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たそがれおじさんの備忘録(夢を追い求めて)

「とかち」をこよなく愛するおじさんが発信する十勝野風景

美ら島センチュリーラン 2

2025年02月14日 | 旅行

【2011年1月19日の記事】

 

1月15日(土)

この日の天気は、雨のち曇りで強い風との予報であった。7:30頃、ホテルのバルコニーからの前浜は、少しさざ波はあったが、サンゴの海を眺められました。空は予報どおり、どんよりです。

           

食事を終え、自転車の組み立てをしました。一応、組み立てはできたものの、走行に耐えられるような切り替えやガタがないかは、実走する必要があります。

          

実走は、スタート地点の恩納村コミュニティーセンターまでの往復10.8KM 。自転車の調子はグットです。ほぼ2カ月ぶりの外でのライディングも室内ローラーの効果があるのかな、という感じです。外は、雨が時折ぱらついたり風が強まってきました。ホテルに帰って、11:00頃の前浜は、朝とは打って変わっての状況です。

         

受付と開会式は、15:00からと17:00からの2回に分かれているので、17:00からのほうに参加することにして、時間までタクシーを使って付近の観光をすることにしました。おじさんの今回の旅は、美ら島オキナワCentury Runに参加することですから、観光といってもこれという計画があるわけではありません。でも、一つだけ絶対見逃さないぞとしていたのが、沖縄の桜を見ることでしたから、運転手さんには、ここだけは外さないようお願いして、観光の身を運転手さんにゆだねました。

明日のコースは、桜ロードとはいうものの、まだ少し早いということで、八重岳公園が二分咲きとの事だったので、そこを目指しました。見ました、1月の桜を。ここの桜は、寒緋桜といって、濃いめのピンクです。木によって咲き具合は違いますが見事に咲いている木もありました。メジロなんかも花をついばんでいる光景は、おじさんのいる北海道とは趣が違います。

         

この桜は、みんな下を向いていて、花の時期が来るとポトンと落ちるそうです。

         

 

桜を観賞できたことは、今回の旅の満足度の半分の価値がありました。その上、あのような富士山まで見れたのですから。富士山と桜、日本人DNAの象徴のようなものです。おじさん心です。

 運転手さん、次は水族館に連れて行ってくれました。「美ら海水族館」という名称で、沖縄海洋博の際に作られたそうです。世界最大級の大水槽の魚たちから、ジンベイザメとメガネモチノウオを紹介します。その他、熱帯性の魚たちが色鮮やかにおじさんたちの目を楽しませてくれました。

         

 

         

時間が足りないくらいで、水族館を後に、明日のコース折り返し地点のある古宇利島を目指しました。島に向かう古宇利大橋が観光スポットということです。目まぐるしく変わる天候のおかげで、橋をまたぐ虹もかかり、おじさんとしては絶景の感でした。

         

開会式の時間も近づいてきたので、足早に車を進めてもらい、フルーツランドで熱帯植物を観賞し、そのまま開会式場の恩納村コミュニティーセンターに行きました。

開会式は、特に印象的なことはありませんでしたが、今回の参加者が1702名であることが分かりました。十勝の仲間Kさんが紹介してくださった、森氏(沖縄自転車競技連盟会長)にも会い、名刺を届けさせてもらいました。K氏のこともちゃんとわかっていて、「ツールド北海道」のプログラムを送ってくださる方だと言っていました。また、かつて現役でブリジストンアンカーの選手であった、飯島誠氏のワンポイントレッスンがありました。

いよいよ明日が本番です。ホテルの部屋で思いをはせていましたが、外の風がビュービュー吹いて、部屋の中まで暴風警報でした。         

 

 


美ら島センチュリーラン 1

2025年02月14日 | 旅行

【2011年1月の記事】

 

沖縄でのセンチュリーラン、昨日夜中、無事帰宅しました。

満足感と疲れで、ゴッタゴッタ状態で朝(といっても9:00)を迎えました。気が抜けるっていうか、開放感に満たされるというのか。

天候的には、大変な時に行ったようですが、そこを受け入れ、おじさんなりに「ビバ!美ら島オキナワCentury Run」となりました。

今回は、奥さん同伴なもんだから、いつも以上に道々が濃厚なイベント参加ということです。そして、出会いもありました。

1月14日(金)出発の日

朝6:48、特急「スーパーとかち」で帯広から出発。十勝は、晴れていますが、昨夜までの大雪は上川(トマム)を通過する頃は、結構な雪だったことが分かります。家々も木々もスッポリと雪の中です。

               

これだけ降ると、木々と雪が織りなす芸術模様があります。おじさんの子供のころよく見た記憶がある、アレ。そう、くす玉っていうのによく似ているではありませんか。おじさん心です。

               

千歳空港は、寒気団の影響を受けながらも、お日様も時々顔を出していました。若干の遅れはありましたが、順調に羽田を目指しました。空の旅なもんですから、空を見ずして何なのかということです。いつものように窓側をお願いし、下界の視察。空の様子については時間があるとき、別途、寄せ集め編をしてみたいと思います。が、これは特別。富士山ですよ。下の1枚は、着陸直前東京湾を通して見えた富士山です。前回よりはずっと見ごたえがあります。あとは、羽田から沖縄のコースでの富士山に心が躍ります。

               

羽田空港で、1時間少々の待ち時間があり、昼食をとり、沖縄へ向け12:35、出発。待ちに待った富士山がすぐ横に現れました。こんなにはっきり、まじかで見たのは初めて。やっぱりおじさん、日本人。少し冷静さを欠きました。

               

