泣き虫ダイバーのひとりごと

海大好きダイバーが、肺ガンになりました、日々の生活をぽつぼつ書いていきます

2011年9月8日天国の海へ

おばあちゃんよ

2011-06-11 18:11:25 | 日記
熱海の病院へ行く日
東京駅へ向かうタクシーの中で夫の携帯電話が鳴りました

ニコニコ顔の夫
生まれたってさ
男の子
元気に泣いたって
夫はおじいちゃんになりました




前の日に破水したお母さんは丸一日固い分娩台の上であなたに会えるのをずっと待ってたんだよ

元気な産声


でもね

やっと生まれてきたあなたはとっても小さくてすぐにNICUに入院しちゃった
予定日よりも1月早いお誕生だったもんね


お母さんは一足お先に退院して

毎日毎日おっぱいを届けました

お天気の日も雨の日も


お母さんのおっぱい飲んで少しずつ成長するあなたのこと聞くのが楽しみでした

いつ退院かな~て待ってたよ



ひいばあちゃんも
おじいちゃんも
おばちゃんも
お父さんも
お母さんも
そして天国のひいじいちゃんも

み~んな待ってたんだよ

それから

私がおばあちゃんよ
あなたに会えて元気が出たよ




Ayumuくん

生まれてきてくれてありがとう


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2011-06-10 01:05:41 | 肺ガン
啖がのどの奥に張り付いて取れない

横になると苦しくて息ができない

ベッドの背を上げて体を起こしてないと苦しい

なんだか不安だな

今日も夫はリビングに寝てくれてる

お姉ちゃんもいっしょに寝てる

心配かけてごめんね


あぁ眠れない


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眠くて眠くて

2011-06-09 12:23:54 | 肺ガン
眠くて眠くて仕方ない

水分や食事が十分でないと眠くなるらしいね

動いてお腹すかせないとって思うんだけどけど立ち上がるのが難しい

食べなきゃと思うんだけどお腹すかなくて・・・

少し寝よう

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かわいいお客さま

2011-06-08 22:43:45 | 肺ガン
今日は後輩のKさんとMさん、そしてMさんの娘さんのYちゃんが遊びに来てくれました

Yちゃんは1才4ヶ月の女の子
可愛かったな~
Yちゃんのラブリーオーラにすつかり癒されました

アンパンマンジュースをごくごく飲んでおやつをパクパク
猫のひろしとたまを「ワンワン」て言って・・・

我が家の娘達も加わって6人の女子会は楽しく続いたのでした

きっと素敵なレディになるね~


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味覚障害のこと

2011-06-07 08:35:00 | 肺ガン
病気ブログなので味覚障害のことなんて書いてみます


今年の年明け早々になんだか何食べても美味しく感じなくなった

しょっぱい、辛い、酸っぱいが分からなくて甘味も感じない
だからポン酢も、キムチも梅干しの味も分からないし自販機のココアは粉の味がした
その上、日を追うごとに食感もおかしくなりお肉やお寿司はゴムみたいで何食べてるのか分からなくなった
とにかく口に入るもの全て消しゴムを噛んでるみたいになったことがショックでショックで食事すること自体がいやになってしまった

