売切れ御免のはずが・・・
箱根の板前さまが、刺身包丁は水焼ではない、また、日本刀型は短刀ではないかとの疑問があり返品とあいなりました。
(商品と商品説明が一致しないという事もありましたので、キャンセル)
《日本刀型について》
日本刀型包丁【日本刀(脇差や短刀)ではない/柄の部分の造りや機能がそれらと全く異なります】は歴史的に実存し、最古の庖丁の遺品(1250年以上前)が現存するのは、奈良の正倉院であり、主に魚用として使用され続けてきた。徳川初期、17世紀はじめ頃と思われる「相応院屏風遊楽図」に日本刀型庖丁が描かれており、1650年代の「川口遊里図屏風」に日本刀型庖丁が描かれているのを最後に、元禄以後はアゴ付の式庖丁型にとって代られる。
2015年6月18日「警察署に所有者放棄の届け出をしました。理由は見栄え短刀であること。担当の警察官から美術刀として審査を受けることができるときいたが、私は、この機能は包丁であるから、日本刀として審査が合格するわけがないと考えた。」
《水焼について》
まず、出品者として言えることは、これらの物(表現上:日本刀型と刺身包丁)が実家に同梱され収納されていたこと。
また、日本刀型の柄には不鮮明だが玄海正国の銘があり、001の表示がある。これは恐らくペア(セット)で発注していると考え、刺身包丁の柄を確認することはできないが、002などとなっていると想像することができる。
そして包丁としての見栄え、特に波紋や造りなどは日本刀型も刺身包丁どちらも素晴らしく、日本刀を見てきた私達親子(亡き父含む)も絶賛してきた。これが、玄海正国の水焼本焼きであろうと考えた理由である。
私の考察として、日本刀型は玄海正国である証拠とし鑑賞するなどしながら家の宝として伝承し、刺身包丁は実用するため波紋を日本刀型と比べやや見栄えを落とし造られたのではないかと考える。ただ、私としては水焼であると今は証明できない。私が造ったのではなく、注文したものでもない。日本刀と同様鑑定書でもない限り、これを水焼とも水焼でないとも素人の私には表現できないであろうという板前さまの理屈となるのだろう。
緊急報告:玄海正国さまのアメブログからコメントを頂きました。
「柳刃は玄海じゃないね。油焼だね。」と
まじかっ~(頭痛
(波紋ですが、これを出し過ぎると良い包丁にならないと言っていました。
この真相は、鍛冶屋さんに詳しく聞かなくてはなりませんが、説明するのに言葉として表現しにくい
ような感じに取れました。波紋が出過ぎると硬度が落ちるのか? 波紋部分(焼甘い)と刃部分の硬度
に差を付けすぎる事があまり良くないと言う事かも知れませんね。
追加:もう一人の鍛冶屋さんも、波紋が出過ぎると良くないって言ってました!
これは絶対ではありませんが、水本焼の見分け方です!
包丁に波紋が入ってる場合の見分け方としては、波紋の波先が飛んでる物が水焼だろうと!
綺麗に波々してる物は、相当ラッキーな水本焼かそれ以外か・・(^^;
あんまり言うとどこかからクレーム?が来そうですが、波紋の先に花が咲くようにポポポっと
なってるのが確実に水本焼だと! 裏付けは、鍛冶屋さん3人から聞ききました。)
参考資料:2007年4月期「本焼について語る・・。」より)
ご贈答品したはずだった掛け軸
①:渡辺桂華 「彩色山水」
②:應元筆 虎と龍の図
水焼本焼と証明できない
銘 玄海正国
「玄海正国 現在世界中で比肩する職人のいない最高の本焼き和包丁鍛冶です。
日本の有名刃物メーカーの最上級にラインナップされる本焼き包丁はどこも自社メーカーの銘が切られていますがすべてこの方が製作した包丁です。
最高と位置付けする理由は技術的に非常に困難である 水本焼き の包丁をもっとも高品質かつ安定した精度で造れる技術と現在の本焼き和包丁の元になった刀匠兼包丁鍛冶であった 故・平安城源 沖芝正國 の鍛造技術を直接見て習得した唯一の人物であるからです。
販売価格はメーカー・柄などの装飾部分の違いによりますが20万~60万といったところでしょうか。」
日本刀型包丁(純銀仕立)及び刺身包丁
柴田家特注品
共箱63×10cm
日本刀型 刃長さ(ハバキ含む)34.5cm
出刃 刃長さ28cm
一本、柄を白い布で覆っているのは使用済みのようす。(刺身包丁と表現します)
白い布をはがすと、黒檀の柄が出現しました。しかしながら、柄の上部(刃に近い所)は少し傷があります。
刃には錆様の所見もある(板前さまより)ようなので、研いでからお使い下さいませ。
画像にしてありますので、ご確認下さいませ。
もう一本の日本刀に似た包丁は未使用のようす。(日本刀型包丁と表現します)
ハバキにあたる装具には銀が使用されているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/32/17a2ee2e37f3cd841f68aeecfd2c3d39.jpg)
