SL全国大会 part3 最終日

２日目は朝６時から始まります。
前回のつま恋大会では、最後の車検が終わったのが夜の９時ごろになったと思う。
昨日から降っている雨、夜中はあまり降っていなかったけど、５時くらいから降り出してしまった。天気予報では上がってくるはずだけど？雨の嫌いな私たちとしては早く止んで欲しい。

１０時２０分にKeiのクラスの練習走行。残念ながら雨。
レインタイヤの新品を付けて、いざ出陣。
普段のレースなら練習に新品タイヤなんて付けないけど、今回は全国大会、けちくさい事なんか言っていられない。
先週、雨の練習で他の車にまったく付いて行く事が出来なかったので、不安だ。
でも先週、雨の走行が出来たおかげで、今回、シャーシーの雨セットを考える時間が出来て良かったと思う。先週の遅さで今日走ると思うと、ぞっとする。
見ている限りでは、けっこう速い感じがする。雨に強いY選手（昨日のT.Tで１位）と比べても同じくらいのペースで走っていると思う。シャーシーのセットは良いようだ。
予選は１１時過ぎだ。雨は相変わらず降っている。晴れれば勝つ自信があるが、雨は・・・
Keiも３位キープを目標に行くと言う。決勝が晴れてくれればそれで十分だ。
レインタイヤを新品に交換し（ケチケチしていちゃいけない、と思いつつも頭の中を一万円札が飛んで行く）レースに臨む。が、その時チームオーナーが「あれ？タイヤ皮むきしてないんですか」・・・　午後は雨が上がると思っていたので・・・不安。

●予選
チームオーナーの言葉は的中した。スタートして２～３周はタイヤがグリップせず、抜かれては抜き返すがコーナーの出口でふくらんで行ってしまい、また抜き返されるの繰り返し。その後は５位の位置をキープして前の車と同じペースで走っている。
普段から雨が嫌いなので練習しないツケが回ってきた、と言う事です。

決勝に備えて車のセットを変更する。
予選までは、そのうち晴れるだろう？と考えドライとレインの中間的なセットにしていた。
実際、雨は降ったり、止んだりしている嫌な天気だ。手を抜いているわけでは無いけど、時間的なものが有ってどちらかに決めたセットにすると、反対の天気になった場合まったく付いていけなくなってしまう。でも決勝はどちらかに決めて挑まなければ勝てない。
空を眺めて決めたのは雨セット。

●決勝
雨が上がらず、ウェットコンディションだ。
スタートは順位をキープしたがその後ペースが上がらず２台に抜かれてしまった。
が、前の車のリタイヤもあって4位をキープ。
最終コーナーで前の２台が接触リタイヤした時には、Keiが直後に付けていた為、私は見ていて「ぶつかるー」って思ったけど、後でKeiに聞いたら「あの時、２台は絶対ぶつかる、と思って早めに減速しておいた」そうだ。何時もながらKeiの冷静と言うか、集中力の高さには感心させられる。
レースはその後２位争いに追いつき表彰台も見えてきたが、後ろの車の攻撃に抜きつ抜かれつしている間に、前に２～３秒離されてしまった。残念ながらこれまで！！

３回目の全国大会、１回目は１９位「実力通り」　２回目は練習では絶好調で「勝てる」と思ったけど、当日セットが決まらず１２位。　
今回あえてこのクラスに参戦したのは（今年は他のクラスに主眼を置いているのに…）前回の悔しさからだ。今回も残念な結果（他の人から見れば良い結果かもしれないが？）に終わってしまったけど、このクラスへの参戦は今年限りにする予定だ。２つのクラスに出るのはお金がかかり過ぎるからだ。

来年、予定しているシリーズはTコースだけ。ここ数年レースの数を増やしてきたが、お金が掛かるのと、慌しくて、レースを楽しめないからだ。
来年はパワーの有るエンジン、Keiは待ち遠しくて、しかたがない様だ。

SL全国大会 ｐａｒｔ２ 土曜日

今日の午前中はクラス分けの練習走行、各クラス３０分。
レースエンジンかスペアーエンジン、どっちを使うか迷ったけど、レースエンジンを使用。
見ている感じでは速い方だと思う。
でもKeiはしきりにキャブを触っている、確かに直線の伸びが少し足りないようだ。

走行後、Keiが加速は良いが、直線でスリップに入っても後半伸びて行かないと言う。
シャーシーの方は若干アンダーが出るという。エンジンはオーバーホールしたばかりなので、まだピストンが重いのかもしれない。
シャーシーの方は、フロントハブを雨用のものに交換してみた。

●タイムトライアル
スリップを使うターゲットドライバーを決めてスタートしたけど、エンジン始動にもたついている間に先に行かれてしまった。
Keiは車間のいい所を見つけてアタックを開始した。
前の車は少し遅すぎてコースの後半で追いついてしまうけど、そのかわり車間をこちらで調整できるので、１周置きにアタック出来るので良かったかもしれない。
あいかわらずスリップに入って横に出るが直線の後半で突き放されてしまう。

T.Tの結果は２８台中の３位。前半はタイムモニターのトップに出ていたが、やはりエンジンの伸びが足りないようだ。
走行後データロガーを見てみるとやはり回転が上がっていない。
たぶん今日の大気の状況がエンジンのパワーを落としているのだろう？
それでエンジンが回りきれないでいるのじゃないだろうか？
明日はギヤーを１枚大きくしてみよう。

