ピエール・ブーレーズ - Pierre Boulez (1925-2016)
ノタシオン VII
Notations VII
シカゴ交響楽団 - Chicago Symphony Orchestra
ダニエル・バレンボイム - Daniel Barenboim (指揮)
録音: 24-29 January 2000, Orchestra Hall, Chicago, Illinois, United States
イーゴリ・ストラヴィンスキー - Igor Stravinsky (1882-1971)
バレエ音楽「春の祭典」
Le sacre du printemps (The Rite of Spring)
» Part I: L'adoration de la Terre (The Adoration of the Earth)
シカゴ交響楽団 - Chicago Symphony Orchestra
ダニエル・バレンボイム - Daniel Barenboim (指揮)
録音: 24-29 January 2000, Orchestra Hall, Chicago, Illinois, United States
» Part II: Le Sacrifice (The Sacrifice)
クロード・ドビュッシー - Claude Debussy (1862-1918)
交響詩「海」
La mer
» 第1楽章 海の夜明けから真昼まで
No. 1. De l'aube a midi sur la mer
シカゴ交響楽団 - Chicago Symphony Orchestra
ダニエル・バレンボイム - Daniel Barenboim (指揮)
録音: 24-29 January 2000, Orchestra Hall, Chicago, Illinois, United States
» 第2楽章 波の戯れ
No. 2. Jeux de vagues
» 第3楽章 風と海との対話
No. 3. Dialogue du vent et de la mer
〘 …巨匠バレンボイムが、手兵シカゴ交響楽団の圧倒的なアンサンブルを駆使した迫真の演奏です。
世界初録音となる ブーレーズ の「ノタシオン第7番」は、もともとピアノ曲として書かれた連作のひとつ。
同シリーズの第1〜4番の管弦楽版は、バレンボイムにより1980年に連作初演されてます。
第5~7番の管弦楽版はシカゴ響により委嘱されており、最初に完成した 第7番がここに録音されています。… 〙
〘 水戸芸術館専属楽団「新ダヴィッド同盟」の中心メンバーでもあるヴァイオリン奏者の庄司紗矢香さんは、すでに二十年近くもフランスを拠点に演奏活動を行っています。その庄司さんがヨーロッパの音楽仲間とともにフランス近代の室内楽を特集する演奏会が、九月二十三日に当館で開催されます。
フランス近代の芸術といえば、まず思い浮かべるのは絵画の印象派ではないでしょうか。モネ、ルノワール、シスレーらのグループが一八七四年に開いた展覧会が、モネの出品作「印象・日の出」にちなみ“印象派”として批評されたことが始まりとされています。
「印象・日の出」を見ると、当時主流の写実的絵画にあった明確な輪郭がぼかされ、代わりに光の動きや瞬間の印象の表現に重きが置かれていることがわかります。朱と白の絵の具をキャンバスにこすり付けたかのような太陽光の反射の表現も、アカデミックな画風に慣れていた当時の一部の人たちを驚かすに十分なインパクトでした。
音楽においては、ドビュッシーが印象派の作曲家と言われています。代表作である管弦楽曲「牧神の午後への前奏曲」や「海」、ピアノ曲「映像 第一集、第二集」などでは、従来の和声法によらない響き、たどりづらい旋律線、多彩な音色が聴く者の感覚を快く刺激します。その斬新さ故に、同時代の音楽家や批評家の一部から反発を受けたことも、絵画の印象派と重なります。…
… 断定的な表現を避け、何らかの雰囲気を醸し出そうとする印象派の音楽は、因習的な決まり事からは解放されている音楽とも言えます。二十世紀に生まれた多くの作曲家が無限の可能性を夢見て取り組んできた現代音楽の重要な扉の一つは、印象派によって開かれたのです。
チケットの予約や問い合わせは、水戸芸術館チケット予約センター=電029(231)8000=へ。
(水戸芸術館音楽部門主任学芸員・関根哲也)=毎月第三日曜日掲載 〙
〘松本市で開催中の国際音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」で、オーケストラコンサートのリハーサルが二十二日、同市のキッセイ文化ホールで始まり、報道陣に公開された。スイス出身の世界的指揮者シャルル・デュトワさん(85)の貫禄ある指揮に、サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)が大迫力の演奏を響かせた。
コンサートは二十六、二十八日に同ホールで開かれる。武満徹さん作曲の「セレモニアル−An Autumn Ode−」、ドビュッシーの「管弦楽のための『映像』」、ストラビンスキー の「春の祭典」の三曲を演奏する。…〙
〘 世界的巨匠の指揮者チョン・ミョンフン×東京フィルハーモニー交響楽団が、フランスの傑作管弦楽作品を一挙演奏!――東京フィルハーモニー交響楽団が5月18日(水)、20日(金)、22日(日)に開催する5月の定期演奏会で、東京フィル名誉音楽監督チョン・ミョンフンが得意とするフランス作品プログラムを演奏する。…
…待望のフレンチ・プログラムに期待が募る
5月定期演奏会は、5月18日(水)19:00からサントリーホール、5月20日(金)19:00から東京オペラシティ コンサートホール、5月22日(日)15:00からBunkamura オーチャードホールの3日間で、フォーレ/組曲『ペレアスとメリザンド』、ラヴェル/『ダフニスとクロエ』第2組曲、ドビュッシー/交響詩『海』(管弦楽のための3つの交響的素描)、ラヴェル/管弦楽のための舞踏詩『ラ・ヴァルス』を演奏。… 〙
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