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箱根の板前さまが、刺身包丁は水焼ではない、また、日本刀型は短刀ではないかとの疑問があり返品とあいなりました。
(商品と商品説明が一致しないという事もありましたので、キャンセル)
《日本刀型について》
日本刀型包丁【日本刀(脇差や短刀)ではない/柄の部分の造りや機能がそれらと全く異なります】は歴史的に実存し、最古の庖丁の遺品(1250年以上前)が現存するのは、奈良の正倉院であり、主に魚用として使用され続けてきた。徳川初期、17世紀はじめ頃と思われる「相応院屏風遊楽図」に日本刀型庖丁が描かれており、1650年代の「川口遊里図屏風」に日本刀型庖丁が描かれているのを最後に、元禄以後はアゴ付の式庖丁型にとって代られる。
2015年6月18日「警察署に所有者放棄の届け出をしました。理由は見栄え短刀であること。担当の警察官から美術刀として審査を受けることができるときいたが、私は、この機能は包丁であるから、日本刀として審査が合格するわけがないと考えた。」
《水焼について》
まず、出品者として言えることは、これらの物(表現上:日本刀型と刺身包丁)が実家に同梱され収納されていたこと。
また、日本刀型の柄には不鮮明だが玄海正国の銘があり、001の表示がある。これは恐らくペア(セット)で発注していると考え、刺身包丁の柄を確認することはできないが、002などとなっていると想像することができる。
そして包丁としての見栄え、特に波紋や造りなどは日本刀型も刺身包丁どちらも素晴らしく、日本刀を見てきた私達親子(亡き父含む)も絶賛してきた。これが、玄海正国の水焼本焼きであろうと考えた理由である。
私の考察として、日本刀型は玄海正国である証拠とし鑑賞するなどしながら家の宝として伝承し、刺身包丁は実用するため波紋を日本刀型と比べやや見栄えを落とし造られたのではないかと考える。ただ、私としては水焼であると今は証明できない。私が造ったのではなく、注文したものでもない。日本刀と同様鑑定書でもない限り、これを水焼とも水焼でないとも素人の私には表現できないであろうという板前さまの理屈となるのだろう。
緊急報告:玄海正国さまのアメブログからコメントを頂きました。
「柳刃は玄海じゃないね。油焼だね。」と
まじかっ~(頭痛
(波紋ですが、これを出し過ぎると良い包丁にならないと言っていました。
この真相は、鍛冶屋さんに詳しく聞かなくてはなりませんが、説明するのに言葉として表現しにくい
ような感じに取れました。波紋が出過ぎると硬度が落ちるのか? 波紋部分(焼甘い)と刃部分の硬度
に差を付けすぎる事があまり良くないと言う事かも知れませんね。
追加:もう一人の鍛冶屋さんも、波紋が出過ぎると良くないって言ってました!
これは絶対ではありませんが、水本焼の見分け方です!
包丁に波紋が入ってる場合の見分け方としては、波紋の波先が飛んでる物が水焼だろうと!
綺麗に波々してる物は、相当ラッキーな水本焼かそれ以外か・・(^^;
あんまり言うとどこかからクレーム?が来そうですが、波紋の先に花が咲くようにポポポっと
なってるのが確実に水本焼だと! 裏付けは、鍛冶屋さん3人から聞ききました。)
参考資料:2007年4月期「本焼について語る・・。」より)
ご贈答品したはずだった掛け軸
①:渡辺桂華 「彩色山水」
②:應元筆 虎と龍の図
水焼本焼と証明できない
銘 玄海正国
「玄海正国 現在世界中で比肩する職人のいない最高の本焼き和包丁鍛冶です。
日本の有名刃物メーカーの最上級にラインナップされる本焼き包丁はどこも自社メーカーの銘が切られていますがすべてこの方が製作した包丁です。
最高と位置付けする理由は技術的に非常に困難である 水本焼き の包丁をもっとも高品質かつ安定した精度で造れる技術と現在の本焼き和包丁の元になった刀匠兼包丁鍛冶であった 故・平安城源 沖芝正國 の鍛造技術を直接見て習得した唯一の人物であるからです。
販売価格はメーカー・柄などの装飾部分の違いによりますが20万~60万といったところでしょうか。」
日本刀型包丁(純銀仕立)及び刺身包丁
柴田家特注品
共箱63×10cm
日本刀型 刃長さ(ハバキ含む)34.5cm
出刃 刃長さ28cm
一本、柄を白い布で覆っているのは使用済みのようす。(刺身包丁と表現します)
白い布をはがすと、黒檀の柄が出現しました。しかしながら、柄の上部(刃に近い所)は少し傷があります。
刃には錆様の所見もある(板前さまより)ようなので、研いでからお使い下さいませ。
画像にしてありますので、ご確認下さいませ。
もう一本の日本刀に似た包丁は未使用のようす。(日本刀型包丁と表現します)
ハバキにあたる装具には銀が使用されているようです。
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