宮城の作家希望

作品など

7、可能性にかけた心

2020-09-29 12:34:00 | 小説
『心さん貴女が信じるものが動き出す』
声は何も無い真っ暗な空間に響いた、声の主は姿無き時空人ララのものだった。

その頃赤い髪のラーガの女王エレナレナはただならぬ波動を感じベッドから体を弾き起こした。白い裸体が暗闇に輝く様な感覚にさせる。
『何かが始まる』
視線は当てもなく闇に彷徨っていた。

エレガとアカネは街の宿屋にいた。
アカネは別々の部屋がいいと言うがエレガは金が無いと一部屋に泊まる事にお金を出すのはこの世界のお金を持つエレガなのでアカネは嫌々従う。

『大丈夫あたしがいるから』
妖精が目の前で浮遊しながら踊り出す。
『あなたまだ居たの?』
『えー仲間でしょ』
いつの間にか仲間設定が、

『アカネ杖が』
見ると杖が虹色に輝いている。
すると妖精は女の子の姿に
すかさずアカネは猫パジャマを着せた。
何故猫かと言えばアカネか好きな動物だから。

やはりこの杖は大聖女様の影響を何かしら受けている