この上空を越えたあたりから、下界は、雲また雲の世界です。ずっと下が雲に覆われていますが、その雲も2~3千メートルなもんだから、飛行機は、真っ青な中をおじさんを運んでくれます。この調子で沖縄に着いてもきっと曇りだろうと思っていました。ところが、あにはからんや、那覇空港に近づくにつれ、雲が切れ切れになっているではありませんか。お日様も顔を出しながらおじさんを迎えてくれました。光の加減で海の様子は、この写真では分かりませんが、エメラルドグリーンでした。

              

空港に降り立つと、気温が18℃ほどあり、今朝の十勝の気温からすると、温かく感じました。空港からは、リムジンバスでホテルに向かいました。南国に来たと感じさせる風景もバスの中から見て取れます。

              

ホテルには、おじさんより一足早く自転車が届いていました。今日は、移動に疲れて何もしたくないので、自転車は明日受け取ることにし、ホテルでの夕食をとり、部屋でくつろぎながら休みました。

 


袖すり合うも他生の縁

2025年02月14日 | 旅行

【2011年1月9日の記事】

 

「袖すり合うも他生の縁」 

このことわざは、「見知らぬ人と袖が触れ合うような些細な出来事も、偶然によるものでなく、深い宿縁から生じているということ。仏教の教えからきているもので、『他生の縁』とは、前世からの因縁の意」とのこと。 

 

何かすっかりことわざついてしまいますが、出会ったことが縁で、今年の年賀状をいただいた方がいます。 

神奈川県藤沢市に住んでいるSさんです。20代後半の青年です。出会いは袖すりあうところではなかったのですが、縁があったんですね。感激です。 

 

昨年の1月末、新聞で読んだ釧路のバス会社が企画した、湿原観光バスの運行の案内に応募し、行ったことにあります。その日、バスにはおじさん夫婦と、かのSさんしか乗っていなかったのです。大きなバスに3人だけですよ。おまけにガイドさん付きなもんだから、さながら大名運行というところです。バス会社には気の毒だと思いつつ、楽しませてもらいました。

 

Sさんは、釧路で開催されていた、国民体育大会冬季スケート競技会に出場した友人の応援のついでに、この観光バスを予約していたそうです。

 

ガイドさんの案内だけでは、場が持ちません。当然、Sさんと我々夫婦の会話が進みます。降車しての見学も当然ながらほぼ一緒です。そんなことから、プライベートなことまで話が及ぶという状況です。偶然の出会いといえども、縁が深まっていくのでした。

 

Sさんは、このバスの周遊ではなく、標茶駅前で降りて、この後は湿原を走るSL(蒸気機関車)で釧路に戻るということでした。おじさんたちは、このままバスで戻る予定だったので、出会ったことが何かの縁と、名刺交換をしました。そして、当然のごとく十勝のよさと、「北海道に来る時はぜひ十勝にも足を運んでください。その時は私が案内します。」と。

 

標茶駅からは、おじさん夫婦の二人だけ。なんか後半のバスはこの上なくさびしいことが目に見えています。なので、急きょ、予定変更。おじさんたちもSLに乗って釧路まで行くことにしました。

 

SLは全席座席指定です。とりあえず進行方向の座席をお願いしたら、1席だけありました。

席に行くと、隣の人は何か用を足しに行っているのか、荷物だけありました。少ししたら、さっきのバスで一緒だったSさんが通路を歩いてくるのが見えました。そして、おじさんの隣の席に来るではありませんか。これもまた偶然か、出来すぎた偶然にお互いにびっくり。縁ですね。

 

SLの発車後は、それぞれの時を過ごしていましたが、途中で戻ったらSさんも戻っていて、車中で買ってきたといって、バナナ饅頭をおすそ分けしてくれました。こんな釧路で、おじさんの隣町の池田町の名物をいただくとは。これまた偶然か。おじさん心で縁ですね。

 

オオワシや鹿の群れとSLの競走を観たりと、ゆったりとかつダイナミックな自然の営みを楽しみ、釧路駅に着き、名残惜しみながらSさんと別れました。

 

釧路湿原国立公園をバスとSLでつないだ一日、観光もよかったけど、偶然とはいえ、Sさんとの出会いは、この一日の満足度の半分はありました。

 

という心地よさを感じ、釧路に来たからには、和商市場にも寄らねばということで、市場で海産物をあさっていました。と、どこかで見かけた御仁が視界に入ってくるではありませんか。そうです、Sさんです。こうなったら、偶然では済まされません。縁なのです。縁ですよ。またまた会えたことに、喜びと縁を感じつつ本当にお別れしました。

 

十勝に戻ってからも気にはしていましたし、もしかしたらSさん、十勝に来るって連絡でもあるかと、期待しつつほぼ1年たったところで、年賀状が届いたので、上記のとおり、感激したところです。

 

不動産のオーナーで、生活は十分のようですが、今年、幼稚園教諭を目指し、勉学に励むと書いてありました。年齢ではなく、いつになっても目標に向かってチャレンジするSさん。おじさんは、心から「頑張って!」と願いを込め、メールでエールを送りました。この前撮ったウサギの足跡も添付し、幸運を祈願しました。

 

またまた、あの日の思い出にと、フォルダをひっかきまわして出てきた中からの写真です。

 

鶴居村のつる公園。ここは、個人で給餌をしているとのことでした。おじさんの十勝にもタンチョウは普通に見られますが、一度に100羽近くは,壮観でした。

                         

 

標茶駅からのSLです。C1型で、C11171という番号の入った機関車です。汽笛の音とガッタン,ゴットンの音がたまりませんでした。