22日 夜7時自宅出発、台風が気に掛かったが、高岡では雨もほとんどだったので心配なく出発した。高速に入るとなんと朝日~糸魚川間通行止めの表示があり、一般道に下ろされた。今度は渋滞でノロノロ状態だった。途中強い雨に遭遇したが、0時過ぎに予定の竹宇駒ヶ岳神社前駐車場についた。早くも何台もの車といくつかのテントが張られていた。3時間ほど仮眠をとり登山の準備に入った。今回は2泊の予定だったので約13kg多少重いザックを担ぐことになった。
23日 5時15分登山口出発。11時50分に七丈小屋着。ここまでは地図の予定タイム通りだ。頂上までのコースは要所要所に鎖や梯子が設置されており以外と安全に楽に登れた。14:30に甲斐駒ヶ岳頂上(2967m)に到着。しかし、ガスが強く視界はゼロ、ましてや風も強く寒かったのですぐに下山し六合目の石室に向かって歩き出した。歩けども歩けども石室が見えてこない。そんな不安の中石室の屋根が見えてきた。石室というより避難小屋でしっかりとした造りだった。そしてまた、多数の人が入っていた。総勢15名だ。私たちは土間にテントを張り寝ることにした。18時頃には皆さん就寝してしまった。
24日 5時半頃起床。早速片付け朝食を食べ鋸に向けて出発した。昨日石室で知り合った2名の方と行動を共にすることになった。そして、1日で下山してしまう予定になった。鋸岳までは鎖ありガレ場ありだ。三ツ頭を超え、8時10分頃に中ノ川乗越についた。ここから第2高点へはガレたルートの岩淵を登っていったがなかなか標高を稼げなかった。8時50分第2高点に到着した。第2の頂上にはさびた鉄剣が立っていただけだが眺望は良かった。第2から第1高点までは岩尾根に沿って登り下りして進んでいった。日陰には氷柱が下がっていた。落石に気を付けながら回り、鎖場を超えついに「鹿の窓」の穴をくぐった。そこから少し下り又登ったら鋸岳である。10時27分ついに第1高点頂上(2685m)についた。こちらの眺めも良く昨日登ってきた甲斐駒ヶ岳もくっきり見えた。360度のパノラマで、北岳、仙丈ヶ岳、八ヶ岳そして遠くに槍まで見る事が出来た。写真を撮り存分に満喫して下山。富士川水源を抜け釜無川の堰堤工事現場をぬけ2時間20分ひたすら歩きゲートに到着。ここでタクシーを呼び、共の2人を富士見駅へ送りそのまま竹宇駒ヶ岳の駐車場に戻った。下山後駐車場近くの温泉に入りその日のうちに高岡に到着した。