美味しくないと辛い
食事することがストレス
泣けてくる
お腹すくのに食べられない
もういいや、ごちそうさま

そしてとうとう食べ物一切を受け付けなくなり3月下旬に入院
水も飲みたくなくなっていた
体重は一気に10㌔g落ちて自力で立てなくなっていた

入院中に看護士さんから「食べられた?」と毎回聞かれて泣いた
食べられなくて入院したのに毎日追い詰められているようで辛かった

ある日一人の看護士さんが「無理しなくていいから」と食事を止めてくれた
点滴だけの毎日になって肩の荷が下りた

その後少しずつ我慢して食べるようにしたら梅干しの味だけ分かるようになった
1ヶ月の入院、誕生日の前日に退院
家での誕生日ケーキは油っこくて食べられなかった

退院してからは少しずつ味覚が戻りこの頃は食感も戻りつつある

相変わらずパンと豚肉は味が分からず消しゴムみたいで食べられないし、甘い辛いは30倍位に感じるから食べるときは注意が必要だ

それでも以前のように食べるたびに悲しくなったり泣いちゃうことはなくなった

時々「美味しかった~」と満足できるおかずもある

あとは時間が解決してくれるかな


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突然の発作

2011-06-07 07:31:49 | 肺ガン
夕べの11時
突然息苦しくなった

なんだよ~
辛いよ~
タルセバ効いてないの?
肺か???
くっくっっ苦しいぃ(泣)
息できない
はぁはぁはぁ
オキノーム飲んで深呼吸

あぁ2回目だ
このまま死ぬのか
とかヘンなこと考えてしまう

夫が体中をさすってくれる「落ち着いて」と声をかけてくれる

しばらくしてすーっと治まった
精神的なものなのかもな

夫が「色々なこと考えてるんだろうな。辛いよね。」と言ってくれた
涙が出た

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そういう病気

2011-06-06 08:30:56 | 肺ガン
どうやら私はご近所で
「そういう病気」と噂になってるらしい


母さんが玄関先を掃いてたら隣のおばさんに
「そういう病気は今は薬で治るっていうから」と言われ

散歩をすれば裏のおじさんに
「そういう病気はなかなか難しいっていうからなぁ。あんたも大変だな」
と言われたのだそうだ


ふぅ~ん
そういう病気ねぇ・・・


母さん
私ががんだって誰かに話した?

言って・・ないのよ

そっかぁ
まぁ
今さらバレても構わないけど
こんなに痩せちゃったらみんな気づくよね~
ヘンだなって思うよね~


それにしても


そういう病気って・・・

何だろ???


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病院でスッキリ!

2011-06-04 00:05:28 | 肺ガン
私が処置室で寝ている間に夫が先生とお話
聞きたいことをもれなく聞いてくれました


1.この頃体中あちこち痛いし息苦しいし全身がしびれます。オキノームで止まるけどオキノームの使い方はこれでいいですか?
⇒いいですよ。問題ありません。

2.喉がやたらと乾きます。飲んだ分尿になってるみたいです。腎臓が悪くなったのかな。
⇒心配しなくていいです。薬の副作用です。

3.眠剤(レンドルミン)ではなかなか寝付けないし寝ても夜中に目が覚めます。
⇒一番穏やかな眠剤です。強い薬は出したくないので日中活動的にして下さいね。

4.味覚は戻ったけど噛む力がなく沢山食べられません。頑張って食べてるけど体重は減る一方。在宅での高カロリー食を処方してほしいです。
⇒エレンタールを処方します。

5.痛みが強くてちょっと辛いです。完全在宅看護とか緩和に移行した方がよいのかなぁ。
⇒痛みの解消という意味での緩和はよいと思いますがまだオキシコンチンやオキノームでコントロールできてるから焦らなくてもよいのでは?

6.将来的に最期は在宅看護のKクリニックにお世話になりたいと考えています。その時は紹介状をお願いできますか?
⇒あ、あそこの病院はいい病院ですよ。先生は緩和の第一人者です。私もよく知ってます。紹介状なんて書くより電話の方が早いですからご心配なく。

7.相変わらず目も耳もダメで生活が不自由です。タルセバ効いてるんでしょうか?
⇒次回6/17(金)にCT撮りましょう。



なんだか一気に不安が解消された


スッキリ!

