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翻訳実践・批評ゼミ

翻訳しつつ、翻訳について考える。 ――ゼミ活動記録

夏休み番外編 ~ゼミ散歩レポ~

2019年08月28日 | イベント

学生最後の夏休みだし、思う存分遊ぶぞ~~!

――と意気込んでいたはずが、気付いたら8月も終わりに差し掛かっていました。

あれ…?今月バイトしかしてなくない…?

 

こんにちは。こんばんは。松永ゼミ4年の田中杏奈です!

前回の原さんのブログ、皆さん読みました?

読んでない方はぜひ覗いてみてほしいのですが、めっちゃしっかり書いてくれてるんですよ。何でこんなに書けるの。すごい。

そんな彼女から引き継いだ私は、後輩頼もしすぎ~私もう書く必要ないじゃん~!と現在進行形で頭を抱えています(白目)

文章力のない自分は果たしてブログを書き終えられるのだろうか、、、、お前それでも文ジャの学生かよ… 



閑話休題。

こんなことを書いていては先に進みませんね笑

本題に行きましょう。

 

先日――とは言っても今月の頭ですが、松永先生とゼミ生で

東洋文庫ミュージアム&六義園に行ってまいりました!!

 

JR駒込駅・地下鉄の千石駅に集合し、まずは東洋文庫へ。

ここは東洋学の専門図書館で、和書・漢籍をはじめ、アジア全域の様々な言語(ベトナム語・タイ語・アラビア語・チベット語etc)の文献があるそう。

展示施設である東洋文庫ミュージアムでは、その貴重な蔵書の一部が一般公開されています。

ミュージアムの中はこんな感じ。(館内は撮影OKです📷)

こちらはモリソン書庫。この一角だけで一体何千冊(何万冊…?)あるんでしょう……

写真じゃ伝えきれませんが、とてもきれいで天井が高くて圧巻です。

 

ここは常設展示ですが、この先には企画展があります。

私たちが行った時は『漢字展―4000年の旅』(※9/23(月・祝)まで) をやっていました。

漢字の成り立ち、由来、漢字文化圏の広まり、エトセトラ……資料の中には「あ!これ世界史の資料集で見たやつ!」というものも。当然ながら、授業では教えてくれなかった詳しい解説があり、とても面白かったです。

 

そんな数ある展示の中で、

みんなが足を止めたのが「四角号碼」

四角号碼とは、漢字を方形に等分し、その形に従って0から9までの番号をふり、4桁の数字で表した検字法だそうです。曰く「部首や画数による検字より画一的で、慣れると簡易」らしい。ほんとかよ。


試しにやってみよう!ってことで、実際に各々名前の漢字を辞書で引いてみました!

……えっ、全然見つからなくない??

開始5分で心折れた。なにこれ、めちゃくちゃ難しい。

まあ、形と簡単に言うけれど、漢字は何千とありますからね。形だって色々あります。

それを10種類に“分類”してるわけですから、“分類”が分類になっていなくても不思議ではありません。

規則性が難解過ぎてみんなお手上げ状態。まるで例外だらけのラテン語のよう(伝わらない比喩)。

まさかたった1文字を引くのにこんなに苦戦するとは。電子辞書があればこんなに苦労しないのに。

そう考えると、あれ1つで辞書を引くのは随分容易になったんですね。文明の利器に感謝です。 



そうそう、「辞書を引く」といえば――

自分も専門演習やゼミで翻訳をした際、散々辞書を使いました。言わずもがな「辞書を引く」という行為は、翻訳とは切っても切れないものです。

普段であれば辞書って、知らない言葉を調べるために引くものだと思います。

でも訳文・訳語を考えていると、しっくりくる言葉を探すためにも辞書を引きたくなるんですよね。

だから英和辞典や英英辞典だけじゃなくて、時には日本語の類義語辞典も使うし、広辞苑も使う。日本語を考えすぎて分からなくなったら、もう一度英英辞典を引いて原義に立ち返る……


三浦しをんさんの『舟を編む』(光文社/2011年)の中に、

「辞書は、言葉の海を渡る舟だ

「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海に浮かび上がる小さな光を集める。もっとふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために

というセリフがありますが、辞書を引いていると、翻訳ってまさにこれだなあとも感じたり。



……なんてね。

偉そうに何言っとるんじゃ、って感じですが。

翻訳ゼミ生っぽいことを言ってみました( ˘ v ˘ )

  

ミュージアムには他にも面白い展示がたくさんあります。

「いんすたばえ」なこんな場所もありますよ。気になった人はぜひぜひ足を運んでみて下さい。



素敵な展示を見ていたら(時間帯的に)お腹が空いてきた!

ということで次に一行が向かったのは、お隣にあるOrient Cafe

併設されていているこちらのレストランでは、小岩井農場厳選の食材を使用したお料理がいただけます。

ミュージアム同様、店内はとてもおしゃれでした✨

私が選んだのは1日10食限定の文庫ランチ「マリ―アントワネット」。

語彙が乏しくて恥ずかしい限りですが、とてもとても美味しかったです。

なんたる贅沢…来てよかった……しみじみ……


 

さて、お腹も満たされたところで、いよいよ六義園へ出発です

六義園は9つある都立庭園のうちの1つで、国指定の特別名勝でもあります。

受付をして、いざ庭園内へ――――

 

 素敵…!! 一歩目から趣を感じます。

私事ですが写真を撮るのが大好きなので、早速シャッターを切る手が止まりません。

 

さくさく歩いてどんどん先に進む先生とゼミ生たち。

一方私は、のろのろと歩いては止まり、歩いては止まりを繰り返します。遠足でよそ見して置いていかれる子供のそれですね笑

追いかける気もないのが尚更アウト。

置いてかれ記念に一枚、ぱしゃり。


見渡す限りの緑。本当に美しい。美しいが有り余る。

が、忘れてはいけない。

今は8月。この日の都内の最高気温は35℃。

言わずもがな暑い外出て3秒で汗をかくレベルに暑い

そういえば私たち以外、全然人がいない、、、、

というわけで小休止。

庭園内のお茶屋さんでアイスやお茶菓子をいただきました。

みんな少しお疲れな様子。私は元気です。嘘です暑いです。

 

 

風が通り抜けるたび、カラカラと回るかざぐるま。

赤や黄色が青々とした庭園に映えてこれまた素敵。

 

さあ、体力が復活したところで、散策再開です。

後半は日陰も増えたので、一層あっちへふらふら、こっちへふらふら。置いていかれることなど気にもかけず、己の気が済むまで写真を撮りました。

協調性0なので良い子はマネしないように⚠

はい、そんなこんなで庭園内を一周しました~!パチパチ

これにてゼミ散歩、完。

楽しかった!夏休みのいいスタートを切ることができました!

 

 

余談ですが、実は六義園は紅葉の時期がとても人気で、秋にはたくさんの方が訪れるんですよ。

斯く言う私も、2年ほど前に紅葉を見に来たことがあります。

その時の写真がこちら。

 

どうですか?先程の夏の庭園とは全然違うでしょう?

 

携帯で撮ってもこれだけ綺麗なのだから、一眼で撮ったらもっと綺麗なんだろうな…わくわく…

今年こそはカメラを相棒に、紅葉狩りに出掛けたいものです。

…の、前に卒論かな。ああ、進捗を生まねば。

 

 

というわけで、以上、夏休み番外編でした☺

次回更新もお楽しみに…!!

 


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