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いと悪しき日々~非常姑、世にはばかる~

性格の悪い哀れな姑と、完全同居している、アラフォー世代の主婦です。
苦悩の日々をつづります。

今更ながらの「紅蓮の月」

2007-12-13 18:33:55 | 高杉瑞穂くん
ご存知、柴田淳の「紅蓮の月」は、去年の「美しい罠」の主題歌でした。

今朝、久しぶりにカーステで聞きました。今日はその時に思ったことをネタに。



この「紅蓮の月」は、ビビッと私の「琴線」に触れた楽曲でありました。

でも・・

実は、「美しい罠」を第1話から観ていたわけではありません。

あまり「昼ドラ」を観る方ではなかったので、「美しい罠」も「食事の時にテレビをつけたらやってたドラマ」のひとつにすぎなかったのです。
実際、きっちり見出したのは、50話もすぎたあたりから。もう9月になってました。

しかし、主題歌については、ずっと気になっていて、「いい曲だなぁ~。」って思ってました。

わたくし、ハマり出したら、とことんいくたちなので。

つまり、

高杉瑞穂くんがかつて(?今はどうなのかな?)そうであったように、


一途に思い続ける



のですね。



旦那以外は。 ボソッ



うそうそ、冗談冗談。



ところで、この柴田淳さん。

「紅蓮の月」以外にも素敵な曲がいっぱいあるんです。
なかでも「HIROMI」は、けっこうヒットしましたね!

主に、マイナーコードのラブバラードな曲が多いのですが、
「涙ごはん」などは、弾む様なシャッフルの曲でなかなか可愛らしいのです。


そして、なんといっても、柴田淳さんは、瑞穂くん同様、


天に二物を負わされた、いや、頂いた


方のようでして、何とも羨ましい限り。

シンガーソングライターとしての才能を存分に発揮しながら、すっごい美人でもあるわけです。



またもや!


神様ってほんと、不公平だわ!






ま、瑞穂くんのお好みのタイプではなさそうですけど(痩せすぎということ)




イベントで瑞穂くんがおっしゃっていた、


「あんまり痩せた女性は好みではない」


というコメントを
手前勝手な解釈で、

「ぽっちゃりした女性の方が好き」


といきなり「デブ専」にしてはいけません。


いやいや、そのコメントを聞いて一瞬、そのように解釈している自分もなきにしもあらず。 (ノω`)テレ

私なんて、「アゲアゲ、シメシメ」してかろうじて、こんなもんですよってに。




目下、順調にダイエット中。

1月の瑞穂くんの舞台を観に行くまでに何キロ痩せられるか・・・。

これが一番の問題なのです。




痩せるのは簡単。(でもないけど)食べなきゃいい。

でも、その痩せた体重を常に安定させるのがこれまた大変なのですね~。

だから、日常の食事の量をほんの少しだけ減らし、後は身体を動かすことで、脂肪をチマチマと燃焼させようというわけ。

後はたるんだお肉を締め上げるのみ。(笑)



しかし瑞穂くんも、「槐」の頃と比べ、「槙」では、かなり太っていた様な・・・。

あ、「槐」は「槙」の時に比べて、役づくりが大変だったから、痩せる一方だったのかもね。

こないだの福岡のイベントにいらしたファンの方々の話しでは、

「アレから随分とまた絞られたようにお見受けした」と聞いております。


なんでそんなに痩せたり太ったり、自由にコントロールできるんでつか!?


さすが! 役者魂!






ああああ、もこみちにそれてしまいました。

で、その柴田淳さんの「紅蓮の月」

彼女の作詞は、とてもリアルな情景描写の曲なのですが、時に、心象風景描写(それもちょっと抽象的で断片的)の曲もあって、「紅蓮の月」は、後者なんですね。



いっぺん通しではなかなか分かり辛いところもあるのですが、私也にやっぱり「こうゆうことかな?」
と思ったことがあるので、ここで語ろうかと思ったわけです。



「美しい罠」のヒロイン、「類子」が「槐」のことを想って唄っている様な印象に聞こえがちなのですが、曲全体を聞いてみるとどうもそうじゃない。

歌詞の中の、「真実」とか「嘘」とかいう言葉が、飛び込んで来てしまうので、「美しい罠」の「槐と類子」のイメージに当てはめてしまうのですね。


だから、


ドラマで使われた抜粋の楽曲は上手く合ってるように聞こえるんですね。

しかし、なんか違和感があった。

そして、

曲の解釈についついのめり込んでしまったのもそう言う1つの疑問があったからかも知れません。


ではまずは、歌詞から。




紅蓮の月

もう見逃して 真実なんて
この手で捨てたの いらないの
窓の外から 紅蓮の瞳
何かを呟く 生温い夜の奥の方

漂えば いつか辿り着くはず
眠る間に 過ぎて行く
目を閉じて 見なければ
生きてゆけるの

誰かがまた 嘘をつくから
光が欠けてく 宵の月
誰も知らない 涙の理由も
闇夜に 隠して
あなたを 忘れない私を

彷徨えば いつか世界が見えた
見上げれば 星の詩
淋しさも 愛しさも 君がいたから

漂えば いつか辿り着くはず
眠る間に 過ぎて行く
目を閉じて 見なければ
生きてゆけるの

彷徨えば いつか世界が見えた
見上げれば 星の詩
淋しさも 愛しさも 君がいたから

君がいたから






いかがです?

