大河ドラマについて「史実と違う」という批判が多いが、『水戸黄門』の場合、史実に近づけて設定をリセットしたらしい石坂浩二版があった。石坂版は役者自身の病気もあったがすぐに終ってしまった。光圀が関東の外を徒歩で旅するというフィクションはあっても大衆は更なる脚色を求めるのだろう。一部を観ただけだが、石坂浩二版は非常に意義のあるもので、高く評価されてしかるべき実験作である。
そう言えばNHK大河では『赤穂浪士』と『八代将軍吉宗』はやったが、水戸光圀や吉良上野介を主役にした話はまだないようだ。やってよさそうなものだ。
なお、光圀と吉良の両方を演じた俳優は結構多い。月形龍之介、西村晃、石坂浩二がそうで、東野英治郎も現代版『サラリーマン忠臣蔵』で吉良を演じている。
森繁久彌はは1969年の映画版『水戸黄門漫遊記』で光圀を演じ、テレビでは1975年のNHK大河ドラマ『元禄太平記』で光圀を演じており、また、『江戸を斬る』第2部以降で水戸斉昭を演じ、そして1985年の日本テレビ『忠臣蔵』で吉良を演じている。
森繁は『水戸黄門』へのゲスト出演も多い。
もともと1969年のTBS『水戸黄門』では森繁を光圀役にする予定で、確かに同年の映画では光圀役を演じていたが、映画会社の関係でテレビ版には出演できなかったようである。東野英治郎を光圀役に推薦したのは杉良太郎だったらしい。
このように光圀役には吉良も演じた役者が多い。
一方、里見浩太朗は先述の1985年の日テレ『忠臣蔵』で大石内蔵助を演じている。その意味では歴代の光圀役の中ではイメージが異質である。
この日テレ『忠臣蔵』では西村晃が荻生徂徠を、佐野浅夫が林大学頭を演じ、綱吉の前で(TBSの『水戸黄門』の)2代目と3代目の主役同士で論争していた。
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石坂浩二の『水戸黄門』の意義
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2011年8/2~4 8/5~9
関連語句
水戸黄門
そう言えばNHK大河では『赤穂浪士』と『八代将軍吉宗』はやったが、水戸光圀や吉良上野介を主役にした話はまだないようだ。やってよさそうなものだ。
なお、光圀と吉良の両方を演じた俳優は結構多い。月形龍之介、西村晃、石坂浩二がそうで、東野英治郎も現代版『サラリーマン忠臣蔵』で吉良を演じている。
森繁久彌はは1969年の映画版『水戸黄門漫遊記』で光圀を演じ、テレビでは1975年のNHK大河ドラマ『元禄太平記』で光圀を演じており、また、『江戸を斬る』第2部以降で水戸斉昭を演じ、そして1985年の日本テレビ『忠臣蔵』で吉良を演じている。
森繁は『水戸黄門』へのゲスト出演も多い。
もともと1969年のTBS『水戸黄門』では森繁を光圀役にする予定で、確かに同年の映画では光圀役を演じていたが、映画会社の関係でテレビ版には出演できなかったようである。東野英治郎を光圀役に推薦したのは杉良太郎だったらしい。
このように光圀役には吉良も演じた役者が多い。
一方、里見浩太朗は先述の1985年の日テレ『忠臣蔵』で大石内蔵助を演じている。その意味では歴代の光圀役の中ではイメージが異質である。
この日テレ『忠臣蔵』では西村晃が荻生徂徠を、佐野浅夫が林大学頭を演じ、綱吉の前で(TBSの『水戸黄門』の)2代目と3代目の主役同士で論争していた。
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