと思う。それが「自分」だから。

【追記】
忘れてた。終わった後に流れる曲が「まっさら」というのも今回のツアーのすごいところ。ここからまたがんばっていかなきゃ、という気持ちで聴いている。それがライブが終わった退場曲に流れるとは…優しすぎるぜamazarashi。

それぞれの地で、いろんなMCを聴けたけれど、今日のファイナル。「永遠市の完成」、そして「やりたいことへ進む」と言ってれたので、これからも追い続ける。超新星になるまで。

次は、CDJですね。それまでにがんばらなきゃならないことに向き合います。またの再会を心待ちにしながら。


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