まなび

人間は生涯発達が可能な生き物、の一言に力を得て学び続けていきたいと思う管理人のブログです。

ネットワーク

2007-04-24 | 心理学の勉強
通信大学を卒業して1か月が過ぎた。燃え尽きるほど勉強をしていたわけでもないのに、卒業後はなんとなくダラダラ遊び暮らしていた。
そろそろ何か始めたいなあと思っていた矢先に、在校生の方からメールをいただいた。この方とはメールのやり取りだけでお会いしたことはない。文面から、とてもしっかりした前向きな感じの方かな、と想像している。
通信での勉強は孤独との闘い。
自分のペースで学べる、というメリットは大きいが、何か質問したいときに、気軽に聞くことの出来る人が身近にいない、というのは不安なもの。
身近に学友がいればいいけれど、いない人の場合は履修に行き詰った時などはその不安は増幅されてしまうかも知れない。
かつて、卒論履修者の中に海外在住の方がいらしたと聞いて本当に驚いた。意思は困難に打ち克つ原動力となるのだろう。
国内在住の方でも、住んでいる地域によっては海外以上にアクセスの不便な場所も多いと聞く。
オフラインで貴重な時間とお金を有効に使うのには、オンラインも含めた情報収集は意味あることだといえるだろう。
通信での学びの最終目的は、必ずしも「卒業」だとはいえないかも知れない。途中でやめたからといって、それまでの学びが無意味であるわけでもない。無駄な経験、無為な経験、というものはない筈だから。
卒業したから、といって学びが修了する筈もなく、私達はずっと学び続けなければならない。それは「業」といってもいいのかもしれない。

今頃になってようやく、E.Hエリクソン/J.Mエリクソンの『ライフ・サイクル、その完結』(みすず書房)を読み始めた。
それは、私も含めたモラトリアムさん達を眺めていて、自分とは何か、生きるってどういうことなのだろう?という消えないあぶくが生じたからである。
人は、関係性の中で生きており、また生かされている。
どんなかたちであれ、人間は他と関わることによって生きられる存在。
ネットワーク作りもその一助になるのではないだろうか。




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