私は、この詩の解釈については、或るとき突然ひらめいたように理解したのです。


確かに「悲しい恋」がベースになっているのですが、これは、「相手を狂おしく想う」というより、自分と愛する人が置かれた状況を歌っているのではないか、と思ったわけです。


つまり、その状況というのは、


愛してはならない人との恋をして
身を窶して(やつして)しまった自分を
世間では、非難の眼差しで見下し、「人の道に外れた」と噂する。
そんな状況に置かれた自分を、
悲嘆に暮れている様子を、表現しているのではないか。


不覚にも、口の端に掛かる状況に身を置いている自分を嘆いているように思いました。


しかし、それもすべてはあなたを愛するが故。

嘆きの中にあっても、最後には、自分をどうにかして納得させている感じがあります。
「しかたがなかったのよ」と。




悲壮な歌ですね。



タイトルの「紅蓮の月」が詩の中では、「紅蓮の瞳」となっています。

自分に相対する世間の眼差しを表している様で、「自分の心を穢されて行く眼差し」ではないのかと。

そして、「光が欠けてく 宵の月」

誰も知らない真実の月を、嘘で欠かされる哀しみ。

なんかこれも前記と同じですね。
穢されることへの嘆き悲しみが感じられます。


そして、その両方が合わさって「紅蓮の月」なのか?


言葉が少ないので、こう言う類の詩は、ひとつひとつの言葉とそして曲全体を作り上げているイメージとを合わせてみないとなかなか理解出来ません。


お話を読むように、詩を順に辿っていくことですぐにその心情を理解出来る詩は多いですが、

この「紅蓮の月」はわざと言葉を減らして思い切り比喩させた表現にすることで、言葉の上っ面以上にのめり込ませる様にできていて、すごいな、と思わせますね。



まさに


引き算の曲。



このところ、直接的な言葉と、耳に残る旋律とリズムに頼っている楽曲が多い中、

この「紅蓮の月」はよく出来ている、と思いました。

ハマる理由は此処にあったわけですね。




皆さんはどう解釈しましたか?

この話題、ずっと前から皆さんに聞いて見たかったのです。

公式BBSに書いて、ファンの皆さんの意見も聞いて見たかったのですが、
文字制限に引っかかりそうだし、
第一、瑞穂くんの話題と離れている感があったので、
ここで書いて見ました。


皆さんや瑞穂くんがどう思われてこの曲を聞いていらっしゃるのか、聞いて見たいですね。

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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紅蓮の月は切ない恋 (なごやん)
2007-12-14 00:40:42
 
 今回のテーマは考えさせられますね。この歌があったからこそ美しい罠に引き込まれた人も多かったみたいですね。キンツバ放送時から柴田淳の切ない歌がないと盛り上がらないと金谷さんの前作の昼ドラ「危険な関係」からのファンがブログ等々で嘆いてましたね。危険な関係は仕事が忙しくて時々しか見てなかったので切なくていい歌だなーと思っていたくらいですけど。美しい罠はオープニングの映像の櫻井さんの悲しそうな船に流されてる姿や月が闇夜に浮かぶ姿が切ない雰囲気を盛り上げてましたね。紅蓮の月の禁断の愛に苦しみながらの切なくて胸が痛くなる詩と歌は見事にドラマを盛り上げ引き込ませる力がありました。
この歌がなかったら類子への感情移入が激減しただろうとさえ思うほど。柴田さんはブログで歌作りは難しいとっ語って見えますが、低視聴率の昼ドラで真珠夫人以来のブームを作ったドラマを盛り上げたんだから
すごいですよね。ドラマにぴったりの恋心を描いてるんだもの。
返信する
こんな風に読んでみました。 (kyrie)
2007-12-14 01:27:10
どちらかと言えば、この相手は「私」に誠実な人ではないような気がします。
「また嘘をつく誰か」は、相手の人のように思います。
でもそれを分りつつ「真実はいらない」んじゃないかなと。
「紅蓮の瞳」は、「私」の別なる意識。
ことに「生温かい夜の奧の方」は、精神性の対局にあるもの、「物質的感覚」の暗喩の
ように感じます。
「何かを呟く」のは「私」の内なる意識の、物質的側面ではないかと思います。
この二人の関係は、物質的なものが介在し(まあ、枕を・・の仲ですね)、かつ、
完全一致を見ない、「私」にとっては「愛」を高らかに歌い上げることの出来ない、
不安定要素を内包したものでしょう。