夜７時から前夜祭パーティがあるので、早く温泉に行かなくっちゃ。
前夜祭の目玉、くじ引き大会では、アドバンのタオルが当たった。
２年前はなにも当たらなかったので良しとするか。

Keiのクラスの終了後、雨が降ってきた。
日曜には上がると言う事だけど？
とにかくスタートは良い位置なのでがんばるしかない。

ＳＬ全国大会 part１

毎年この時期に行われる全国大会ですが、静岡と宮城の隔年で行なわれます。
我が家から宮城は１０時間も掛かります、行きはともかく、帰りの事を考えるととても行く気になれません。したがって２年に１度の静岡大会が我が家の全国大会となり３回目の挑戦になります。

金曜日　公開練習
Ｋｅｉは学校を休んでの参加となります。
３期考査のテスト中なので学校に公欠の書類を提出しましたが、モータースポーツは高体連に加入していないので難しいとのこと、いろんなスポーツがあるのだからもう少し広い目で考えてもらいたいものです。
学校によっては簡単に許可がおりるそうですが、Ｋｅｉの学校はガチガチの進学校なのでレースを続けるにはかなりの障害になります。

先週の練習で出た問題点を参考にシャーシーのセットを変えてきましたが、相変わらずプッシュアンダー（コーナーでアクセルを踏み込むと車が曲がって行かない現象）が出てしまいます。
ドライビング的にはアクセルを踏むタイミングを遅らせれば良いのですが、少しでも速く走りたいＫｅｉは常に攻撃的な走りをするので、ゆっくり走れと言うのは無理な話です。

Ｕさんはこのシャーシーはフロントが柔らかすぎると言いますが、ルールで改造は出来ないのでなんとかしないといけません。
リヤーハブをショートに代えるとアンダーは消えますが車の安定が落ちます。リヤーシャフトをソフトに代えるとリヤーが不安定になってしまいます。発想を変え、リヤーが勝っているシャーシーにあえてリヤー加重になるようにシート位置を後ろに下げてみました。これが大正解となって車はかなり乗り易くなりました。
後はエンジンが回ってくれれば問題なしですが甘くありません。エンジンの反応に不満のＫｅｉは絶えずキャブレターを触っています。
１０月と気候が似ているため５月に模擬全国大会の練習をしたときには絶好調だったのに、気温は似ていても、湿度や気圧などが違うためセットがぜんぜん合いません。ギヤー比もしっくりしませんが明日は５月に良かったセットで行こうと思います。

今日は、Ｓさんの家にお世話になります。正確にはＳさんの奥さんの実家でお兄さん夫婦にお世話になるわけですが、Ｓさん夫婦と同じくとても良い方で、たくさんの料理とお酒でとても楽しく過ごさせていただけます。
この日は私たち２人を含め５人お世話になりました。

明日は公式な行事はタイムトライアル（予選レースのスタート順をきめる）だけなので、みんなのんびりとお酒をのんでいますが、夜に弱い私は先に寝る事にします。
つづく。。

カート練習

Tコースに練習に行ってきました。
前回のTシリーズ戦の日記にも書きましたが、SさんとUさんにセッティングをして頂くことになりました。
SさんもUさんも大きなトラックベースのトランスポーター、走らす車はKeiのTIAとS３２の２台だけ、ドライバー１人にメカニック５人、なんかワークスチームのテストみたいでかっこいい。
TIAは全国大会に向けてのテスト、S32はSさんの水冷ICA仕様のボルテックスを搭載してKeiに経験（遊び？）させながらシャーシーのセットをします。
Sさんの息子さんM君（全日本ICAクラス）とUさんの息子さんK君（全日本FAクラス、共に上位ランナー）がS32をセットしてくれる間、KeiはTIAでキャブを中心にテストします。
Keiの走行を今回のテストの中心人物Uさんが見ています。Uさんは（YRA-1タイヤは経験がないから）と言いながら、息子さんにセットの指示をします。またK君もTIAに乗り車の動きを伝えます。Uさんが４コーナーの動きがこうだから、こうセットしなさい。５コーナーがこうだから、こう、とセットして行く度に本当にUさんの言うとおりに車が動いていきます。最後にはUさん自身がシート位置の変更をしてくれました。
Sさんが、（Uさんに任しておけば車がかってに走っていくから）と前から言っていたけど本当にその通りでした。朝、いつも通り必死にコントロールしていたTIAは３時頃にはハンドルを切るほうに自然に走っていく車に進化しました。
セッティングとはこういうものだ、と見せ付けられました（良い意味で）
S32の方は初めて乗るチューニングエンジン、そしてハイグリップタイヤですがKeiは何時も初めてのシャーシーでもエンジンでも初めて走るコースでも５周も走れば慣れてしまいますので問題ありません。心配なのは横Gによる首への負担でしたがKeiは普段から首を鍛えているので問題ありませんでした。
タイム的には３１秒台、ICAのトップグループが３０秒を切るか切らないかのタイム。
お借りしたエンジンが今年のものより約１秒遅いらしく、又、タイヤが古いことを考えれば十分トップグループに付いて行けそうだ。
来年ICAに全戦は無理だけど、１戦ぐらいスポットで出てみたいものです。
Uさん、Sさん、M君、K君、遠いところまでわざわざ来ていただき本当にありがとうございました。
来年は、Uさん、Sさん、それにKさん（地方選のチャンプ、全日本にもスポット参戦）の３家族に私たちも参加させていただき、ショップに関係なく、純粋にモータースポーツが好きなグループとしてチームを立ち上げます（Uさんがエントラントライセンス所持）。
Keiも私も来年が待ちどうしくてしかたが有りません。