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病院で昼寝

2011-06-03 16:28:05 | 肺ガン
病院へ向かうタクシーに酔ったみたいで待合室で座っていられなかった

夫が看護士さんに頼んでくれて処置室のベッドに寝かせてもらった


ふぅ~
すやすや

先生が見に来た

こんにちは・・・・・

こん・・に・・ちは・・

あ、寝てていいですよ~

ふぁい、すいまふぇん

ぐぅ~ぐぅ~





〇〇ちゃん帰るよ~

夫に起こされた


よく寝た☆


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楽しい美容院

2011-06-03 10:55:02 | 日記
最後に髪を切ったのは3月
入院中に切ってもらったらへんてこな頭にされた

それ以来何もしてなくてボサボサ~

もうっイライラするぅ!!!!!
でも外へ行けないのよ


家に来てもらいたいなぁ





はいっ

来てもらいました
いつも行ってた美容院の私の担当Kちゃん
子供達もいつもお世話になってる明るくてかわいい女の子

お姉ちゃんから私ががんだと聞き「もうっ!何で言ってくれなかったんですかぁ!!!!!」とプリプリ



ちょっと短めに仕上げてもらった

あぁさっぱり


楽しかった


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10年目のありがとう

2011-06-02 14:58:14 | 日記
今から11年前
社内試験を受けて合格し1年間研修生活を送った

全国から集まった仲間
個性豊かな人達
独身もいれば家族を置いてきた人もいる
年齢も様々
私はグループで二番目の年寄りだった

当時の私は研修所まで往復3時間かけて通っていた
上の子は小1、下の子は保育園
子供達のことは夫にお願いした

毎日大量の課題をこなすために遅くまで残った
でも寮生みたいに時間が潤沢にあるわけじゃない
電車の時間だってある
早く帰って家族の顔も見たい
時々早く帰ったがその時は課題を持ち帰り翌日には仕上げてみんなに配った

もう一人女性の研修生がいた
彼女も通行生で私と同じような家庭環境
でもご主人がとても忙しいのでお子さんの面倒はなかなか難しい
早く帰らないといけない

彼女のグループに大阪から来ている年長者がいた
「だから女はダメなんだ」とかいう意味の言葉を彼女に浴びせた

私は「仕方ないでしょ。子供が小さいしご主人忙しいんだから」と言った
するとヤツは「早く帰りたいんならなんで試験受けてここへ来たんや!俺らは覚悟して来てるんやぞ!」と言った

研修生活もあとわずかになったころ誰かが「みんなで土日使って旅行しよう」と言い出した
私は「普段子供達に寂しい思いをさせてるから土日は家にいたい。どうしても行かないといけないなら子供達を連れて行きたい。」と言った

するとまたヤツが「俺らは家族を置いて来てんねん!会えないけど我慢してるんや。旅行だって仕事のうちや。家族連れて行きたいなんて我が儘や!」と言った

家族を置いてきた人
家族の元から通学する人
どっちも我慢してるじゃないか
みんな頑張ってるんだ
あんたはそんなにエライのか
あんたこそこんなとこ来なければよかったじゃないか

と言いたかったけど言葉を選んで遠回しに反論した
年長者をたてたのだ
(最後はバトルになったけどね)

その後旅行の件はグループ最大の検討課題になった
気まずい空気が流れた
打開策はなかった
結局最後は東京対大阪みたいになってしまった

グループには教授と呼ばれる上司が一人ついていたがひとごとみたいで一切関知しない
これが職場の雰囲気だったらあんたは放っておくのか?

なんだかね
行きたくなくなったよ
研修なんてどうでもよくなった
頭がおかしくなりそうだった
布団に入ると涙が出た
朝家を出るのがイヤだった
職場も辞めたいとまで思うようになった


でも
名古屋から来ていた後輩の男の子が私を気遣ってくれた
毎日声をかけてくれた

結局、旅行は一部のメンバーだけで行くことになり私は子供達を連れて行った



研修は将来の幹部候補生を養成することが目的だと説明された

研修生達はそれはつまり仕事に直結する知識を身につけることだと考えていた

違うよ



いかにして部下を育てられる上司になるか

その術を学ぶんだ


だからこそ年齢や性別や育った環境が違う者同士を集めて切磋琢磨するんだよ
私は当時そう思っていた


女性だから甘えているのではない
家族を置いてきたからエライのじゃない
寮生だから通行生だからの区別があるわけじゃない

互いを理解して思いやり協力していい仕事を成し遂げる

人は前進する
人は育つ
そんなことを学び合うんだよ



あれ以来私はあの大阪の年長者を許せない
二度と会いたくないと思っている
まぁ我が儘だけどね

教授も嫌い
あんな上司になるもんかとずっと思ってる
成長できない私


今日名古屋の後輩がお見舞いに来てくれた
午後本店に用事があって上京したのだという
嬉しかった


あの時はありがとうと言った
あなたのおかげで仕事も辞めないで済んだと言った


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