4日の定休日に朝、居候犬のベス、13歳が発作を起こしました。
ベスの心臓病はとても重症でしたので、限界が来たのでしょう・・・
10時にはルル動物病院さんへ入院し、酸素室で預かって頂きました。
2時間後、12時に連絡が入り意識が無くなりそうとの事で、駆けつけました。
3人の先生に囲まれて、懸命に処置をして頂き、「ベスがんばれ~」って声を掛けました。
その時は息を吹きかえし、うつろだった目もいつものベスに戻りました。。。
気管に入れられた管も「要らない」っと出して、再び酸素室に戻り、容態は一時安定しました。
肺水腫・・・心臓機能が衰え、血液の液体成分が血管の外に漏れ出し、肺に水が溜まる事で呼吸困難になります。
慢性的な熱中症で、シニア犬が肺水腫で無くなるケースも多いかと思います。
4日はそのまま、入院をお願いし、肺の水が無くなって正常な肺機能に戻る事を祈ります。
翌日5日、酸素室では一見安定してる様だが、水を抜いては溜まり~を繰り返してる様子。
心臓を動かす注射・水を抜く注射・・・これは心臓の限界だと思い、
生き死にを繰り返して知らない場所で生かす事より、moco店での看取りを決めました。
居候犬の母親ヒロ・父親ルイ・娘ベスはmoco店の常連様でした。
2015年4月14日、しっぽの会のHPでこの3わんの飼い主募集を見つけました。。。
石狩保健所で放棄され、持病があるとのことで一般譲渡対象外で、
しっぽの会さんが引き取ってくれたそうです。。。
慌てて、長沼のしっぽの会へ向かいました。
しっぽの会さんは、保健所で放棄・保護された犬猫を引き取り、
病院の診察・手術も行い、新たな飼い主さんを見つけ、命をつなぐ活動をされています。
ここは救いの場です。
状況が飲み込めずに戸惑うベス・・・
この時が一番、心細く辛かっただろうと、思い出す度に、
もっと早くどうにかしてあげたかったと思います
この時は2階をホテル増設する事に決め、moco店としても勝負の時期でしたので、
3わんを引き取る事に不安は多少ありましたが、
引き取らないと言う選択肢はありませんでした。。。
3わん家族が離れることなく、moco店の居候となったのです
糖尿病やクッシング症・心臓病を患っていた母親ヒロ(一番手前)は、
2ヶ月後の6月に亡くなりました。。。
ベスとルイは、すっかりmoco店の住人になり、
普通の家庭とは全く違う環境ですが、日中一緒に過ごし、
夜はグッスリ寝ていて、案外充実してる?そのようでした
よく吠える勝気なベス
おちゃめな表情のベス
くつろぎながら、私の仕事を眺めてるベス
こんなに可愛いベスは、昨夜22時に私の腕の中で亡くなりました
昨日昼に退院し、酸素室から出す事も病院の先生は心配していましたが、
慣れ親しんだmoco店に戻れて、シッポも降り、嬉しそうな表情で、ごはんやリンゴやボーロも食べたよ
私も年末年始の疲労が溜まっていて、夕方まで一緒に横になって寝ていました
最期は一度苦しそうだったけど、それまでは亡くなるとは思えないほど、
いつもの可愛いベスのお顔でした
やっぱり、病院は不安だし一緒に居る事が一番なんだね
どう生かすか、ではなく、どう生き抜くか・・・
ベスらしさのまま、私に抱かれてヒロの待つ場所へと旅立って逝きました
旅立ってしまう事は、決まっています。
全くの後悔もありませんし、役目は果たせたとも思います
ただ、1年9カ月ですが、本当に本当に真っすぐに私を見つめて、
沢山甘えてくれて、ありがとうが伝えきれない程です
トリミング予約を変更して下さったお客様もいます
本当にありがとうございました
明日、10時~個別火葬をお願いしています。
もし、お近くの方でベスに会って下さる方居れば、
9時~ですが、いらっしゃって下さいね
2015年5月にmoco店の看板用に撮影した時の、母親ヒロ
ひ~ちゃん、ベスに会って、色んなお話聞いてるかな~
一番の年上の15歳ルイが、一番長生きだよぉ~
こうやって見ると、ヒロにそっくりだったね
大好きなお母さんと、一緒にお昼寝してるのかな~
過ごした時間は短いケド、最期を見送って本当に良かったです。
寂しいのは時間が解決するからね
また目の前のわんこと向き合って、毎日をヒロやベスの分も精いっぱい過ごしていきます
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