イニシャルスティックを…

何だかよく分からないタイトルですが　正確には「イニシャルスティックを外部濾過器に入れてみた」なんていうオバカな実験？の結果報告です。

イニシャルスティックって水槽立ち上げ時には底床に混ぜるだけなので簡単なのですが追加するにはピンセットでつまんでせっせと底床に埋め込むのですがこれが面倒くさい上にそのうちイニシャルスティックが水に濡れるとボロボロと崩れてくるし飽きてくるし…
そこで　以前から外部フィルターに入れたらどうなるんやろ？　と思っていたのですが、（結果が想像できるでしょ！）濾過器の掃除ついでについに実行してしまったんです。　水槽（９０×４５×３５）は底面フィルターを使って吹き上げにしてあるのでまぁよく似たもんかと深く考えないで濾過器の底の方に８０ｇを投入。底床に混ぜ込むのと違いコケが爆発したら濾過器を掃除して水を換えれば何とかなるかと。

変化は1週間目頃から始まりました。
ハイグロロザエの成長が目立ちはじめ、水面はアオコがびっしり。これはちょっとヤバイかと水を１／４ほど換えたのですがそれでも翌日はアオコだらけ！でもフィルターのリセットはせずに続行。
ハイグロの成長が早いこと早いこと。ついでに葉が大型化してきて古い葉には茶色のコケが目立ち始めました。

下の画像では対象物がないので大きさがよく分かりませんがかなり大型です。
（今までにもいろんな肥料（園芸用）で巨大化させたことが何度もあるので本人的にはそれほどビックリな大きさでもないのですが…）





一枚の葉っぱが６～７ｃｍあります（定規の長さは１０ｃｍ）。



こんな葉が左右にべろ～んとでるので見た目にはかなりの大株です。
ロタラ、レッドルド、パールグラスなどの有茎草も成長が早くなります。ただし下のほうから茶色いコケが追いかけて来ますが。
ピグミーチェーンサジタリアは「ピグミー」とは呼べない大きさになります。
ミクロソリウムは葉の先の半透明の成長している部分が黒く枯れてしまい致命的ダメージです。
もちろん水槽面は石巻貝やオトシンが大喜び状態になります。ただ…なぜか糸状のコケはほとんど出なかったので壊滅状態にはなりませんでした。
この状態が１～２週に１／４程度の水換えでもしばらく続き、２ヶ月ほどで効果が切れます。

とんでもないことになってしまうかも？とちょっとドキドキでしたが　比較的安全だと言われているイニシャルスティックを証明するような結果となりました。
イニシャルスティックは底床に敷いてから液肥を入れたりするので効いているのかいないのか、その存在さえ忘れがちですが確実に効くモノです。

こんな極端な事を試そうと思われる方はおられないと思いますが、リセット時に少量のイニシャルスティックを濾過器に入れて立ち上がりを早くするような裏ワザ的な使い方はできるかもしれませんね。ただし私と同じ結果になるとは限らないので必ず自己責任でお願いします。