宮城県と山形県の県境、ギリギリ宮城県に位置する「奥新川(おくにっかわ)」でトレッキングをしてきた。
途中の水溜まりで発見。
「あっ、オタマジャクシの卵!!」
友人 「カエルの卵です・・・」
街中の桜はもうすっかり散ってしまったが、山奥の桜はいまだ健在。
華やかさ、派手さはないがの温かい日差しの下のんびりと見上げる。
その後、多少アップダウンもある川沿いのコースをゆっくり進む。
口笛で小鳥たちとお喋りしながら歩く。
たまにミソサザイの声も聞こえる。
恋人探しの声か緊急事態の連絡かは区別できないが、森中に響き渡るさえずり。
ここは時々熊にも出会えるらしい。出会いたくないが。
奥新川は以前は芋煮会の名所で、秋には多くの人たちが訪れ
賑わった山だとか。今は1時間一本電車が止まるが、下車する人の姿は
ほとんどない。「奥新川自然振興会」の方々が「新川ラインのみち」の整備に尽力してくださり、
またトレッキングを楽しめる山になった。
一つ気になったのはトイレ。昔は(30年くらいか?)山のトイレはあれば御の字、
綺麗さだの快適さだの求めてはいけないもので、肝試し、サバイバル体験の空間だった。
時は流れ、バイオトイレなど、様々な処理方法が開発され、山のトイレもさほど敷居の高いものでは
なくなって来ているように感じる。しかし、まだそれはほんの一部でまだまだデンジャラスなトイレも多いのだろう。
みんなが自己完結型で処理するのがベストだが、私も排泄物を持ち歩くのは正直避けたいので、
歩き始める前には必ずトイレに行っておくし、途中腹痛など面倒が起きないように朝食に気をつけている。
もちろん大小の処理グッズは常に携行している。
できれば、安心して足を踏み入れることができるトイレの普及を望みたいところだが、
できるだけ自分で処理するルールの周知も大切かな。