愛はあっても、光の欠けていく宵の月。
君がいたからこその「淋しさと愛しさ」


「目を閉じて見なければ生きてゆける」から、「真実なんて捨てた」
そのように、「私」にとっては充足した愛ではないけれど「あなたを忘れない私」がいる、やはり悲壮感の漂う歌ですね。

済みません。
ここ開けてから読みつつ考えたので、かなりやっつけかも。
一応こんな読み取りを致しましたって事で、4649.
返信する
主題歌の影響力は有り!? (管理人)
2007-12-14 09:47:29
>なごやんさん。
こんにちは~。
いつも東海テレビの昼ドラに使われる楽曲は、そんなにメジャーではない人の曲が多くて、時々、「あ、この人いい感じやん。」って言うのもしばしば。

なんか、発掘しているみたいな感じもあって、新しい発見が面白いですよね。

「紅蓮の月」を聞くまで、柴田淳さんのことは全く知らなかったのですけど、ちょっとハマりましたよ。
若いんですが、結構前から活動されている方でした。

ドラマにおける主題歌の影響力って凄いものが有りますね。
今では、ヒットの条件に欠くことが出来ません。
ドラマは主題歌を、主題歌はドラマを、相互に盛り上げる要素として実に重要なアイテムと言えます。

そう言う意味では今年の「金色の翼」では、ちょっとな、と思わざるを得ませんね。
「金色の翼」の主題歌の予想を当時、ブログネタにしましたがまさか「バンボレオ」とは思わなかった・・・。
この曲自体は好きなんですけど。(オリジナルの、ジプシーのね)
カヴァーの出来もさることながら、ドラマの主題歌にというのはいかがなものかと、と思ったのを覚えてます。

去年とは違う、ダークなイメージとは違う路線で行きたい、という気持ちをくんだとしても、違和感は募るばかりです・・・。

曲を聴くと、湖の底に静かに沈んでいる類子が歌っている様な、そんな気さえする主題歌だったですね。

主題歌でまず掴む。

難しい仕掛けですけど、これがドンピシャと来ると、効果絶大ですよね!
返信する
私も始めはそうだった。 (管理人)
2007-12-14 10:02:22
>kyrieさん。
こんにちは~。

私も最初はね、kyrieさんのように解釈してたんですよ。

「悲恋」または「せつない恋」への心象風景だと。
対象は(登場人物は)自分と相手のみ。
という感じ?

せつなく、悲しく相手を思う気持ちをいろんなたとえを交えて形にしている、と思ってましたが、どうも違和感があったんですよね。
無理が有ると言うか。

で、
「世間、公衆の面前、情報の海、(あるいはネットの海)にさらされている自分たちの状況」
として当てはめてみると、しっくり来たんですよね。

真実とも嘘とも分からない、淀んだ情報の海の中に不本意に漂う自分たちを、嘆き哀しみ、どうにもならない様子を憂いている、と読めたわけ。

だから、一般人の私たちより、瑞穂くんを始め、情報の海に常に身をさらしている、有名人の方の方が、響くんじゃないでしょうかね?
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難しいです! (一輪挿し)
2007-12-14 15:49:47
こんにちは!

この曲本当に素敵ですね。大好きです。

彼女の歌声と切なさがこみ上げてくるこの歌詞がたまらなく好きで、もうたぶん1千回以上は聴いたと思います。

改めて自分なりに解釈をしてみたのですが、う~ん、やっぱり難しい!

わたしは愛してはいけない人を愛し(またはその反対)、そのことで苦しんでいる心情を表現した曲ではないかと解釈してみました。

世間から非難を浴びているかどうかはわからないけど、悪いことをしているという意識はあって、そういう現実から逃げ出したくなるくらい辛い。でもやはり諦められない。

簡単に書くとこんな感じでしょうか。
うまく説明できない、本当に難しい。。。

そして今活字で歌詞を何度も読み返してみてひとつ疑問が。。。

わたしは今まで女性、それも思いっきり類子をダブらせてこの曲を聴いていました。
だから余計切なかったのかもしれませんが。

でも「君がいたから」の箇所は何だか男性が女性に言うような表現に思えるのです。

それとも相手は思いっきり年下の男の子?瑞穂さんくらい(笑)
返信する
めんご。遅くなりました。 (管理人)
2007-12-17 20:30:31
>一輪挿しさん、こんばんは。
コメ返し遅くなってご免ね。

柴田淳さんの詩、特にこの「紅蓮の月」は、いろんな意味を含んでて、なかなかいい詩です。
一輪挿しさん、そんなに何回もきいたの~?

私も結構聞いたけど。
数えてないけど。100回くらいは聞いたかな?

車のカーステ、iPodで歩きながら、PCで作業中などなど。
いつも音楽が欲しいたちなんです。


「紅蓮の月」

きっと、自分がそうゆう想いをした時に、一番ぐっと身に迫るものがくるのだろうと思います。

言葉をそのまま受け取らないで、自分の中で噛みしめるときに、また、より良く理解出来るのでしょうね。

言葉や文章の中に、潜む、暗に喩えられた何か。
それを引き出して読み解いて行くのがまた面白い、と思いました。
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