年末年始の旅行と雪遊びで少々疲れ、今日はおとなしく映画鑑賞を選択。
が、体は動かしたいので映画館まで歩いた。
歩道は陽が当たるところの雪はきれいに融けているが、
根雪のように固まり<気を抜いたらスッテンコロリン>の危険な場所も多く、
乾いた道を歩くより何倍も疲れた。
さて、今日のチョイスは「型破りな教室」
アメリカ国境近くのメキシコの街マタモロス。治安は悪く、貧困家庭も多い。
そんな街にある小学校での教師(フアレス)と生徒たちの実話であり、
フアレスのユニークな授業方法を通して、生徒たちが自身で考える喜びを知り、それぞれの可能性を開
いていく物語だ。
教室内の教卓も机もイスも片づけられ、仮想の救命ボートとなった空の教室から
radicalな授業が始まる。最初は教師の質問の意図がわからず、黙り込んでいた生徒たち。
自由な発想、発言が称賛されながら授業が進むうちに、テキストはなくても、生徒たちの関心は
物理、数学、哲学にまで広がっていく。何かに深く興味を抱いた時の子どもたちの瞳が美しい。
昔、教師をしていた。今も同じような仕事で生活している。
私はフアレスのような教師に近づけているだろうか?
学習者の可能性が目覚め、広がる手伝いができているだろうか?
<誰かを導く>多くの大人たちに観てほしい作品だ。