祖先を訪ねて三千里

古代史考察など

女よ、稲を取り戻せ!

2023-03-16 06:00:00 | 古代史
私は現代の日本のフェミニスト達に
こう申したい

 海や山を女性にも解禁しろ!
 (規制緩和しろ!)

という路線ではなく、
むしろこう主張すべきだ。

 女よ、稲を取り戻せ!
 男を田んぼから追い出せ!

機織り(衣類販売や紡績工場)も
祭祀も農業も女性が独占すれば
良いのではないだろうか。

衣類販売や紡績工場は
学生バイトから経営者、株主、
オーナーまで全部女性限定。
農家はもちろん農協も女性職員のみ。
農水省職員のうち
農政に関わる職員も全部女性。
農業高校は女子校に、
大学の農学部も林学科以外は
女性限定にすべきだ。

女性にしかやれない
分野や仕事があるというのは
女性にとってもすごく
心強いのではないかと思う。

ただ、農業にしろ
衣類の製造販売にしろ
紡績にしろ、食っていくには
大変そうなのがネックだ。
日本の農業政策はダメダメだから
まずはそこの立て直しからか。

それにこれは
むしろ伝統主義者や
保守主義者にこそ
考えて欲しい問題だ。

山や海に関する祭事に
女性が参加できないのは
女性が穢れているからではない。
山や海が男性の領域だからだ。

(女性が穢れているとか
劣っていると言った思想は
中国やインドから入ってきた。)

だから問題の本質は
単に山や海に関する祭事に
女性が参加できないことではない。

本来女性の領域だった
農耕や祭祀や養蚕、
機織りに対する
性別規制が撤廃され、
男性が自由に女性の領域に
入れるようになったのに対し、
男性の領域には女性は入れない、
という不公平が問題の本質なのだ。

伝統を守りたいのなら
男性は女性の伝統的な領域、
農耕祭祀や農業、田畑、養蚕、
衣類の製造、販売から撤退し
それらを女性の手に返すことだ。

もしくは逆に規制を撤廃し
男性の領域の祭祀にも
女性の領域の祭祀にも
性別関係なく
参加できるようにすべきだ。

根本的な解決策は
この二択しかない。
このふたつのどちらかでないと
筋が通らないからだ。



以下余談

3月8日の国際女性デーの日に
イタリアでは男性が母親や妻、
会社の同僚に感謝の意を込めて
ミモザを送る習慣がある。

日本でも女性解放の象徴として
ミモザが使われたりするのだが
日本ではミモザの木や花は
それほど一般的ではない。
たまに庭木などで
植えてあるのを見る程度だ。

他の地域の女性解放運動を
リスペクトする気持ちは大切だが
ミモザまで猿真似しなくても
良いのではないだろうか?

日本や東南アジアで
女性が象徴とすべきものは
むしろ稲や蚕や機織り機だろう。

ミモザではなく稲穂を女性解放の
シンボルにしてはどうだろうか?


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