来月の準備…。

昨日は、来月の準備の為に大阪へ参りました。朝の東京も冷え込みましたが、大阪も寒かったです。普段は余り「ホットコーヒー」は飲みませんが、余りの寒さについホットコーヒーを注文してしまいました。お陰で暖まりましたが…。上村吉弥より

千秋楽でした…。

昨日は、お蔭さまで演舞場の千秋楽を無事に迎えさせて頂きました。
一年振りの演舞場の舞台でしたが、この次の出演は何時になりますでしょうか…。今月の「酒屋」の母お幸はとても良いお役で、いつか又、機会があれば演じてみたいお役です。「老け役には、まだ若いね、と感じられた方もいらっしゃると思いますが、何年か経てば、幾らかは熟成されていると思いますので…。その時まで…。」

上村吉弥より

十九日目でした…。

来月の、出石町の「永楽館歌舞伎」と徳島の大塚美術館の「システィーナ歌舞伎」の準備が始まっておりますが、短期間の公演ですし、全役が初役で、特に「スサノオ」は新作ですので、どうなりますか？恐くもあり楽しみでもあります。 上村吉弥より

「芸道名言辞典」

今日自宅の本棚を整理しておりましたら、「芸道名言辞典」と云う本がありました。昔に購入した本ですが、過去の大名人の方々の、素晴らしい名言が書かれております。 上村吉弥より

十六日目です…（案山子）

銀座に「案山子」がお目得えです。
松屋通りのビルの植え込みに…。
酒造会社の宣伝のようでした。
上村吉弥より

十五日目です…。（八方）

「酒屋」の舞台の、茜屋の店先に吊られている「八方」と云う吊り行灯です。
八方と云えど、八角形ではなく、正方形です。
昔は六角形のもあったそうですが…。

上村吉弥より

十三日目です…。（丸行灯）

今日は、芝居の丁度中日です。
今月は、日にちの経つのが早く感じます。昼間に色々用事があるからでしょうか…。
昨日の続きですが、上方の芝居では「角行灯」では無く「丸行灯」が良く使われます。
商家の店先なぞに置かれています。
夜の部の「酒屋」でもお園がこの行灯を使ってさわりを致します。
見るからに「はんなり」ですね！

上村吉弥より

十二日目でした…。（行灯）

夜の部の「酒屋」の、舞台の門口に掛けられている、行灯です。
如何にも関西らしい造りです。

上村吉弥より

十日目でした…。

初日近辺は、緊張ばかりで勤めておりましたが、芝居が分かって来ますと、役に対する「恐さ」と云う気持ちが先立って中々大変な想いをしております。 上村吉弥より

九日目でした…。（だんじり）

今日は、岸和田市積川町のだんじり祭だったそうです。
先程、吉太朗から写メールが送られてきました。
国宝にも指定されている「積川神社」です。
先月の南座の「安徳帝」転じて…本人も張り切って参加しているみたいです。
その様子を沢山送ってくれましたので。

上村吉弥より

八日目でした…。（楽屋）

今日は、用事で早めに楽屋入りをしました。

今月の私の楽屋は地下二階で窓がありませんが、
主人・我當の楽屋は2階にあり、窓からは表の公園が見渡せます。

柿の木の実が赤く色づいておりました。秋ですねぇ…。

上村吉弥より

六日目でした…。（おでん）

「酒屋」のお幸も、回りの方々の助けを頂き、何とか勤めさせて頂いております。
上方狂言はやっぱり良いですね。是非ご覧下さいますようにお願い申し上げます。

上村吉弥より
（京都公演の折には、いつもお世話になる「おでんや」さんの種です。タマゴが可愛いでしょ！）

三日目でした…。（半兵衛 女房）

先月の南座では「木の実とすしや」の小せんでしたが…。

変じて婆になりました。

「酒屋」の此のお役は、先代さんも勤めておられましたので、先月京都のご自宅へお参りに伺った折に、ご報告させて頂きました。

上村吉弥より

二日目でした…。（曼珠沙華）

久しぶりに演舞場の舞台に出演させて頂いておりますが、何だか懐かしい想いが致します…。
「酒屋」の芝居が関西の内容だから？でしょうか…。

上村吉弥より

初日でした…。（神無月）

新橋演舞場の初日が、昨日開きました。
夜の部の「酒屋」の母お幸を勤めさせて頂いております。慣れない老け役ですが、周りの皆さんの邪魔にならないよう、又自然に演じられるように勤めて参ります。将来の為にも勉強致しますのでよろしくお願い致します。

上村吉弥より

（歌舞伎座がホントに無くなりました…。正面口と楽屋口からです）